パンドラの箱 by プリズナー


はじめに
06年の10月にレインボー4のオキニと別れることになった後、新しいオキニを見つけるまでの過程を実況中継でレポートしてきました。後で振り返って書いたわけでもないので ストーリーは場当たり的な展開となっています。なかなかいいオキニにめぐり会えずシリーズが10を超えるのでは?と心配になってましたが、半年かかってようやく 第5章でとりあえずのハッピーエンドを迎えることができました。
でもこうなってみて初めて本当の最後のことを想うこととなり、その時が来るのを恐れている毎日です。(プリズナー)



プリズナー氏の「パンドラの箱」は、すでに投稿体験記上に完結している。普通、不定期の投稿で最後まで続くことは少ない。たいていの人は途中で三日坊主だ。文字さえ書ければ皆作家になれるはずなのに実際はそうでないのは、この根気と情熱の部分が大きいと思う。せっかく、最後まで続いたのだからこのまま体験記の中深く眠らせるには惜しく、独立のトピックとした。タイで実際にパンドラの箱を開けると、どうゆう事態を引き起こすか順を追ってみよう。(外道ヒロ)
  1. プロローグ
  2. ゴーゴーバーのいかれた娘たち
  3. もう一つの希望
  4. ~危険な香り~
  5. 最終章 ~ソンクラン~
外道の細道

プロローグ


 海外に服役して9ヶ月が経ってしまったのにオキニはジャカルタのみ。毎回のジャカルタ通いも辛くなってきた。日本に仮出所するときはクルンテープ経由なのでここでオキニを作ろう!!
06年の5/21日は早朝にBKK着で深夜便で日本に帰る予定。午前中はTGが手配したソイ11にあるアンバサダーホテルで寝て、午後からソイ33にあるティーンマッサージへ行ったり、友人から預かったこづかいを彼女に渡してお茶を飲んだり、翌週からのジャカルタ行きのチケットを手配したりして暇を潰していた。 ホテルのアーケードのコーヒーショップの店先には3-4人の姫が昼過ぎからずっと座っていて自分がホテルを出たり入ったり、友人のオキニとお茶をしたりしている間に顔見知りになってしまう。スクンビットで ”社長!マッサージ~”という声はいつも無視してるが、こういうところに待機していることが判った。一人かわいい姫がいたけれど、ストリートガールをオキニにするにはまだまだ経験が浅いので当初の計画どおりナナプラザのR4へ。
 
 日本へ帰るFLTは深夜24:00なので21:30にはホテルをチェックアウトしなければならない。R4に着いたのは19:30、でもその日はまだ誰もステージで踊ってなくて、19:40になっても踊りだす気配が無い。チェックアウトまで2時間を切ってしまった、時計を見る回数が増える。また運の悪いことに旅行代理店では夕方にチケットが発券できず、閉店の20:00までに取りに行くことになっていた。もう間に会わないと思い、ホテルのフロントに預けてもらうために電話するが、つながらない。ホールでは電話が聞こえないのでトイレで掛け続けたが、どうしてもダメ。途方に暮れていると 鏡に向かって真剣にマスカラを書いている姫が目に入ってきた。可愛いと思うが一人ではすぐに選べない。鏡越しにチラチラ見ながら7秒くらいどうしようか悩んだ後、時計を見たら19:45分。時間切れと判断し、そのままトイレから連れ出してしまった。あせっていたので思わずタクシーに。化粧中にトイレでペイバーされ、タクシーに押し込まれた彼女は、どう思っていたんだろう??

 20:00少し過ぎ、ホテルのアーケードにある旅行代理店でチケットを受け取り、前で待機している おねいさんたちに手を振られて、フロントの横のデスクでジョイナーフィーB600を払い部屋へ。。。 1時間の超ショートだったが、性格が良かったので空港で出発まで一緒に居たいと誘うと部屋の鍵をロッカーに置いてきたとかグズグズ言っている。よくあるパターンと思ったが、なんか結局付いて来た。名前はター、空港に向かうタクシーの中で話しをすると21才で4月にチェンマイから出て来てR4でまだ2ヶ月弱らしい。途中、ケータイを見ながら寒い、寒いというので 突然日本語?と とまどったけど、コ・サムイのことかな?と思い画面を覗くとサムイ島の写真が有り、GWにお客と行ったことを自慢する様な無邪気な姫だった。空港でもすごく優しかったので29日にクルンテープに戻ってきたらアパートへ行く約束をして日本へ飛び立つ。

 29日は空港からすぐTEL、最寄のMRT駅で待ち合わせ。しばらくしてすっぴんで歩いてきたターはマッサージの写真と実物ほどではなかったけど、多少イメージが違っていた。メイクが濃いのは好きではないので、また違う可愛さを感じてしまう。A/Cの無いアパートで一晩過ごし、翌日早朝のFLTでジャカルタへ。ターのためにジャカルタを一日短縮して、6月2日にジャカルタのおねいさんと再会予定の無い別れを惜しむ。(おねいさんは最後とは知らない。)そしてまた天使のアパートで2泊3日を過ごしムショに戻る。
 
