外道本

 タイは建前を非常に重んずる国で、以前は茶室に行けば100バーツで女が買えたにもかかわらず、風俗情報誌・ポルノマガジンなどは御法度!オッパイが露出しただけのたわいもないエロ本が、裏本としてこそこそ売られてていた。しかし、最近ではこの規制も時代に合わない物として段々緩められてきたようで、数誌の風俗情報誌が発行されている。幾つかを紹介しよう。
 最初、「外道情報誌」として此のページを始めたが情報誌以外のジャンルでも面白いモノがありそうなので、表題を「外道本」と改めることにしてタイに関するエロ事を書いているモノなら記述言語を問わず集めていきたい。皆さんも知っていることがあれば教えてね?
外道の細道
PLAY MODEL HOT ALBUM

ジジ臭く朝のお散歩をしていた時、雑貨屋の店先で見つけた。
なんとなく、目立つような、それでいて隠しているような微妙な位置に陳列していた。手に取ったがタイの雑誌は大抵ビニール袋で包装されていて立ち読みすることは出来ない。値段を聞くと150バーツとのこと。表紙のGIGIちゃんも可愛いし、安いので買うことにした。それからが結構時間かかった。オレはなにげにエロ本買ったつもりだったのだが、こうしたことに五月蠅いタイではこのたわいのないエロ本(エログラビア、丸出しはなかった)でも、裏本扱いなのか店主のバアさんは裏から古新聞持ってきてグルグル巻きにして表紙の写真を見えないようにし、さらに黒のビニール袋に入れる。そんなに大層なことなのか・・・なにかオレまで恐ろしい悪事に手を染めたような気分になる。部屋に戻って雑誌をめくったが、何のことはないちょっとお色気路線に走ったグラビア誌だった。マンコどころか乳首すら露出はない。
VOL.6とあるので雑誌のように定期的に刊行しているようだが発行元も発行日も全く記載されていない。これのどこがそんなに後ろ暗いのか・・・?
入手場所は決して本屋ではなくやる気無く野菜みたいに雑誌を並べている裏路地の雑貨屋。オレが買った雑貨屋は鶏の唐揚げと一緒に並べて売っていた。

価格;150バーツ

gigiちゃん は可愛かったので やりたい子画像集 に入れた

ジャンプ君さんからの情報:

「バンコク恋愛事情 愛タイ!」

青山誠著、双葉社、1575円
著者はタイ歴20年、Gダイに「アジアンカフェ」を連載中。テメ、タニア、ソイカーボーイ、ナナプラザに集まる日本人との交流を通じて、タイ人との恋愛バトルを描くルポ集。まあある程度タイに行ったことのある人なら、思い当たるような話ばかりで、熱くなっている人を冷めさせるには最適な本。でも、自分だけは違う、と思ってしまうんだろうな・・・。載っている話はたぶん、やらせも誇張もない本当の話だと思う。突き放しつつも突き放しきれない、著者の人柄が見えるルポだ。とてもサクサクと読める。でもタイの歓楽街を知らない人にはなんのことやらさっぱりかも?(2008年1月28日)
ラクラク 月刊 無料

ある意味、本(雑誌)を情報伝達の手段と考えない究極の雑誌だ。
日本の膨大な月刊週刊誌類を見てみるとある特徴があることに気づく。文字情報中心と視覚情報中心だ。普段本を読まない人や女は視覚効果中心の雑誌が好きである。
ほんの役割をソフト中心(内容)かハード中心(材質・性能)と考えるかによる。「ラクラク」はこのハードに極端に偏った雑誌といえる。ある意味、外道の対極だ。はっきり言って独自の内容はない。全面、タニヤの広告塔雑誌だ。オレはこうした雑誌があっても良いと思うが、その場合広告チラシと同じように無料が基本だ。読者と広告主、両面から金を取るのは無理があるからだ。ラクラク編集部はこうしたことが理解できなかったようでかつてこの広告雑誌を販売していた。確かに紙質も良く、タニヤ女カタログと考えれば淫売の写真を眺めるのに最適だったが金を出して買うようなものではなかった。そのことを発行部数の激減、広告主激減で学んだようで現在はフリーコピーとなっている。内容が広告と地図しかないのでこの雑誌の有用性はいかに多くの広告を取るかによって増減する。問題は数多く掲載されるタニヤ女の写真についてである。広告取材の写真撮影から実際の雑誌発行までは1−3ヶ月のタイムラグがあり、いくらいい女を雑誌で見つけても雑誌で見る頃にはお店にいないことが多い(淫売はコロコロ店変わる)。こうなるとラクラク唯一と言っていい長所が死んでしまう。難しい所だと思うが、G−ダイには出来ないことなのでタイムラグ解消に努力して欲しい。
入手は市内の日本食屋や居酒屋、ただなのでバキバキ貰おう。

