外道投稿体験記 2012

外道者達に告ぐ!タイの風俗体験やバンコクでのイカレた体験などがあったら、投稿して下さい(出来れば画像も添えてね)。たいしたお礼は出来ないけど、気合いの入った大外道者に外道手ぬぐいを差し上げます。







外道の細道

仕事抜きで、抜きに行きタイ BY;タワン

昨年の話になりますが、仕事で訪泰した時の話をさせていただきます。
自分は、以前3年間タイに駐在していたので、その間は外道の名に恥じない行動をしていたと自負しております。
帰国後4年半、3泊4日ながら、やっと仕事でタイ訪問の機会を得る事ができました。
シンガポール経由で、ハードな仕事で、1日目はバンコク夜着。同僚が即寝たいと・・・。遅かったのでおとなしく寝ることに。
2日目は晩飯までは、現地法人の社長が相手をしてくれて、その後は何もなく解散となりました。
タイ駐在員がこんなことでいいのか!と思いましたが、しかたありません。
同僚はみなダウンしてしまい、何とか同僚2人を誘って飲みに出る機会を得ました。
しかしながら、1時間飲み放題だけという条件・・・。
宿泊がクイーンズパークだったので、soi33まで徒歩で移動、蘭姫で飲むことに。
ホスト役の自分は同僚に一通りの説明をし、姫を選ばせ・・・と思ったら、同僚たちはオフメダイの姫をセレクト。
同僚の手前、自分もオフメダイか・・と落胆しながら、さて自分も選ぼうと見たところ、カワイイ系ストライクゾーンの姫が!しかも、オフメダイ!!
もうこの場だけで盛り上がるしかないし、その姫をセレクト。
ダメもとで、今夜仕事が終わったらホテルに遊びに来い、などと口説きながら1時間セットで飲みまくりました。
時間が早かったので同僚とタイマッサージへ行き、ホテルの部屋へ帰り、仕方ないので寝ようと思い、一人寂しくシャワーを浴びてそそくさとベッドへ入りウトウトとし始めた1時頃、部屋の電話が鳴りました。
どうせ、同僚から何かの用かと思って電話を取ると、何とさっきの姫からで、ホテルの1Fからだとの事!
「こんな事した事がないから」と勝手が分からず、来てしまったとの事。
あ〜、部屋番号を教えておいてヨカッタ!(部屋番号を暗記していたようです)
速攻で服を着てロビーへ降りて行き、姫を伴い部屋へ・・・。
店で思っていた通り素直な姫で、たっぷりと楽しませてもらい昇天。
とは言うものの、翌日(もう当日か)の朝も早いため、帰っていいよ、と2000Bを渡し帰ってもらおうと。
非常に惜しい思いをしつつ、もうちょっと会いたいなぁと思って頭を巡らせたところ・・・
翌日の3日目も予定(全て仕事です)で一杯、4日目は帰国日で、同僚は午前便でしたが、自分だけはゴルフをして夜便!
晩飯程度はいけるな、と思いお別れしました。
4日目は予定通りゴルフを終えて、晴れて一人で行動できるようになりました。
まずは、タイマッサージ。それが終わったら、違うマッサージへGo!ここではグラマー系のおねぇちゃんで見事昇天。
MBKにお土産を買いに行き、姫に電話をして晩飯へ。
でも、向こうの娘は、食いきれない程の量を頼むね・・・。まぁ、知れた金額なのでいいのですが、相変わらずだなぁ・・・、とか思いながら、あっと言う間に空港へ向かう時間となってしまいました。
駐在していた頃から、よくオフメダイの娘を狙って遊んでいましたが、今回も達成できてめでたしめでたしの出張は幕を閉じました。
次は仕事抜きで、抜きに行きタイです。





3年ぶりのバンコク 〜3泊5日でござい〜 by erom

初めてタイの遊びを覚えてどっぷりハマり、最低年一回はバンコクの街を闊歩してフリーダムを満喫していた。日本でのストレスを全身の穴という穴から放出しては、まっさらな自分を取り戻して仕事に励んでいた。だが、自分もどんどん歳をとり、いろんなしがらみに雁字搦めになったりで全然自由な時間を取りにくくなって早3年、それでもなお自分のアイディンティはタイに在りと、この3年間、常に訪タイのチャンスを伺い続けていた。

おっさんになると一週間も休みをまとめるのは至難の業、だが今回めでたくそのチャンスが訪れたのであった。

〜出発日〜屋台オープンバーに掘り出し物あり〜

午前8:00に出発すればいいのに何故か午前3:00に起床、毎度の事ながら遠足前のちびっ子みたいで朝から自己嫌悪に、とりあえず忘れ物の無いようにゆっくりと身支度をし、国内移動のために近隣の空港へ向かう。アイスバーンの田舎道を走り、命知らずのチャリンコ爺さんをかわし、なんとか無事に近隣の空港に到着。

今回の国内移動はスカイマークというLLCを利用した、なんとJALやANAの半額以下で成田まで飛んでくれる貧乏人にはたまらない航空会社だ。田舎の小さな空港、バカみたいに短い滑走路、だけど小さなこの機体は簡単に冬の灰色の空へ舞い上がった。

毎日飽きもせず雪を降らせる厚い雪雲を突き抜けると、窓からは暖かい日差しが差し込んできた。成田まで2時間弱のフライト、暖かい日差しにうつらうつらしていると、アテンダントがひっきりなしに通路を行ったり来たり、ジュース類の販売、機内限定商品の手売り、1円でも稼がないと運営がヤバいのか、はたまたノルマがあるのか、とにかくアテンダントの笑顔の奥に悲痛なものを感じた。