 その後、毎日のようにTELやSMS、8月にはゴールデントライアングルに行ったりして10日間を一緒に過ごしたが、ターは7月くらいから人気急上昇みたいで7月はノーペイバーが2日、8月も自分が10日ペイバーしたので多分2-3日、9月は1日だけらしい。9月末から10月には3回仮出所できたが、一緒に居ても部屋でTVばかり見ていたり、友達と長電話したり、態度に変化が出てきた。そんな訳で楽しくないなら帰ったほうがいいと3回も途中で返すことを繰り返したが、すぐに会いたいとSMSが届いた。お客が居ないとホッとするくらい忙しい彼女にとっては、お金のために嫌いな男と無理に居る必要は無い訳で 今から思えば、毎日毎日毎日ペイバーで自分が唯一のリラックスできる相手で 彼女も彼女なりに淋しかったのかも知れない。3回目に別れた日の夜は、ターとアユタヤに行く予定でホテルをすでに予約していたため、彼女とゴタゴタしていた間に知り合ったR2のNoiを(英語、日本語とも良く話せないので)とりあえずBTSナナに呼んでそのままアユタヤに連行。その夜もターからSMSがあり、次の日また会うことになってしまった。

Longest Day
 10月23日、アユタヤを観光し、おみくじを引くと恋愛も仕事もうまくいかないと大凶。ターのことが頭に浮かぶが、そんなことは知らないNoi姫は大笑い!15:00頃クルンテープに戻って19:00にターとエンポリで待ち合わせ。この日の彼女はピンクの1ピースのスカート姿に白のエナメルの靴を履いて明らかにいつものラフな格好とは違っていた。ターのスカート姿を見たのは初めてで、やり直したいという気持ちで来たみたいだったが、結局楽しかった日々に戻ることは出来ず、おみくじのとおりに とうとう別れることとなってしまいました。直接の原因は、Negroさんの”パンちゃん物語”と同じような状況でした。
 1月にはターとコタキナバルに行く予定でパスポートを取り、エアチケットとホテル5泊を予約していたのに。ホテルはキャンセルできそうだが、キャンセル出来ないAir Asiaのチケットが残ってしまうことに。。。

プロローグが長く成り過ぎましたが、この日すでに夜の22:00、明日の夕方のFLTまで一人で過ごすわけには行かない。また次回訪タイのためにもオキニを作っておく必要がある。気を取り直して早速ナナプラザの行ったことがなかったR3へ。。。そこでかわいいApril(仮名)をペイバー。ダンサーになったのが先週末からで今日でペイバーは2回目らしい。恥じらいを期待して一戦交えるが、すごく積極的でこちらが降参。性格はいいし、ロングの約束で明日の昼まで一緒に居ようと思ってたが、途中で帰ると言い出した。聞くとマンダリンで働くお姉さんが待っているかららしい。「アパートに来て3人で寝るならいいよ!」と言うけれど。。(タイの姫は いまだに理解できないことが多い。)少し考えたが、ど真ん中でもなかったのでアパートまで行くのはやめにした。バスタオルを交換してもらい時計を見るとすでに1:50分、テルメーへ行こうかと思ったが、先日行った際にいい姫が居なかったので落ち鮎を拾いに再びナナプラザへ。
 1:59分、断られるのを覚悟でとりあえず一番近いR1へ、15分くらいOKとのこと。幸い前回ペイバーした姫は居なかった。15人くらいの中から1人を選びコーラを奢って一足先に外で待つ。10分くらいして着替えてきた姫は店の中とイメージが多少違う。ショートB2000という彼女に「ショートなら要らない。」と断わることが出来たが、この日は朝からアユタヤを観光して、すでに2:30分。疲労の色が濃くなってきた。 閉店したナナ出口のバービアでファラン数人と並んで落ち鮎を拾うことに。知り合いの姫やレディーボーイ、ウエイトレスが通る度に顔を隠す。。。150人以上は見たが、さすがにこの時間になると声を掛けるべきいい姫は一人も居ない。ダメ押しにナナホテルの立ちんぼを見にいってしまった。50人くらい居たが、悪魔ばかりでパンドラの箱を2個も開けてしまったと大後悔。。。 声がかかったので 「今日はもう要らない。」と軽く断ると 「何よ!偉そうに!!」と怒って追いかけてきたカマに必死で謝って許してもらう。すでに3時、ソイ4の交差点でR4で仲のいいマネージャーのババアと出会い、「こんな時間になぜ一人?ターはどうした?」と声をかけられ、「今日別れた。」というと 私とホテルに行こうと誘われ、パンドラの箱の最後は大悪魔が出てきてしまった。とうとう諦めてホテルに戻ることにし、スクンビット通りの北側のいつもの景色の中を空しく歩いていた。
 