ジャンプ君さんからの情報:無料、月刊。A5判。基本的にはタニアの店の広告と写真紹介が中心。ほかにエロマッサージの広告も少し。料金や女の写真、行き方、料金なども詳しい。店の制服と女のタイプは分かる。紙質が良く結構重い。どこで配っているのかはよく知りませんが、オレはらあめん亭で手に入れました。
サバーイ タイランド 雑誌 無料

すっかり無視状態だった外道本のコーナーに『サバーイタイランド』をくわえる。
いつもやらねばと思いながら、かったるいので死亡コーナーだったが、その間に本当に『YOU-遊』などはなくなってしまい危機感を覚えていた。遊が無くなった隙間を埋めるような雑誌でペラペラのフリーコピー。広告で成り立つこの手の雑誌手しては正しいあり方だが内容がね・・・どうせ広告塔雑誌と腹を決めてやって貰いたい。今のところ広告主も少なく、この手の雑誌では広告が少ないとそれだけ内容が少ないに等しいので厳しい、内容は貧乏版G−ダイ。唯一使えるのは地図くらいか・・・無くならないようがんばって欲しい。今後に期待としか言いようがない。ばんこく市内のショボイ日本食屋やショボイ漫画喫茶、ショボイ本屋などにやる気無く置かれている。探さないと見つからないぞ!(2007年11月21日)
誘惑天使
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797452986/qid%3D1127887981/250-0569020-9994623
笠原 陽介


新風舎

¥1900


タイ性風俗で生きる女達の400日を追う

書籍データ


単行本: 396 p ; サイズ(cm): 19

出版社: 新風舎 ; ISBN: 4797452986 ; (2005/09)

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レビュー

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
笠原 陽介
1977年、岐阜県岐阜市生まれ。早稲田大学第一文学部在学中にタイ性産業におけるフィールドワークを敢行。卒業論文としてまとめる。大学での専攻は文化人類学。現在は旅行会社に勤務中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
G-DIARY

まず最初に紹介するのが、在タイ日本語新聞社として長い歴史を持つバンコク週報社が発行する風俗情報誌”G-DAIRY”だ。近年雨後の竹の子のように次々と発行されるフリーコピー誌に対抗すべくバンコク週報が送り出した核弾頭!!
 内容だが、”さすがはバン週”と唸るような内容の深さ、人脈の多さを生かして他では決して真似の出来ないタイ風俗の奥深いところまで取材している。
 毎号ごとの特集は、特定の歓楽街・地域などを地図付きで解説していて非常に役に立つ。バンコク風呂屋地図やタニヤ料金表など、その筋と長いお付き合いのあるバン週でなければ出来ない事をしている。バンコクに来る前に必ず手に入れたい情報誌だ。現在日本でも都市部の大書店で入手出来るらしいが、地方では困難だろう、国際空港の売店などで入手し機内で情報を仕入れておこう!
隔月発行 180B
最近ちょっとトーンダウン・・・どこからかクレームが付いたのだろうか?スクンビットのババアなんて無視して以前のアグレッシブな編集姿勢を復活させて欲しい!
WHAT"S ON AFTER DARK (THIS WEEK ENTERTAINMENT GUIDS)

 英文のG-DAIRYみたいな造りだが内容はあまり無い・・・「カオサンがどうした」とか「ソイナナがどうだ」とか、当たり障りのない埋め草記事で充満しているフリーコピー誌だが、注目すべきは気が遠くなるほど沢山載っているエスコートクラブのアド!電話と机さえあればすぐに始められる商売とはいえ”こんになにあったのか!?”と驚くばかりだ。
 他には、ディスコ・パブ・クラブ・ゴーゴーバー・風呂屋の一覧表みたいな電話番号付きのガイドが載っていてこれが一番実用的かな??
 姉妹紙に、[WHAT'S ON PATAYA] [WHAT'S ON SAMUI] [WHAT'S ON CHANGMAI] [WHAT'S ON SOUTH THAI] などがあるようだ。これらも一度読んでみたい・・・地元でしかわからないローカル風俗情報があると思うので・・・(2000年03月23日 )