LLCなんて貧乏人しか乗ってないのに短時間飛行の機内販売なんて売れるわけが無い、本当にご苦労さんだ。そうこう思ってるうちに貧乏人満載の小さな機体は成田に着陸した。着陸したのがかなり端っこらしく15分くらい成田の滑走路を飛行機でドライブした。そのおかげで次の航空会社タイ航空のチェックインカウンターの前に立てれたのは成田に着陸して1時間後であった。

バンコク行きの飛行機までかなり時間があったので、空港内を散策していると空港の柱に付いているコンセントのほとんどに外国人が張り付いて、床や椅子に座ってコンセントを占拠し、ノートパソコンでネットを楽しんでいた。おいおい、それは盗電というのだぞ!外国人!!そんな中、急に地震があって10秒ほど揺れたのだが空港内の日本人以外のほとんどの外国人が物凄い形相でビビってたので、ちょっとスッとした。

やっとこさ搭乗時間になって機内の自分の席について離陸を待つ、しかしタイ航空よ、もうちょっと頑張れ!機体がかなりボロいぞ。ヘッドレストのモニタなんてあるわけも無く、エンジンからベアリングのガタついた音がひっきりなしに鳴っている。機体のそこいらじゅうからする軋み音と、その中で一際大きく響く過剰な負荷がかかったようなモーター音それらの音のトーンが一段と上がって機体は加速を始め、「よっこらしょっ!」って感じで舞い上がった。

空に舞い上がってしまえば異音もさほどせず、そこそこ快適な空の旅だったが、後半2時間くらい揺れる揺れる上下左右に荒波に向かう小型漁船並みに揺れる。自分は船酔い、車酔いに弱いはずなのに、しかもiPodTouchの小さな画面を凝視して漫画読んでいるにもかかわらず一切酔わなかった。たぶん3年ぶりの訪タイへのウキウキ感が俺の体を完全支配していたのだろう、大しけのマグロ漁船に乗ったって酔う気がしなかった。しかし、隣に座っていたタイ人カップルは完全にグロッキーで彼氏の方はフライトの半分はトイレに立て篭もっていた。

長いフライトを終え、さっさとイミグレを通過した俺は長い列を作っているパブリックタクシーの列に納まった。程なくして自分の番が来てタクシーに乗り込むものの、その運転手は一向にメーターを倒さない、何度かメーターを倒せと言ったが「OKOK!」と言いやがるので、こうなったら土壇場のホテルの前で暴れてやろうと黙って乗ってやった。最悪ボーイを巻き込んで大騒ぎも辞さない覚悟だ!

するとタクシーはいつもと違う道を走り出し、サイアムホテルの裏の立ちんぼ通りに連れて行かれた。「レディーレディー!」の連呼でうるさい運転手に怒り心頭で「ゴアヘッド!!」と一喝してなんとかホテル方面へ、定宿のナナホテル付近で案の定「500B」とか言い出したので「いいからホテル前につけろ!」とジェスチャーで車をホテル前につけさせ、ドアを大きく開けてグローブボックスを膝で押さえつけてから、「ファイブハンドレッドバー!ペーン!!スリーハンドレッドバー!!」と大声で抗議、なにやらゴチャゴチャ言うので350Bを手渡して睨みつけたら運転手は、下を向いて「OK・・・」と小さな声で言ったのを聞き逃さず、背中を見せぬように車から降りてドアを閉めた。まったくどうしょうもない雲助だった。

気をとりなおしてチェックインを済ませ、部屋に荷物を置いてから足早にいつものナナプラザ一階の奥にあるバービヤの「ハリウッド」の椅子に腰を下ろし、間髪入れずにシンハービールを注文、久々に味わうタイの味に「あぁ俺はまたココに帰ってこれたんだ」という感情で背中がビリビリする。

ハリウッドの面子は3年前とガラリと変わっており相変わらずブスが揃っていた。毎回仲良く遊んでいたJOMが見当たらないので、[[JOMはどうした?」と聞くも、わからないと言う返答、そこでiPodTouchに写真を入れておいたのを思い出し、写真を見せるとやっと理解したらしく、「彼女なら田舎に帰った」と言われ「まぁ、そうだよな・・・」と呟いて、一気にシンハーを喉の奥に流し込んだ。

いつもならここでカマのゴーゴーバー「オブセッション」のカマのママのKopが後ろから抱き付いてくるのだが、それも今回は無く2本目のシンハーが空になった。「ずいぶん寂しくなったなぁ」と呟き、いつまでも感傷に浸っていてもしょうがないのでゴーゴーバーを覗きに行く。

まずは前回BGMが大変気に入ったロリポップに入るが、DJが変わったのかタイ民謡みたいなのがガンガン流れてて全然テンションが上がらない、しまいにゃ40代のウェイトレスに囲まれて逃げるように退散。次はレインボー1に入ったがドン底みたいな女ばかりでロリポップ同様ジャックコーク一杯で退散。