 BTSナナが近くなって来た頃、後ろ姿の可愛い女の子2人が前を歩いている。200人以上の悪魔を見た後なので確率的に可愛いはずは無いと期待せずに追い越したが、その際にチラッと見た横顔がやけに可愛い!!この時間にここを歩くのは素人ではないはず。。。と少し考えた後にペースを下げて横に並び、あらためて見てもやっぱり可愛い。
「どこ行くの?一緒に来ない?」と声を掛けると 「どちらがいい?」と聞いてくる。
お姉さん(後で判明)には悪かったですが、妹を指名。言葉の判らない妹にお姉さんがロング希望を説明してくれた。
 ソイ11のホテルへ戻ると すでに3時過ぎ、今夜連れ帰る姫はこれで3人目。フロントのおねいさんが奥の部屋から目をこすりながら出てきた。1人とは別れ話のみとは知るはずもない おねいさんに、いいかげんにしてよ!!という目で睨まれながらキーを渡され、思わず 「ごめんなさい。これで最後です。」と、エレベーターへ。
 部屋の中では指差し会話帳での会話、彼女はJen、12月で21才になるらしいが、スッピンでも可愛く10代にしか見えない。モチットの西に姉さんと住んでおり、プー子で週に何回かディスコに行っているみたい。次の日の昼まで裸で抱き合いながら寝ていた。彼女が寝ている間にケータイをチェック。彼女は気づいたみたいだったが、何も言わなかった。2-3人からのメールが各1通残っており、彼女は英語が判らないとかMiss u。。とか返事を返しているだけでスティディーは居ないみたい。英会話スクールに行くというので昼過ぎに別れ、パタヤに行っていたムショ仲間と合流し、夜には再び服役となる。

遠距離恋愛?
 ムショに戻るとJenからSMSが入っていたので少し驚いた。その後も3日に1回くらいSMSが来る。こちらも返信するが、タイミング的にはJenのほうからSMSが先に届く。でも内容はMiss u。。 Love Love u。。とか6パターンぐらい無い。また週に2回くらいTELするが半分は家であと半分はディスコと言っている。但し、ディスコにしては静か過ぎるし、ホテルの部屋ほどは静かでないし、ストリートの騒音もない。。。Jenのいうディスコとはコーヒーショップのことかも知れない。今度会った時に聞いてみよう。
 ただ次回の訪タイは年末。11月24日には、とうとうお姉さん経由で「いつ来るの?」とSMSが入り、正直に答えたので(お金目当てだろうから)もうSMSも当分来なくなるなと思ってたが、それから以前にもましてSMSが来るようになり「Darling。。。」という嬉しいパターンも増えた。SMSはタイから海外に送ると10バーツもかかる。プー子のJenには相当負担のはずで、長くても20文字のJenのSMSは大変もったいない気がしてしょうがない。今度会った時にはプリペイドカードをたくさん買ってやろうと思う。Jenがどう思っているのか?年末に会うのが楽しみ。こちらはいいお客と思ってくれて好きな振りをしてくれていればいいのですが、まだ経験も浅く、そんな器用な娘でもないような気がするので前のターの様になってしまうかも知れない。。。





ゴーゴーバーのいかれた娘たち



再びクルンテープへ
 あいかわらず定期的にSMSが来るが、タイ語以外ダメなJenの「I miss u。。。」もマンネリ化してきた。ただこの間、模範囚のふりをして一生懸命働いたおかげで16日の休暇を取れることになったが、5月から日本に帰ってないので泣く泣く、BKK3泊+日本7泊+BKK5泊、機中泊無しの日程を組む。
12月29日 金曜日はムショの護送機に乗れば その日の内にクルンテープ付く。ムショを16:00にこっそり抜け出し空港へ。。。FLTの1時間前にラウンジから出てゲートを確認すると未だゲート表示が無い。仕方なく掲示板の前で待っていると 何と4時間遅れの表示が輝いた。信じられない気持ちで30分くらい待ったが状況は変わらない。これでは市内に着くのがAM5:00になってしまうのであわててホテルをキャンセルし、JenにSMSを送る。あまりにも暇なので同じく護送機のタグを付けているムショ視察のおねいさん2人を捕まえて話をするが、この2人のFLTは関空行きでOn timeらしい。このおねいさん達、何が気にいったのか?一緒に写真を撮って下さいという。ケータイ番号を聞く絶好のチャンスだが日本のカタギのおねいさんをかまう時間も金も無いためそのままリリースしてあげる。結局TGで15分くらい早く着いたムショ仲間がスワンナプームで待っててくれた。