NIGHT VARIETY

タイ語で発行される風俗情報誌の内、一番役に立つのがこのNIGHT VARIETYだろう。当然タイ語が読めなければ内容は分からないが、毎号ごとのお風呂屋特集は女の子の写真付きで番号も明記されているので風呂屋に行く前に女の子と料金をチェックすることが出来る。
 特集記事はお風呂屋評論、カフェー、カクテルラウンジ評論など女の子の写真付きで詳しく料金等も解説してあるのでタイ風俗を極めたいと思っている外道者には必読の情報誌だ。
 そこの君!邪な動機でタイ語を勉強しているね、そんな君に此はお勧めの教材だ、タイ語学校では「清潔な猫の母」の意味は教えてくれないだろう・・・世界初!掻ける教材

毎月20日頃発行 79バーツ

廃刊

NIGHT VARIETY ON THE TOUR
上記のナイトバラエティーの風呂屋のみに特化したポケットマガジン!
これは圧巻、サイズはB5より少し小さいくらいで二つ折りにして尻のポケットに入れて出かけられる。内容は無い!!雑誌と言うよりも女のカタログみたいな感じでページ全体に女一人の割で次々と市内の風呂屋の女を紹介しているのでこれだけ持ってタクシーに飛び乗ろう!!(2000年03月07日 )
定価49バーツ


廃刊

FOR MEN

 タイのプレーボーイを目指しているのか綺麗なモデルのヌード・グラビアが巻頭をかざり、風俗誌と言うより総合男性情報誌の様な作りだ。タイの雑誌にしてはめずらしく全編カラーページ、上質の紙を使った高級誌!
 内容は、芸能情報・CDレビュー・映画評論・風俗情報・洋楽情報・スポーツ情報・旅行情報・新車評論・インターネット情報・占い・各種相談室など・・・日本のプレーボーイに似ている。少し違うのは日本や韓国のヌードグラビアがあることくらいか?綺麗なタイ人モデルのヌードグラビアは改めてタイ女性の美しさを確認させられる。
 また此処は、この手のタイの雑誌の中で唯一WEB SITEを持っているのでぜひ見に行こう。
 http://www.formen.co.th/
 サイトの内容は雑誌についてくる秘密のコードを入力しないと全て見ることは出来ない。

毎月発行 150バーツ

XL - Entertainment For Men

 これは、最近までオレも知らなかった雑誌だ。構成は上記のペントハウスやフォーメンに近くその路線を狙っているようで、定価も同じく150バーツだ。だか、この雑誌の方が格段に質が落ちる(三流)と言っていいだろう。巻頭グラビア、エロ小説、セックス相談室、映画・車・ファッション等の評論と一応揃っているが、内容は薄っぺらで使われている紙質もよくない。代わりに沢山の写真が使われていて、タイ語の読めない日本人にはかえって嬉しい結果となっている。グラビアのモデルはペントハウスに比べると格段にレベルが落ちるが、なんとなくナナやカーボーイに居そうな女の子達でオレは妙に興奮した。なぜか、日本のエロビデオ評論のコーナーがあって2000年一月号はKASUMI TAKUMA。日本風俗案内もあり所々にBURUSERAとかENNJYO-KOUSAIなんて単語があった。エロ度では上記二誌を遙かに上回っているが・・・
 定期購読を申し込むと優先的にヌード写真撮影会に参加出来るそうだ。多分タイ人にはこれが一番嬉しいのではないかと思う。(2000年01月18日 )
毎月5日発売 定価150バーツ


廃刊
EROTIC TIMES(CD ROM)
内容:これはもう、紙で出来た書籍ではなく月刊 CD ROM Magazineだ。内容ははっきり言って無い!”ネット上からダウンロードしてきた画像を集めて毎月売っているだけ”と言う、タイらしいいい加減な商品だが、自分で画像集めをするより遙かに低コストで高画質画像を集められるのでオレはたまに買っている。これはある美術大の大学生達がバイトで作っているらしく奴等の趣味がモロに出たモノとなっているのが面白い。月によって収録されている画像にバラつきがあり、「今月の担当はロリコンだな」とか「先月のはSM画像がやたらに多かったな、担当した奴は変態かな?」みたいにして楽しむこともできる。
市内電脳街に時々出回っている。
収録されている画像はほとんど日本やアメリカのサイトから勝手に持ってきた物ばかり!(2000年02月08日 )
価格:その時により80〜150バーツ

廃刊