3年前不動の人気を誇っていたレインボー4の前でタバコに火を付けて一服し、十分に気合を入れてから勢い良く店内に突入!だー!!ここもクズばっか!!こうなったら時間も時間だし「クィーンズパーク・プラザ」しかねぇ!とバイタクに飛び乗って一路クィーンズパーク・プラザに!おやおや?ここは3年前と違って人気が多いぞ、沈没しているファランがどこかしこに居て活気がある、下手したらナナプラザのバービヤ群より活気がある。その中の一店に腰掛けてジャックコークを注文、片言の日本語を話す自称ママさんとローカルっぽい娘が4人も居る、なんやかんや談笑して楽しく飲んだが「連れて帰るぞ!」って感じの娘は居なかったので後日に期待してチェックビン。その後テルメに向かってバイタクを走らせたが閉店していた。

しょうがねぇので歩いて屋台のバービヤを見て回ると、一人胸にグッとくる娘を発見!速攻でその娘の前に座りジャックコークとその娘の飲み物を注文。「なんて名前なの?」と聞くと彼女はviewと答えた「ん?見て当てろと言ってるのか?」と思い「そんなのわかんないよ」と答えると、俺の手を取ってviewの文字を綴りを書く、なんでい!名前がviewかよ!本当にタイ人の愛称は適当に考えているなと思ったと同時に「自分はタイに来た」と再度実感した。

顔よし、愛嬌よし、スタイルよし!これに決めた!って感じでペイバーしたいと巨漢のママに言うと200BでOKだそうだ、うむ、屋台バービヤ侮れない!徒歩で一緒にホテルに帰り、さっさとシャワーを浴びて、身長150センチにも満たない小柄な彼女の体を思う存分貪った、そこそこ上手なフェラをするので、ぐるっと体を反転させ69状態に、小さなケツを両手で広げ、露になった陰部をじっくり眺める、ぴったりと口を閉じた貝のような感じで使用感は感じられない。小さく硬く閉じた彼女に大和魂で怒張してる自身を突き立て、グイグイと挿入をするものの締りはかなりのもので。どこをどう動かしても強烈な快感の波状攻撃に撃沈。「拙者、早漏に候」と死にたくなるようなフレーズを浮かべつつ、3年ぶりのバンコクの初日は幕を閉じた。

2日目〜働くおじさん観察〜

午前10時に起床、まぁ毎度の事だが時差の関係で早起きになるのはしょうがない。さっさとシャワーを浴びて階下のホテルのロビーに下り、カウンターで15分20Bのwifiチケット「WLAN.net」のチケットを購入。ロビーのソファでメールチェックなどを行ってからいつもの朝飯屋「バスストップ」に向かう。自分は今回の旅のお供にiPodTouchを活用した、iPhoneは欲しいけど日本のiPhoneはクソみたいなキャリアからしか販売されてないので断念中。よって必然的にiPodTouchになるのだが当然ネットに繋ぐのにwifiしかない、バンコクでいろんなwifiに繋いだが電波状況的にtrueという会社のwifi契約が一番のように感じた、バンコク繁華街のほとんどの場所で電波がある。だが、それに気が付いたのは旅の中盤であったが・・・

いつものバスストップで優雅な朝食兼昼食を楽しむ、ココは相変わらず雰囲気が最高だ。なんせタバコをバンバン吸いながら落ち着いて飯を食えるのがたまらない。2杯目のコーヒーを飲み干してから昼間のパッポンとタニヤを撮影してから、いつもの有馬温泉で真面目なマッサージを受けるべくBTSでシーロムに向かった。まず日本円を換金しようとスーパーリッチを探したが、てんで見つからない。たしかあるとネットで見たのだが気のせいだったのかな?次にタニヤの酒屋も換金率高いと思い出し、その辺をうろうろしていたら結構簡単に見つけた。本日のレートは3995B!俺が最初にバンコクに来た時は、たしか2450Bだったのに円高すげーなー!と、ちょっと喜んだ。うろうろしてる最中、何度も行ってるはずの有馬温泉が全然見つからなかったので、酒屋の従業員に場所を尋ねていたら、日本人らしき女性が場所を教えてくれた、でも全然見つからない!たしかココにあったはずと思った建物が工事中だったので、移転して小さくやっているのだろうと慎重に探したがまったくわからなかった。

ずっと歩き続けて足が限界に近づき「もうどこでもいい!!はやく揉んでくれ!」となって適当なマッサージ屋の扉を開くが「12時からだ!」と断られる。すでに足の方は気を抜くとつってしまうほど疲労していた。「えぇい!ままよ!」と次のマッサージ屋グリーンリーフマッサージの扉を開くと「OK」の返答が。タイマッサージ60分250Bのコースを選択して、一階の椅子で足を洗ってもらい限界を超えた足を引きずって4階まで歩かされた。久々のタイマッサージ、揉んでくれる女の子が凄く上手!上野のタイマッサージ屋の淫売あがりみたいなイサーン系娘と違って力強く丁寧に揉んでくれて、すこぶる健全な意味で昇天した。

あまりにも気持がよくて脳内麻薬がガンガン出て、よくわからないコラムが頭に浮かぶ。「麻薬中毒患者は現状から逃避するために違法薬物を摂取してるようだが、実際はまったくの逆である、動物園の動物の餌には必ず抗生物質だのビタミン剤だのが混入しているが、あれは大義名分で実際は麻薬だ。そうでもしないとあんな狭い牢獄で監禁され続けたら普通ストレスで死ぬっちゅうねん、そのために餌に薬名目で、麻薬ぶち込んでいるんだ。だから麻薬中毒患者は精神の自由のために薬を求めているようだが、実際は自らの精神を檻の中に入れてるだけ動物園の畜生共と一緒!たまに本当に檻に入れられるけど!」と、過剰に分泌された脳内麻薬によって奇妙奇天烈な妄想が広がるくらい気持ちよかった。