再会
 こちらも眠いのと朝5:00に呼ぶのはかわいそうなのでJenとは13:00に約束、13:30くらいにBTSナナに来た。いろいろ聞くとプー子ではなく、簿記の学校に通っているみたい。また両親はアユタヤ近郊で2人のお姉さんがクルンテープに居て、カタギのお姉さんのアパートに住んでおり、(前回スクンビットを一緒に歩いていた)ストリートガールの悪いお姉さんはラチャダーで別のアパートに暮らしているらしい。
そろそろ2ヶ月間の空白を埋めなければならない。服を脱がせる前にイミテーションゴールドのネックレスを外してまだ使ってない灰皿に捨てる。裸にした後に誕生プレゼントのネックレスを後ろからそっとつけようとすると、気づいたJenはもらえるのが判らないみたいで、「きれいね、誰のネックレス?」と聞いてくる。誕生日おめでとうと言ってロックをはめる。12月23日で21歳になったはずであるが、どうしても21歳には見えない。
一人でアップナームさせ、その間にIDカードをチェックすると2531年12月23日生まれ。18歳になったばかりだった。そうすると10月に会ったときはまだXX歳だったことになる。最近はSoi11あたりの安ホテルに潜伏しているが、立場をわきまえず普通のホテルに泊まっていたら非常にやばかった。刑期が大幅に伸びるところだった。この後、いやがるJenにIDカードを出させたが、それでもあと2日で2550年だから2550-2531を紙で計算して19歳だと訳の判らないことを言っている。18歳と言えど日本ではまだ女子高生なのでタイでもヤバイのかも知れない???
 ただあまりにも会話に苦労するので電子辞書を買ってやろうと思いパンティッププラザに行くことにし、部屋を出ようとするとラチャダーにお母さんと弟が来ているから会いに行こうという。断る理由もないのでタクシーで悪いお姉さんのアパートへ。これでオキニのお母さんに会うのは2人目であるが、電話では何人も挨拶している。母娘の関係が姉妹に近いとは思っているが、自分はだいたいお母さんと同じくらいの歳なのに どういうつもりで紹介してくれているのか?はっきりとしたことは誰にも聞いていない。その後 姉、弟と4人でカリフールで食事をして電子辞書を購入。B2,000くらいからあったがB4,000の発音が出るやつを買ってあげた。
パンティップの方が相当安かったかも知れない。今日はムショ仲間3人で新人歓迎会をやる予定なのでJenにはお母さんと一緒に居なさいと言って久々にタニヤへ。。。

タニヤ
 まずジーダイで可愛かったワンちゃん15番の居るアルファへ。一応新入り歓迎というのと年配ということで新入りがやはりワンちゃんを選ぶ。仕方なく自分は16番ソーダを。。。ワンちゃんは日本語がうまく非常にいい娘でウエストが58cmと細いラインに興味があったが、実際は少し痩せ過ぎでプロポーションがいい訳ではない、欠点はOFFできないこと。自分ならとりあえず1万バーツくらいまでOFFERして様子を見るが、新入りはそこまで気が効かない。出す出さないは別にして連れ出したい姫には3万バーツくらいまで言ってみるが、1万でダメな娘は3万でもだいたいダメである。
 一方ソーダは、30cmくらい間隔を空けて座っている。近くに来いといっても来ない、英語・日本語共にダメ。カラオケでは愛想がよくてホテルに連れて帰ったらマグロに変身した人魚は良くあるが、カラオケ内で養殖されているマグロは初めて。マグロは資源枯渇とか言われているが、バンコクにはたくさん居る。連れがOFF可能か聞いていたが、生理だからダメとの答え。普段もダメだろう。もっとも時間が勿体無いのでタダでもOFFしたいと思わないが。。。
 その後、マーメイド、パラダイス等見るがやはり21時を過ぎるといい姫は居ない。牢名主が楠で一人で飲んでいるというので挨拶に行くことになった。牢名主は一人で3人くらい女の子を指名してテーブル一杯にオードブルやフルーツやおでんを並べて飲んでいる。やはりここにもいい姫はもう居ない。22番ニンちゃんを指名したら牢名主からその娘はOFFできないよと言われた。なんでも番号を左胸に付けている娘はOFF不可とのこと。もうこの日は諦めていたのでそのまま座ってもらう。ニンちゃんは、はずかしそうに27歳と言う。Jenとは10歳近く離れている。落ち着いたいい娘であるが1万バーツ出す気は無い。今夜は楽しく飲めればいい。オキニが居るので余裕がある。牢名主はオキニをOFFしホテルへ、他の2人も姫をOFFしたが新入りがナナに行って見たいというのでみんなでR2へ。タクシーの中でJenにナナプラザへ来るようTELした。
 R2は満席でステージの椅子からダンサーを見上げる。2番ヤンキー系が可愛いいが23時を過ぎてまだ踊っているということはショートしか取らないのだろう。落とすのには相当時間と金がかかりそう。Jenを呼んでいるので今夜はトライせずにナナプラザを出る。ナナプラザの前でタイスキを食べていたらJenが来た。Jenは同性から見ても可愛いいみたいで楠の姫が何処で働いているのか?楠で働かないか?聞いている。カラオケはダメだ!!と楠の姫に言ったら笑っていた。その後Jenとホテルへ帰り一晩を過ごす。

