タッキーのコラート日記 BY:コラート特派員タッキー

バンコク>チェンマイ>シラチャ>コラート・・・・流浪の現地採用タッキーの愛と放浪の軌跡。今日はどんな冒険と脱力がタッキーを待ち受けるのか?掻き抜ける青春!!乞うご期待。
筆者への励ましのお便りと罵詈雑言は  まで
外道の細道

イギリス人へタイ人の19歳を紹介する


国王誕生日と土日のため珍しく会社が3連休となった。
せっかくの3連休だがコラートは田舎なのですることがない。
会社が所有するコラート郊外の広大な農園に愛犬と鬼嫁オイを連れてピクニックに行き一日潰すことが出来た。
問題はあとの2日間をどう過ごすかである。考えた末に家で日本食を作る事にした。

私は昔、オーストラリアの日本食屋の厨房で働いていたのでそこそこの料理は作れる。
本気で作るとコラートの日本食屋、黒田や姉御より旨いものを作れる自信はあるのだが普段は面倒なので作らない。

しかし今回は連休の暇つぶしのため本気モードで日本食を作る事にした。

早速、鬼嫁オイを連れて近くのコラートのTHE MALLに食材の買出しに行く。
THE MALLではフジスーパーまでとは言わないがそこそこの日本食の食材と調味料は調達できるのだ。
私の好きな山崎のパンも入店している。コラート在住の外国人には無くてはならないマストプレイスとなっている。

食品売り場を歩きながら今日の献立を考える。

本日の献立決定

・焼そば
・トン汁
・アサリバター
・シシャモ焼
・中華風サラダ
・水戸納豆
・白菜ときゅうりの漬物

食材をゲットして自宅で仕込みを始める。
料理の仕込み中、鬼嫁オイの友達でアユタヤの工場で働くYENちゃん19歳が我家に遊びに来た。
どうやら最近、タイ人の彼氏と別れ寂しいので休日を利用してアユタヤから鬼嫁オイを尋ねてきたらしい。

仕込みをしながらYENちゃんに空き家なら白人のオヤジはどうかと聞いてみる。

もし白人に養って貰えるなら夜勤のある辛い工場勤務をしなくて済む。
だからオヤジの白人でも妥協出来るとのこと。

暇を持て余していた私と鬼嫁オイは早速アクションを起こすことにした。

最近、近所に引っ越してきたプアホワイトの友達マイケル46歳(イギリス人)とYENちゃんを引き合わせることにした。
年齢差27歳 親子ほど年が違うがここタイでは珍しいことではない。

この展開、私と鬼嫁オイの暇つぶしにはもってこい内容。

早速、マイケルに電話して今晩の日本食の夕食に招待する旨、伝える。
この時点ではまだYENちゃんを紹介することはマイケルに伝えていない。

因みに友人のマイケルはタイ長期滞在のイギリス人、職業はフリーランスのイラストレーター
当然ではあるがイラストだけでは収入はが少ないのでタイで英語教師をしようか思案中。
(英語教師の給料も2万バーツと低いがイラストを描くよりは実入りがあるらしい・・・)

2ヶ月前にコンケーンの彼女と別れたのきっかけでコラートに引っ越してきた。
イーサン好きの白人の一人である。

マイケルは普段、コラートで借りたアパートの部屋に引きこもり金にならないイラストを描く寂しい毎日を過ごしている。
私と違い夜遊び、酒、タバコもやらない慎ましい生活をしている。
コラートでは女気もないようだ。46歳 独身 結婚暦無し タイの来る前は韓国でもイラストの仕事をしていたらしい。

鬼嫁オイの友達YENちゃんは19歳ではあるが太めでビジュアルが今ひとつなので日本人向きではない。
日本人の知り合いには紹介するには厳しいが容姿だが、イーサン女好きの白人のマイケルならYENちゃんの容姿も気にしないことだろうと
勝手に決めつけ引き合わせることにした。

3時間に及ぶ料理の仕込みも終え、夕方マイケルをアパートまで迎えに行く。
純日本食で私、鬼嫁、マイケル、YENちゃんの4人で晩餐が始まった。
準備したおかずはおおむね大好評で元料理人としては満足できる評価を得ることが出来た。

意外だったのが私が準備したねぎを刻んだ水戸納豆をタイ人の鬼嫁オイとYENの二人が抵抗無く食べていた。
問題なく食べれるとのコメント。
発酵した食材を好むイーサン出身者には水戸納豆も抵抗なく受け入れられることが判明した。

当然、イギリス人のマイケルは匂いでNG・・・・ 
イギリス人が好のんでパンに付けて食べる激マズのべジマイトよりは旨いから食えと強制するが完全拒否されてしまった・・・
ちょっと寂しい・・・・・

私が作った料理の評価

・トン汁   大好評
・焼そば   大好評 
・アサリバター 大好評
・シシャモ焼  大好評
・中華風サラダ 大好評
・白菜ときゅうりの漬物 大好評
・水戸納豆 タイ人には意外に好評
 