全身すっきりとなって毎回恒例になっている真面目なマッサージにもかかわらず足の付け根を圧迫するマッサージで条件反射起こしてフル勃起したのを忘れ、MBKへ安い携帯を買いに向かった、ついでに知り合いにタイでのサーフボードの価格チェックを頼まれていたが、そんなもん何処にも売っておらず総額900Bの新品携帯を購入してナナプラザに帰還。

いつも通り昼間のハリウッドのバービヤで沈没しようかと向かったが人っ子一人居ない有様、それどころかナナプラザ一階のバービヤ群の奥は全部閉店状態、これじゃ話にならない。仕方が無いのでナナプラザの入り口向かって右側のラッキールークでシンハーを嗜む。揃いも揃ってブスとデブばかりで泣きそうだ。だが、ココに座ってシンハーを飲んでいるとナナプラザに出入りする、いろんな働くおじさんが見れて面白い。

白い大きな土嚢みたいな袋に氷を詰めて運ぶ氷売りのおじさん、銀色の容器に飯を詰めて、各ゴーゴーバーに配達するケータリングのおじさん、黄ばんだ白いボトルに入れた水を配達する水商売おじさん、大量の桶を担いで洗物をゲーピョゲーピョという掛け声で募集する洗濯屋ケンちゃんおじさん、水商売の娘向けにセンスの欠片も無い服を売り歩くハウスマヌカンおじさん、まだまだいっぱい居ると思ったが結構忘れている。あとゴミみたいな物を売りにいろんな人がやってきた。そんな優雅な昼下がりを歩くATMと言われる日本人が無事に過ごせるわけも無く、当然のようにバービヤのブス共が集ってきた。言葉が不自由な相手でも全身全霊で体当たりする、俺はそんなタイのブスが好きだ。なんだかんだ楽しく過ごしていたら、何かブスが言っている。ジェスチャーとつたない英語で理解する事によると「この3人をペイバーしてホテルに行こう」だそうだ、俺は口に出して「組体操かよっ!」と突っ込んでしまった。

ホテルに戻り昼寝を十分にとってから、熱い湯船に身を漬けて日本で録音した深夜ラジオ「伊集院光の深夜の馬鹿力」をiPodTouchに繋いだスピーカーで聞く。最近のTVは見ているだけでイライラする物が多すぎるのでラジオを聴く時間がかなり増えた。ひっぱりにひっぱってCM、CM開けにCM前の映像をしつこくリピート、散々リピートしてから「その答えは!!」って所でさらにCM、編集した馬鹿が目の前に居たら、しなびたゴボウで気が済むまでひっぱたきたくなる。なので最近はネットをしながらラジオを聞く事が断然多くなった。そんな事をやっているうちに窓の外に広がっていた夕景は夜に変わり、街の明かりが目立ち始めたので、いざ出陣!

ナナホテルにくっついてる放置主義のバービヤ「ゴールデン」ならナナホテルのWLAN.netの電波があるかなとシンハー片手にごちゃごちゃやってると、カウンター席ならかろうじて電波が拾える。カウンター席でタバコは吸えないか?と尋ねるとダメだそうだ。でもココじゃないと電波が無いと泣き言を言うと、「ほら、これがココのwifiのパスワードよ」と教えてもらった、なんて良いバービヤなんだと感動してコーラ一杯奢って道路に面した席に移動した。電波強度も申し分ない、ビールを飲みながらメールチェックとネットの友人らとチャットで語らってからビール2本でチェックビン、安い店だ。

少々小腹が空いたので大好きな串焼き肉を買ってハリウッドのバービヤに移動。3年ぶりのナナの串焼肉だがグレードアップしていた。手元にパイナップル以外に青唐辛子が追加されていたのだが、これが1/2の確立で死ぬほど辛い、しかもその中にもメガヒット級の大当たりがあって、とても油断できない食べ物に変貌していたのであった。そんなギャンブルのような夕食を楽しんでいたら、後ろから誰かに抱きつかれた!おぉ!!kop!懐かしい!居なくなったと思っていたオブセッションのカマのママだ!久々の再開に熱い抱擁を繰り返してお互いの健康を喜んだ。まぁ飲め飲めとビールを奢りいろいろと話をした、赤服はどうだった?洪水は?そんな問いにkopは「マイペンライ」と笑って返してきた、実際そんなもんだよなとお互い笑った。するとkopが何か食いたいと言うので金をやったら従業員を呼んで何かを買いに走らせた。そして数分後買ってきたのは生海老のサラダだった、どれどれと一口食ったら死ぬほど辛い!シンハー一本丸ごと飲み干した。タイ人はなんでこんなもん平気なのか、まったく理解できなかった。

せっかく来たのだからカマとイチャイチャすべくオブセッションに入ってジャックコークを飲む、相変わらず綺麗なカマが揃っている。綺麗どころもさることながら、ココの選曲とリミックスが優秀だ、あまりにも気に入ったのでiPodTouchで録音を開始した。隣に一際心にグッと来た25番のaonを呼んでイチャイチャ開始、完璧に綺麗な顔より、俺はちょっと隙のある、とぼけた顔が大好きだ。そんな事していると空席はどんどん埋まり満員御礼状態になった。既にナナプラザはオブセッションのためにあるようなものと言っても過言ではなかろう。客層はファラン2に対して日本人7にコリアン1の割合だと思う。しかし綺麗だ、本当にこいつらの股間にあの禍々しいイチモツがぶら下がってるのかと思ってしまう。kopは毎回の如く「ペイバーしてあげて」と言うが、俺にはまだそのボーダーラインを超える根性は無いとジャックコークをどんどんあおる。どんどん酔いが進む俺をよく観察していたaonは攻め時!と察知して、ジーンズの上からねっとりと愚息攻め立てる。あと一杯飲んだらボーダーを越えて、禁断の世界に飛び立ちそうになると思い焦ってチェックビンを済ませた。ヤバかった、今回は本当にヤバかった。