ゴーゴーバーのいかれた娘たち
 大晦日の朝、Jenは午前中に用があるので12:30に戻ってくると言ったが、マッサージしてるから14:30でいいと伝えた。15:00になっても来ないのでTELしたら寝ていた。仕方ないのでその辺でぶらぶらしながらTELするとアップナームとかその後、何回もタクシーと言っているが7時になっても来ない。言葉が通じないので本当のところは判らないが、この日BKKでは爆弾事件があり、Jenのアパートから市内に入る道は閉鎖&大渋滞だったようでタクシーと言うのは嘘ではなかったと思う。(JenはなぜかBTSを使わない)仕方が無いのでR2へ言って2番JIBを隣に座らせてケータイ番号をもらう。20:00頃JenからTELがあり、ホテルが判らないと言っているのでナナプラザに来いと言って昨日と同じ場所で待つが来ない。後で判ったがホテルが判らないではなく、ホテルに行ったがあなたが居ないと言いたかったみたいだが、5時間半もホテルで待てる訳が無い!!またR2に戻り、JIBをペイバー。可愛いし、スタイルもいいが、毎日ペイバーで予想通り相当スレている。やはりショートしか取らないと言っていた。JIBには、次回はロングでと言ったら「May Be」(多分ダメ)との答え。やっぱり相当手ごわい。終わった後、JIBがシャワーを浴びている間にJenからTELがあったのでとりあえず、B3,000渡して別れた。Jenに折り返しTELしたらアパートに戻っている、23時にまた来ると言っているが、もう待つのはいやなので、来なくていいと伝え、R4へ。
 R4に行くと人気のターはやはり居なかった。安心してステージの姫を選んでいると知り合いが挨拶に来始めた。しばらくすると背中をバシっと叩かれた。振り返るとターである。
「お前居たのか?」
「反対側で友達とカウントダウンパーティーをやっているの。今日、お客は居ないわ」と言う。しばらくするとターが踊り始めた。スタイルが抜群にいい。自分の存在を知らなかった友達Dがターに「来ているよ!」と合図を送っている。しばらくすると左右すべて友達に囲まれてしまった。こうなると知らない姫をペイバーしてこそっと帰る訳にはいかない。今日は4:00まで営業なのでみんなペイバーを迫りに来ている。仕方なくターと友達2人JとTの3人分ペイバーし、(この日はR2もR4も一人B1,000)セントラルワールドプラザにカウントダウンを見にいくことになってしまった。ターはR4でパーティーをやっているので後から合流すると言っていた。Soi7のレストランで食事をしてからBTSのホームに行くと 友達と連絡し合っていたJが爆弾騒ぎでカウントダウンが中止になったと言っている。そこへ23:40のBTSがホームへ入ってきた。ノリのいいJが一旦BTSへ乗り込んだが、中止なら行っても しょうがないので引き戻した。行っていたら目の前で爆弾が爆発するのを見れたタイミングである。万一ケガでもしたら唯一の日本人負傷者として新年早々全国ニュースに名前が流れるところだった。
 行くところがなくなってしまった。もうディスコに行く元気もない。TがJとホテルへ行ったら?と言ってきたがJはファラン好みであるし、何といってもターと高校時代からの親友で近すぎる。一方Tは背中一面にTattooがあるヤンキー系、日本人好みの可愛い顔を見ていると連れて帰りたくなったのでTを選んだ。いつもはロングしか要求しないが、朝7:30にチェックアウトしなければならないし、何よりもオキニにするつもりも無いのでショートのB2,500。やはり強気であるが値切る訳にもいかない関係である。(大晦日なので結局B3,000渡してしまった。)
 ターとはすでに別れているのでまったく問題無いが、こういう場合、素人の男は友人同士で同じ娘を共有するのには抵抗があるが、プロである彼女たちにとっては、友達はチェーン店みたいなもので友達を客より大切にする。姉妹にいたっては家内経営である。逆に知らない姫に客を盗られた場合は非常に怒る。R2のNoiからは、お金が無い友達をペイバーしてほしいとよく頼まれたし、後でターにTのことを白状したら、”Tちゃん友達、マイペンライ!!”と軽く聞き流していた。但し、これはオキニの金銭的余裕度とか性格によって変わってくると思うのでやっぱり知らない姫とこっそりやるほうが無難ではあります。Tも相当手ごわい姫だろうが、友達なので緊張感の薄い微妙なエッチである。Jenが来なかったおかげでこの日4人もペイバーし、2006年最後はR2のJIB、2007年最初はR4のTと全く予想もしなかったナナを代表するヤンキー娘となってしまった。

2007年のプロローグ。
 2006年はまだ終わってくれなかった。Tとホテルに入ったときフロントでJenが20:00に来たことを知らされていたが、Tとの最中にケータイが光った。見るとJenからだった。20分くらいでTが帰ったのでJenにTELすると近くに居るので来たいという。ホテルの外でファランと従業員がこじんまりとカウントダウンの余韻を楽しんでいるのに参加してJenを待っていると5分位で来た。エレベーターの中で抱きついてきたJenはやっぱり可愛い。会えなくて泣いていたという、少し酒臭い。部屋に入るとバスルームでオェー、オェーとやっている。ベッドに来て、ごめんなさい、ごめんなさいと謝る。
「どこに行ってたの?」と聞かれて正直に「R4」と答えたら形勢が逆転した。指差し会話帳にターのサインがあり、Jenには話をしていたので「この浮気者、PLAY BOY!!」と責められ始めた。ターとは別れたし、一緒に居なかった(一応本当)。Jenが来ないのが悪いというと一瞬 Sorryと謝るが、すぐに攻撃が再開される。もう2人の姫と済ましているのでこちらも襲いかかりたい気持ちでも無いが結局1時間以上、お預けをくらった。Jenと仲直りをして眠りに着き、平穏に新年を迎えようとした午前4:00、またケータイが光った。
R4の終了時間になってかけてきたターからだった。