夕食を囲みながらYENちゃんとマイケルの会話を私が通訳する。疲れるが面白い。
日本人の私が英語〜タイ語の通訳をするこの光景は第3者が見たら奇妙に思うだろう
なと考えながら通訳を兼ねて二人の会話を盛り上げてあげる。

・YENちゃんは彼氏と別れたばかりで寂しいからコラートの我家に遊びにきたんだよ。。

・マイケルはコンケーンの彼女と別れ辛い思い出が残るコンケーンを捨て、コラートに最近移り住んできた。独りで寂しらしい。

などなど・・・・

二人の反応をみながら二人を結びつける段取りで通訳をしていく。

YENちゃんは白人と向き合って話するのがはじめてらしい。
普段は遊びに来ても遠慮なくガツガツ飯を食うくせにマイケルとの晩餐は緊張してあまり食が進まない様子だ。

因みにYENちゃんは初心なわけではない。
田舎に居るときラブホテルの常連客で男とやりまくる19歳とは思えないヤリマンなのだが・・・・

でもそんなことを知らないマイケルは純な仕草のYENちゃんにマイケルも好印象を持ってしまったらしい。
夕食をしながら鬼嫁オイと私がさらにマイケルとYENの二人をあおりまくる。

正月休み我が家でリゾート旅行に行くが二人も参加する??割り勘だけどね!!

マイケルの目が鋭く輝いた。YENに対してマイケルの海綿体が反応を起こしているのが手に取るように判る・・・観ていてとっても楽しい。それにしてもマイケルは本当に単純でわかりやすい性格だ・・・私はマイケルにYENで良いのか冷静になれと心の中で問いかけるがYENに対して性欲に満ちたマイケルには伝わらない・・・・まあいいか お互いがよければ・・・・

マイケルは私たちの提案にYENが行くなら喜んで正月旅行に参加する是非ジョイントさせてくれと前向きな姿勢。
YENも異存なしとのこと。結局我が家の正月旅行に二人は参加することになってしまった。

マイケルお前は期待していた以上のリアクションをしてくれるな〜と思いながらその後も愛のキューピット役の通訳に徹する。

夕食を終え、通訳にも疲れたのでマイケルをアパートまで皆で送って行くことになった。
アパートに着いた瞬間に鬼嫁の提案により皆でマイケルの部屋を見学。新築のアパートで家具、インターネット、家電付きで家賃は4500THBとのこと。

明日アユタヤに帰るYENに、今度コラートに来たらここに泊まることになりそうだね〜といったらマイケルは股間を膨らましながら是非そうしてくれと言い出す始末。
なんだか疲れてきた。。。。。

マイケルはYENに携帯でメッセージを送ってくれ、今度アユタヤに遊びに行ってもよいか、来週はコラートに遊びに来るのか色々聞いていた。
あとは勝手にやってくれ・・・・私はもう飽きた・・・YENに対して名残惜しそうなマイケルを部屋に残し退散。

マイケルの部屋から我が家に戻ったYENは残っていた料理をすごい勢いで食い始めた。
残った料理と炊飯釜のご飯をあっという間に食い尽くして一言・・・・マイケルとの夕食は緊張してあまり食べれなかった・・・

そしてマイケルと好い仲になり、田舎に彼を連れて行ったら母ちゃんが白人のプア(連れ)を連れて来たと大喜びすると言いだす始末。YENもノリノリ状態だ・・・ ん〜なんだか余りにも事が上手く進んでしまい面白みにかけてしまう。

家に戻るなり鬼嫁オイは英語が苦手なYENのためマイケルにSMSメッセージをYENの携帯から勝手に送っていた。 

I LOVE YOU SEE YOU GOOD NIGHT (YEN)
(鬼嫁オイが勝手に送ったメッセージを読んでマイケルは勘違いして股間を膨らましていることだろう)

YENは英語が出来ないからマイケルにメッセージが送信できないと言い始めると鬼嫁オイはそんなの携帯に付属されている英文の雛形メッセージを送るだけで充分よと一言・・・・・・・・毎日Miss youでOKだ!!内容ではない毎日のコミニケーションだと・・・

そして鬼嫁オイは今後の外国人との付き合い方を細かくYENにレクチャーしていた。

・自分から相手に金銭を要求してはいけない。

・相手に露骨に金銭を要求したら相手が引いてしまう。逃げられてしまう

・金銭を要求しないことにより徐々に相手の負い目を感じさせ、自然に相手からお金が出てくるように仕向けるようにすること。

・金銭を要求しないことにより結果として自分から金銭を要求した場合より多く実入りがある。
私の場合はそうだった。それまで我慢が必要。

・私の友人は私の忠告を守らず、目先の数千バーツが欲しいため相手にお金を要求してしまい結果として何も得ることが出来なかった。



側で鬼嫁オイがYENにレクチャーしていた内容を聞いて私と鬼嫁の経緯を照らし合わせてみた。
私自身が鬼嫁オイの罠にはまった事を今日始めて知ってしまった。

タイ女人は恐るべし・・・・・

マイケルとYENが結ばれた暁には報告リポートいたします。

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