酔い覚ましにバイタクに飛び乗りソイカウーボーイまでドライブ。バカラの店先にあるバービヤ風テーブルで一服しつつ久々のソイカウボーイを眺めてから入店。ヘビースモーカーの俺は迷わず2階に移動して空いてる椅子に座る。凄い量の日本人だ、一体何処に居たんだと思えるくらいだ。しばらくジャックコークを飲みながらトップレスを眺めていると一人の大人しそうな娘がやってきて、コーラをねだる。特に断る理由も無いルックスなので横に座らせるとペイバーのお誘い、今はまだいいと断って会話をしているとコイツも太ももを経由して、チンコを執拗に揉んでくる。ちょっとした会話に「ソイカウボーイにはコヨーテの店ってどこにあるの?」と聞いたら「あなたコヨーテ好きなの?」と聞いてきて「まぁ好きだよ」と答えたら態度が一転して去っていった。一体なんなんだ!気分を害したのでチェックビンして一気にシーロムまでバイタクで移動した。

3年ぶりのタニヤはゴーストタウンだった。人がほとんど歩いていない、呼び込みもやる気無く椅子に座ってうなだれている。街全体から負のオーラが発せられていて、とても歩く気はしない。ポン引きも必死だ、下手に言葉が通じるもんだから追い払うのに一苦労するくらい。こんな所にいつまでも居たらケツの毛まで毟られると思い、パッポンを歩いてみるが最悪だった。人気の無い露店、ゴーゴーバーのしつこい男の呼び込みで歩く事さえままならない。こんなんで商売になるのかと半ば嘲笑しながら歩いていると、懐かしい音楽がガンガン流れるバービヤを見つけた。「muzzikcafe」という所だった、大音量で会話さえままならない、だが何故か居心地がいい。完全放置のこの店でジャックコークを流し込んでいるといきなりバンドがやってきて演奏を始めた。生意気に結構上手い、バービヤで金を毟られ、ゴーゴーバーで速攻ペイバー強要に疲れた人はココで休むのも悪くない。大音量のリラクゼーションカフェだった。

そろそろ酔いがMAXを迎えそうになったのでフラフラの状態でバイタクに跨り、なんとかナナプラザに帰ってきた。「今日は飲むぞ!」と定位置のハリウッドのバービヤでナナプラザが終わるまでジャックコークを胃袋に流し込み続けた。今宵の酒は良い酒だ、今夜はこのままゆっくり眠るのが一番だと思い。アルコールの海に沈没していったのであった。

3日目〜いろんな意味でリターンマッチの夜〜

前日の深酒と時差ボケも治ってきたらしく午前中1桁台に起きる事は無かった、さすがに酒は残ってはいないが全身けだるい。浴槽に熱めの湯を張りつつ顔を洗って歯を磨く。突如襲ってくる便意、熱い!熱い!やっぱアレだ!昨日の青唐辛子と生海老のサラダだ!ごめんよ俺の菊座ちゃん辛かったろ。若干残ったアルコールを飛ばすために汗が吹き出るまで湯につかる。あー今日はタニヤの東海でカツ丼でも食うかな、そして次はマッサージだ!

よいしょっと風呂から上がり汗が止まるまでエアコンが効いた部屋でフリチンのままタイのTVをぼーっと眺めてから、いざ出陣!とりあえずはゴールデンでメールチェックと風呂上りのビールを嗜んでからバイタクに跨った。もうBTSとか乗り換えてシーロムに行くのが面倒になる、このバイタクという乗り物は遊園地の遊具的な物と移動を兼ねているし値段も安い、最高の移動手段だ!タクシーみたいにボッタクリとかありえないし渋滞のすり抜けもスリリングでとても楽しい。

朝のバイタクドライブを終えてタニヤに到着、なんと東海がやっていない!ココの味の濃いカツ丼と味噌汁が大好きだったのに悲しいにも程がある。仕方が無いので、少し先にある「すし幸」に入った、日本人観光客が激減しているせいか、この時間でも客は俺を含めて2名しか居ない。15分くらいで目当てのカツ丼がやってきた。

はぁぁぁなんじゃこの味は?病院の飯かと思うくらい味がしない。糖尿患者でもまだ味の付いた飯を食ってるぞ!半分ほど食ったかどうかで店を後にし。気を取り直して昨日と同じくグリーンリーフマッサージに入る、本日の娘は昨日の娘よりやんわりと揉み始める。「ココも薄味かぁ。」と思っていると、そのやんわりとした揉み方が女を意識させ、前日抜いて無いせいか股間に血が集まる。俺は固く目を閉じて「今、俺を揉んでいるのは、顔に深い皺を刻んだベテランの色黒の老人男性なんだ!」と言い聞かせてフル勃起するのはなんとか回避させた。