「今、どこに居るの?」
「Soi11のいつものホテル」 
「今から行っていい?」
「あれから6時間も経っている。今まで何してた?」
「ショートを3回やっていたの。」
「???。。。」
なんといかれた娘になってしまったものである。一晩に4人とやって新記録を作るつもりなのか?この場合、最後に選ばれたのを光栄と思うべきなんだろうが、ぜんぜん嬉しくない。別れていて良かった。
「今ガールフレンドと一緒なのでターは来れない。」
「どこの店の娘なの?」
「まだ学生」
「嘘でしょ?」 
「23日で18歳になったばかりなので働いていない」
「可愛いの?」
「お前はMai SuaiだけどJenは少し可愛い。」 (ターにはいつも冗談でMai Suaiと言ってきた。)
「話をさせて。」 少し考えたが、「いいよ」 と答えて心配そうにこちらを見ているJenにケータイを渡した。
2人は5分くらい冷静に話していたが、Jenからケータイが返ってくると
「私、怒るからね。」 となぜか怒りだすター。
「お前とは、もうただの友達だし2ヶ月間SMSもよこさない奴に怒られる筋合いは無い!!」 
「でも私、怒る。Cing Cingだからね!!」 日本語もうまくなった。。。
「判った。また1/8日に戻ってくるのでまた連絡する。」 
新記録が樹立できなかったためか?ターは怒っていた。というより小娘に客を盗られたというプライドからだと思う。
といってもターも未だ21歳だが。。。

 翌日、日本に向かう飛行機の中でJenのことを想う。春には卒業だろう。Street Girl、ゴーゴーバー、カラオケとJenの引けるカードはババしか無い。でも英語か日本語ができるようになれば、ターやJIBのように月10万バーツを稼げる娘になれるだろう。果たしてJenのパンドラの箱に希望は残っているのだろうか? まだまだ外道にはなりきれない。。。





もう一つの希望



クルンテープ2007
 日本に帰るのが久しぶりだったので日本滞在を一日延長してしまった。外道失格である。年末のFLTの遅れでも一泊減となり、BKKが計6泊になってしまった。大晦日にはJenが居るにもかかわらず、ターは元旦の朝、買ったばかりの車でスワンナプームに送って行くと言っていた。朝の待ち合わせがめんどうなのでタクシーにしたが、今日は迎えに来てもらおうか?と思い、香港からSMSで便名と時間を連絡する。でもJenに会いたい気持ちなので、来いとまでは言わなかった。あいかわらず行き当たりばったりである。
1週間経てば、タイの娘は怒りも忘れてしまう。1/9日スワンナプームにターは居なかったのでJenに19:00にホテルに来るよう連絡した。ホテルに着いてTELするとJenは未だアパートに居る。アップナームが大好きなJenはアップナームしてから行くと言う。シャワーくらいホテルに来てから浴びろ!!と言いたい。仕方無くホテルのマッサージで時間を潰していると20:30になってやっと来た。4泊しかないので明日から2泊コ・サメットに行こうと言うと TELでお姉さんと相談していたが、明日はテストがあるのでダメだそうで、あさっての1/11日にアユタヤに1泊で行くことにした。水着を買いに行く必要もなくなったのでどこにも行かず、ベッドで会えなかった8日間の空白を一つ一つゆっくりと埋めていく。次の日の朝8:00にJenは出て行って、夜に戻って来たら1/11も12日もテストになったと言っている。

 学生なのは仕方が無いが、外道失格の自分はそれだけの付き合いは好きではない。よってオフロも好きではないので昼間にすることが無くて困る。アユタヤのホテルも取ってしまっているので明日はターにしようと思い、JenにホテルのVOUCHERを見せて、キャンセルできないので明日は一人でアユタヤに行くと 白々しい嘘をついたら、Jenは 「ごめんなさい」 と謝っている。英語を話せれば言うことが無い、素直で可愛いい子である。この後、悪いお姉さんがSoi4あたりに居るというので3人で飯を食おうと行ってみたが、お姉さんはお客が付いたみたいで居なくなっていた。仕方なくナナプラザの前でタイスキを食べているとターの友人のDに見つかってしまった。 「内緒に!!」 と口止めしたが、やはり15分くらいしてターからTELがあった。こういう情報は確実に配信されてしまう。

「いまどこなの?」
「・・・・・・ナナプラザの前でタイスキーを食べている。」
「それなら来て!!」
「Jenと一緒だから行けない。」 (知っているくせにと思ってたら)
「一緒に来れば?」 と相手が一枚上手である。余裕のター姫はJenを見てみたい様である。
新旧オキニの対決にも興味があったのでJenとR4へ。姫を連れているのでステージから遠い席に座る。Jenにトイレに行くと言うと
「どこに行くの?」 と大変不安そう。 「トイレだよ」 と言って席を立つ。やはりトイレの近くにターは居た。思えば初対面はトイレの中だった。
「お前 いつもトイレにいるなあ。。」
「ペイバーして!」
「Jenが居るからダメ。奥に座っている。」
「今日疲れた。帰りたい。」 というので
「明日アユタヤに行くから2日分払っておいで」 といってB1,200を渡した。

ターはペイバーしようとしていたが、姫が少なくなるからか?ちいママと少しもめていた。席に戻るとターがダンスを始めた。多少は意識しているのかこちらをあまり見ない。ダンスが終わったターが席に来た。明日は予約が入っていると言ってB600返されたが、もう強いことを言える関係にも状況にも無い。Jenはあいかわらず、固まっていて2人は何もしゃべらなかったので少し拍子抜けだった。英語の解らないJenは後で 「なぜお金をくれたの?きれいな人ね。」と言っていた。ゴーゴーメイクのターは綺麗だが、実はそれほどでもない素顔のターの方が好きだった。一方ターは、「たいしたことないじゃん!!」と言ってたが、ひがみか本気かは判らない。すっぴん勝負では98%Jenの勝ちだろう。Jenは化粧をほとんどしないし、外見が素朴な可愛いい系でたしかに夜の世界には似合わないタイプである。ただ素がいいだけにまともに化粧すれば、どれほど可愛くなるんだろう?今度、Beauty Salonに連れてってフルメイクをしてもらおう。

 この後、ホテルへ帰って年末からJenと4日目の夜を過ごす。素人のフェラは気持ちいいとは思わないので今まで要求しなかったが、ターへの対抗心からか、その夜はJenのほうから自然にキスしてきたけどやっぱり下手、それに頭の中は明日からどうするかで一杯だった。R2のJIBはまだ来ないだろうし、前回リリーフで連れていったR2のNoiも気が乗らないし2回も同じ行動を取れば笑われてしまう。
R4のTも。。。本当に一緒に過ごしたいと思う姫は、なかなか見つからない。オキニ選びは難しい。
 次の日の朝、チップは最後の日にしか渡さないけど、なぜかもう会えないかも知れないと思い2日分をポケットにねじ込むとJenは、けげんな顔をして学校へ行くため、部屋を出て行った。念のため、ターにTELするとエメラルドホテルに居るという。仕事?とは言え開いた口が塞がらない。後ろの男に私もう帰ると言っているが、今夜はやはり都合が悪いらしい。アユタヤのカメロンに可愛い娘が居るので一人で行こうか?とも悩んだが、毎回アユタヤ通いも辛いので、結局ホテルを当日キャンセルしてしまった。10月に開けたパンドラの箱は2個、今日はもう一つの希望を探そう。

1/11日、あまりにも暇なのでわざわざSoi33のポーまで歩いて行ってマーッサージ。その後ソイカが16:00からHAPPY HOURをやっているのをHPで見たのを思い出し、17:30頃行ってみるが、どの店もやっていない。18:00頃BTS ASOKでJenの悪いお姉さんからTELが入った。夕方の駅の雑踏の中、アナウンスが入るとヤバイなあと思いながらピックアップする。
「Jenが会いたがっているけど今何処?」 
「今アユタヤのバスセンター、明日Jenに連絡する。」 と白々しい嘘を付く。A/Cバスはバスセンターに着かない。
「それじゃ今日は会えないわね。。。」 そのときは、今夜出会ってしまうことになるとは、夢にも思わなかった。
さてやっと出陣の時間になった。

もう一つの希望
 R2とR4は知り合いが多いので、今夜はジーダイアリーで評価上昇中のマンダリンとG-SPOTを攻めよう。でも間違ってシルバードラゴンへ入ってしまった。かろうじて遊べるのが2人いたが、オキニにするレベルでは無い。客もほとんど居ない。19:45にG-SPOTへ移動。こちらも客は3組だけで、入って左のステージに2人まあまあなのが居るだけ。その内一人を横に座らせる、可愛いが化粧は濃い。
「胸が大きいねえ」 「お母さんが大きい、いま学生、お金が無くなったらナナに来る、いつもは居ない。」 男のつぼを心得ている。嘘かも知れないが一度試すことに。ホテルで明日アユタヤに行こうと誘うと学校が午前中で終わるから午後からならOKという。顔はそんなに化粧しなくてもj十分可愛いと思うし、オキニにできるかも知れない。別々にシャワーを浴びてベッドへ、バスタオルを取って胸に手をやると学生なのになぜかシリコンが入っている???
 やってしまいました。身長155cm程度の可愛い系で油断してました。ただシンガポールのオーチャードタワーの怪しい姫(奴?)やオブセッションのララちゃんを知って以来、自信がなくなり、いつかはこの日が来るだろうと思ってたので、それほどショックでもなかったのですが。(どうせならララちゃんを持って帰りたかった。)下の方をチェックすると尿道の形がおかしいのとクリちゃんは皮膚の下には確認できるのですが、頭が見えません。あそこは濡れていました。何かの本では、直腸の分泌液を持ってくるとかで多少バックの匂いがしてました。向こうも気づかれたのが解ったのか帰ると言い出しました。ここまで完璧なLady Boyも少ないのでもう少し、いろいろ聞きたいことがあったんですが、オキニにするまで外道を極めれていないので帰ってもらいました。
 