マッサージを終えた俺は、とっととナナプラザに戻りラッキールークでブス達と戯れていた。海老釣りも考えたが、あの場所はまだ洪水の被害があるかもしれないし、なんせ暑くなってきたので行くのが面倒になった。ブス達が相変わらずコーラを奢れと言ってくるのでバービヤの定番遊具ジャックポットでジャックポットを出したら奢ってやると言い、1〜9までの数字のタイ語を教えてもらいつつ一緒になってサイコロを振った。そしていつものお昼寝タイム

たっぷりお昼寝してから熱いシャワーを浴び、気合が十分に入った所で、外はすっかり夜の帳が落ちて街中にキラキラと明かりが灯っていた。元気よく街に飛び出す。景気付けにゴールデンでシンハーを飲みつつ、ネットの友人らとチャットをして、前回不発に終わったソイカウボーイに目標を定める。まずはバカラのリターンマッチだ!珍しく一階でシンハーをあおりつつステージの娘達をじっくり観察、ん〜これといった娘は居ない。タバコが吸いたくなったので近くのウェイトレスに「タバコ吸いたいので二階に移動したい」と伝えたところ「今日はポリスが来るので表でお願い」との事、まぁしょうがないので表のテーブルで飲み始めた。

ポリスの話は本当らしく、表の椅子はほぼ満席になっていた。すると向かいのファラン3人組が仲良く会話していると思ったら急に軍歌を熱唱し始めた。俺は対抗して「君が代」を熱唱してやろうと思ったが、まだまだそこまで酔っても居なかったので今回は止めておいた。そもそも俺はそんなに歌が上手くないし。なんだかしらけたので隣のティラックに移動した。

ティラックでジャックコークを飲みながら店内を観察、結構な数のダンサーが居る。それと同じくペイバー後らしい娘もあちこちに散見される、なんか変だな?ココの店は中央の大きなステージと両サイドに小さなステージは三つ、それが対になって配置されており、店内何処でも至近距離でダンサーを眺められる良く出来た店だ。すると隣の4人組の横に座っていた私服の娘がコーラ奢れと話しかけてきたので「ペイバーされた後だろ?ダメダメ!」と言ったら、「今日は休みなんだ」と言い出す。「じゃ店の中の私服の娘のほとんどが休み?」と聞いたら「決まりで来てる娘も居る」と言い出す。あれこれ下手な英語とジェスチャーで詳しく聞いた所、信憑性は低いが、このような感じらしい。

・綺麗で踊れてスタイルOK=黒い衣装のコヨーテ
・そこそこ踊れて顔もスタイルも普通=ダンサー
・顔がイマイチでスタイルもそこそこ=私服
・顔も踊りもダメでデブ=ウェイトレス

これが正しいとは言わないが大体合っていると思われる。これが本当ならティラックのマネージャーはなかなかのやり手だ。

そうこうしていると顔があどけなく可愛いダンサーがやってきた。名前はmayで入店5ヶ月の新人?っぽい子でおとなしめだが、背中に下手糞な滲みだらけの単色彫りで和彫りっぽいタトゥーをびっちり入れてある、顔と背中がアンバランスな娘だ。背中一面のタトゥーに汗をうっすら滲ませ頑張って踊っていたのでコーラを奢ってやる。この娘かわいいなぁとイチャイチャとセクハラをしているとステージに一段と目を引く娘が!決して美人じゃない!だけどずっと笑顔で凄く楽しそうに踊っている。

番号は81番だと言う事はチェックできたが、隣のmayが重石になって上手く行動ができない!3杯目のジャックコークを注文した辺りでmayが踊る時間だと言ってステージに向かって行った。チャンス到来である!だが、さっきまでステージで海藻のように揺れている名ばかりのコヨーテを圧倒していた81番が見当たらない!きっと何処かの席に収まっているのだろう。俺はがっくりとしながらチェックビンを終え、ステージで踊ってるmayのブーツに100Bほど募金をして店を去った。

まぁこういう事もあるわなと気を取り直して隣にある「デジャブ」に入店、あれ変だな?派手な外観と内装はティラックやバカラに引けをとらない綺麗な店で踊ってる娘もそこそこ居るのに客がポツポツとしか居ない。とりあえずジャックコークを飲みながらダンサーに目をやるとそこそこのラインナップで不思議な事に誰一人番号を付けていない。速攻でママらしきババアがコーラをねだって来るので洗礼みたいなもんだから一杯奢る。次の瞬間ダンサーの娘が両サイドにガッチリと張り付く、名前はnewとyouiと名乗っていた。客が居なくてお茶引いているのかなと思って一杯づつ奢ってセクハラを開始、ふとステージを見るとタワシの大群が居た。着けているのは腰に太目のベルトをしているだけで、タワシどころかスリットまで丸見えだ!だが、ここで一抹の疑問が「乳さえ出ていればブスでもOK」なファランが、まったく居ない!乳どころか、いろんなもんを丸出しにして踊ってるのになんでだろう?と考え込んでるうちにウェイトレスのデブまでコーラをねだってくる、newとyouiに「私の妹なの、だから奢ってあげて」と手を合わせるので仕方が無く一杯だけ奢る。わずか10分そこそこでnewとyouiがおかわりを連呼!ついでに俺の分まで注文した辺りで「こりゃやべぇ」とチェックビン!なんと2000B弱!「おいおいたっけぇぞ!」とウェイトレスに詰め寄ると、手馴れた感じで価格表を持ってきて指を差す、コヨーテドリンク220B!「コヨーテなんて何処にいるよ!」と抗議したら店内のダンサー全部コヨーテだと言う。やられた!いや、正確には俺の注意力不足だった!220Bのドリンクをあんなにガブガブ飲まれたら2000B弱もするわな。どうりで客が居ないわけだ・・・

会計を済ませて店の前に立った俺の目に飛び込んできたのは絶望のゴーゴーバーJOYJOYだった。まだJOYJOYで飲んだほうが激安だし良かったと肩を落としながらソイカウボーイを立ち去った。

2007年からタイにハマって年平均1回のペースでバンコクを楽しんでいたが初めてやられた感じがした。そういえば訪タイ初日にやっかいなタクシーに遭遇した辺りから今回はなんかおかしかった。

そんな事を思い浮かべながらナナ周辺に帰ってきた俺は何かに気づく、人の流れがおかしい。特にファランの動きが変だ!安くて楽しい所を特殊な嗅覚で嗅ぎ分けて集まる習性を持つファランがナナプラザを通過してソイ4の奥にどんどん歩いていくではないか!早速俺もファラン達の後に付いていく、なんだか奥に行くにつれてプールバーなどが大盛況でファランでごった返している。そうか、なんかナナに人が少ないと思ったらココに居たのか!!近年の急激なドル安で、いくら物価の安いタイとはいえ懐が寒い、そして3年ぶりに来たタイの夜のドリンク代は地味に高くなっていて結構厳しいものだ。それでも遊びたいファランは高価格帯の歓楽街中心部から少し外したこの辺で、テントウムシの冬越しみたいに集まっていたのだ!

俺は大きく納得してポンと胸の前で手を打った。そしてなんだか入りやすそうと言う事で「HillaryBar」というバービヤに入った。ココはなんだかわからないが、ウェイトレスとフリーランスの娘が同居してるみたいな変な店だ。道路に面した席に座って店員らしき女性にジャックコークを注文し、届いたジャックコークをカラカラと回して飲んでデジャブでの失敗を振り返っていると。

色黒の肌に合わない白っぽい化粧をした娘が目の前に座った。話し相手に一杯奢ってやるとコーラとかではなくガチでウィスキーの水割りを持ってきた。彼女といろいろと話をしていると、昼間の職場はHillaryBarの斜め前にあるマッサージ屋に勤務していて8歳の子持ちらしい。子供はイサーンの母親に預けて自分は単身でバンコクで働いている。自分はココに雇われているわけでもなく自由出勤だと言っている。実際フリーランスっぽい娘が一杯居て自由に娘同士談笑し、ビリヤードで遊び、客とじゃれている。

ファランがココに集まるのも良くわかる、居心地良いし活気に満ちていてコッチまで楽しくなってくる。旅の後半にココを知って良かったのかもしれないが後悔も生まれた。ちなみに、その娘に「もし今夜いっしょに遊ぶと幾らなの?」と聞いた所2000Bだと言っていた。俺はふ〜んと返事をしたが、別段その質問に食いついてくるわけでもなく彼女はニッコリと微笑んだだけであった。

そんなことをしていると初日に遊んだviewから逢えないかと電話があった、断る理由なんてありゃしない。即答でOKを出してナナホテルの前に着いたら電話くれと言って、2杯目のジャックコークを注文、どうせタイ時間だから焦っても待ちぼうけするだけだ。案の定それが無くなる頃に「オーケー!ナナホテル、ナウ!」と電話が来たのでチェックビンを頼むと予想よりかなり安い!さすがファランが冬越ししてるだけある。

ナナホテル前にやってきた俺は噴出した、viewがナナホテルの看板の前で立ちんぼと一緒に並んで待っていてコリアンみたいなのにナンパというか交渉されていた。笑いながら小さく手を振ってやると走って俺にしがみついてきた。どうやらコリアンが大嫌いらしい、きっとなんかあったのだろう「ノー!コリアン!ノー!」と、部屋に入るまでずっとブチブチ文句言っていた。この小さな巨人との再戦だが手の内はわかっているつもりだったが、二回目となると相手も安心しているらしく、積極的に攻め立ててくる、こちらも負けじといろんな技を繰り出すが基本的な資質が違うのか防戦一方、どうがんばっても堪えきれない相手の打撃力に10カウント待たずにノックアウト。キッチリと2発も引っこ抜かれた、こんだけ飲んでいても我が時世の句「拙者、早漏に候」を詠まさせられるとは・・・就寝。

4日目最終日〜遅すぎた再会〜

本日は昼過ぎにフリチンで目が覚めた、そうか昨晩はviewにノックアウトされて、お手当て渡してそのまま寝たんだっけ。ん〜大敗だったな・・・ん?昼過ぎ?!やばい!ドアに「Don't Disturb」のプレートを下げていない!フリチンで大の字で寝ていたので掃除のおばちゃんにチンコを見られたかも!悲しい子犬のような目をしてシャワーを済ませ、日課となったゴールデンでシンハーを飲みながらネットをする。毎回変な物売りが来ては追い払っていたが、今日はインド人がやってきた。む!タイで話しかけてくるインド人には気をつけろと大昔から言われていたのを速攻で思い出す、「コニチワ〜ニホンジンデスカ?」案の定だ「ワタシ、テソーミマース」と言いながら小さな名刺を見せてくる、名刺には英語と絵で手相を見るみたいな感じのことが書かれていた。「ノーサンキュー!」と断ると「ホワッツ?」といっちょ前に睨んできやがった!「ホワッツじゃねーよ!」と日本語で言い返して睨み返してやった。どうせ手相とか言って時計抜いたり財布すったりするのがミエミエである。なめんなボケ!この国で日本語で話しかけてくる奴は全部ロクデナシだ!わかっとるわい!

「腹が立つと腹が減る」ということでバスストップでチーズバーガーとコーヒーを頂く、いつもは大量にポテトを添えられるが、毎回食いきれないので、今回はウェイトレスの方から「ポテト要る?」と聞かれた。丁重にポテトを断ってからバスストップでの最後の飯を美味しく頂いた。相変わらず美味い!餌がいいせいかこの時間帯は客が一杯居るのも頷ける。前に来たときはウェイトレスが横に座ってコーラをねだってきて話をしているとペイバーの誘いがあったもんだが、どうやらその手の営業は一切止めたようだ。ココなら飯だけで十分生き残れる。

さて、腹もいっぱいになったし昼間のHillaryBarで一杯やるかなと歩みを進めた。昼はちゃんと制服を着たウェイトレスが居るんだなぁと思ったら、そこに居たのはなんと!ハリウッドのバービヤに居たJOMだ!田舎に帰ったとか言われたのに!JOMは3年前と変わらない笑顔で駆け寄ってきて久々の抱擁を交わした。このJOM抜きに俺のタイ旅行は語れない重要な娘だ、言葉は通じなくても俺の言いたい事は何故かよく理解する不思議な娘で昼間の遊びにちょくちょく連れ出す。そこいらの淫売とはちょっと違った存在で、日中ペイバーはするが一度も抱いた事は無い。

JOMは本当に一度田舎に帰ってそれからバンコクに舞い戻ってきたらしい。今は軽食も提供するプールバー、HillaryBarで朝9時から夕方6時まで制服を着て勤務、どうりで夜来ても逢えなかったはずだ。しかし運命とは残酷なもので、いいかげん軍資金の尽きた帰国日に運命の再会って酷過ぎる。ココを初日に知っていれば無駄な出費もせず楽しめたはずなのに。実際ココは朝10:00から夜の20:00までハッピーアワーでビール等のドリンクが65Bとふざけた値段だ。ファランもフリーランスの娘も集う訳が良くわかった。今度から目の前のホテルNANAinnに泊まろうかと思うくらいだ。

久々に逢ったJOMと飲んで、できもしないビリヤードで盛り上がっていた、チェックアウトの午後4時が近くなったので一度ホテルに帰る。シャワーと帰り支度を済ませ、ロビーに行った所800Bの請求が!「なんで?!」と聞いたらチェックアウトの時間は午後2時だった、豪快に勘違いしていた!とても痛い出費に涙が頬を伝う。がっくり肩を落としてそのままHillaryBarに戻りJOMに慰めてもらった。JOMにエアポートリンクで空港に帰ってみたい、仕事終わってから付き合ってくれないかと頼んでみると快く引き受けてくれた。

今回は絶対に一人寂しく帰国の途に着くと思っていたので嬉しかった。でも帰る時間をちょっとズラさないといろいろ面倒らしく先に俺だけBTSナナ駅で待つ事に、しばらく経ってJOMとその友人Luckyが来たので一緒にスワンナプームまで列車の旅を楽しんだ。BTSパヤタイ駅からエアポートリンクに乗り換えて、スワンナプーム空港を目指すのだがマッカサン駅から乗り換えて急行に乗らなかったのでちょっと時間が掛かった。シーメンス製のエアポートリンクの車両のドアは閉まる時に、わかっててもちょっとびっくりするくらいの音を立てて閉まるので三人でその度に驚いて笑いあっていた。

空港に着いた時はちょっと時間が押していたので、いっしょに食事でもしないかと言う二人の申し出を断ってJOMと軽くキスをしてから再会を約束し、大好きなタイの毎日から現実に戻っていった。

〜あとがき〜

今回の3年ぶりの訪タイはいろいろな意味で一つの節目となる勉強が豊富に出来た。やっかいなタクシーに出鼻をくじかれたり、デジャブでカモられたり、ナナホテルではチェックアウトに遅刻して800Bもとられたり、今となればいい勉強になった。底なしに感じたバンコクの魅力の底もうっすらと見えてきた。

日本で友人にバンコクの話をする時があるが、皆揃って「日本人舐められない?」とか「外人ばっかりで怖くない?」とか言われるが、そんな事はない。外人だって何を考えているかわからないポーカーフェースの日本人が怖いだろうし、舐めるも舐められないも、それはその人間の振る舞い一つだ。実際、大柄の白人がそこで何をしでかしたか判らないが、かなり邪険に扱われている姿を何度も見た、物売りも欧米人相手だとかなりしつこくしてる様子も見られる。日本人は他人からどう見られているかを気にし過ぎたと思った。これは俺がすっかり欧米人モードに変わったせいかもしれないが、とどのつまり全部そいつ次第だ。一生、日本という井の中でキャンキャンと吼えているだけならそれでも構わないだろうけど、もう少し視野を広げた方が人生が豊かになると思う。この初老と言われる歳になって思うのだが、若い頃にバックパッカーを経験しておくべきと痛烈に思う。だが遅くはない、今は金があるじゃないか!歌舞伎町を3回飲み歩く金でタイに行ってもっと楽しめるじゃないか!ストレスが全部消えてしまうくらいに!

よし!次はパタヤに進出だ!待って居ろよパタヤの淫売共よ!ジャパンマネーと大和魂を見せてやる!!

おわり

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