 この日は諦めてターの居ないR4で騒ごう!!(また悪い癖がでた。) さっそく新年の姫初めとなったTちゃんにTELするが、マイサバイでホリデー。どうしようか悩んでたらR4のJからTELがあり、(彼女たちはカモを逃さない。)断れずR4へ。R4へ行くと昨日Jenと居るところをターにチクッたDがやってきた。「お前昨日チクッたろう?」 ニコッとした後、「ペイバーして!!」 「俺がペイバーしてもチップ無しだから踊って来い!!」 Dはパーツが大作りでパッと見た目には可愛く見えるが、良く見るといまいち。ただオッパイは天然で非常に魅力的。その内Jも来た。友達や ちいババ、ウエイトレスにコーラを奢り、日本で買ってきた皮むき甘栗を広げてみんなで食べる。これは評判が良かった。もし皮付きだと彼女たちの爪では無理ですべての栗を自分が、むくはめになっていただろう。Tちゃんは4日前にシリコンを入れたので静養しているらしい。これでまた10万バーツ/月 稼ぐ姫が一人できてしまった。
 自分はオッパイ星人でないので気にしないが、Tは気にしていた。男は息子が小さいことを気にするが、姫から見れば小さいほうが痛くなくていいのかも知れない。もう気にするのはやめよう。Dちゃんに生オッパイをさわらせてもらっているとペイバーせざるを得なくなり、DとJにペイバー込みで各B1,000渡し、Tちゃんのお見舞いに行くことに。食事の後、日本のお土産を持って、Tと部屋をシェアしているJと向かう。

 ターの昔のアパートを通り過ごした。ここで過ごした懐かしい日々を思い出してしまう。
すっぴんのTはター同様それほどでもないが、愛らしい顔をしている。いっそう路線を変更して可愛い系にしたほうがもてると思うが背中一面のTattooがそれを許してくれない。Jが出してきたアルバムには高校時代のターの写真が何枚もあった。こんな無邪気で素朴な娘が今やR4の隠れNo1である。どうしてゴーゴーバーに行くことになったのか?まだ聞いていない。ターも最初Jのアパートに同居してたのでJが誘ったと思っていたが、聞くとJのほうが経験が浅い。次回また改めて聞いてみよう。眠たくなったので、Tに次は胸をおもいっきり揉んでやるからと言ってタクシーに乗る。Tちゃんはうれしそうに笑っていた。よせばいいのにテルメの近くで降ろしてもらった。
 
 もう3時前なのでみんな仕事を終えて屋台で飯を食っている。相手が閉店しているとチェックするのが少し恥ずかしい。もやもや感が収まらないのでホテルのあるSoi11に入らず、まっすぐ進みSoi9の入り口に差し掛かった時、思わず固まってしまった。相手の2人は、こっちを指さしている。Jenのお姉さんとペットの猿である。10月に初めて会ったのとほぼ同じ場所と時間。我々は非常に狭い界隈を棲み家とする同志なのだ。本当に幸運だったのは10月はJenで今日はファラン好きの猿。
あの時がこいつだったらと思うとゾッとする。パンドラの箱の最後は猿で終わっている。

「あなたアユタヤだったんじゃないの?」
「あのTELの後、バスで戻ってきた。」 とタイ人の様に笑ってごまかすが、Jenと違いお姉さんに嘘は通じない。
「Jenは?」
「明日学校だから家で寝ているわ。」
「何処行くんだ?ホテルに来るか?」
「妹に怒られるのでやめておくわ。」
「明日、15:00頃、アパートに行っていい?そこでJenを待つ。」
「わかったわ。それじゃ明日。」
言葉が通じないJenを一人で待つのはいやなので明日はお姉さんと待つことにした。もやもや感も消えたので今日は諦めて、クルンテープ滞在中初めて1人で眠りにつく。

 1/12日はLAST NIGHT、最後はまたJenと過ごそう。悪いお姉さんのアパートに行くため14:30にTELすると おじいさんが亡くなったので今日みんなで田舎に帰る。Jenは気が動転しているという。昨日、R4で遊んでしまったのが悔やまれる。こんなことなら真剣にもう一人、オキニを探しておけばよかった。不安な気持ち一杯で18:50にナナプラザに出陣。昨日は2階を攻めたので今日は3階の19:00から開いている店を攻め、R2、R4と回ることにする。R4まで行ってしまえば、今日も負けである。ナナプラザの門をくぐると 決めたこととは違って、いつもの習性で一階を廻っている。ある店で 「見るだけ!!」 と声がかかり無視して10mほど歩いた後、何を思ったか引き返してそこに入ってしまった。入ると客は自分一人だけ、「いらっしゃいませ~」 の声はオブセッションに居たカマのママ。
またやってしまった!! 逃げようとしたが、もう遅い。腕をつかまれてステージの正面の席に連れて行かれた。

「なんでここに居るんだ?」
「店を変わったのよ~」
「この店も全部LBか?」 昨日の悪夢が蘇る。
「みんなLadyよ、あの子はどう?」 と薦められた姫は、確かに可愛いがオキニ候補には少し悩む。黒人が一人入ってきたが、多分かぶらないだろうと思い、「もう少し待って」 と待つ。出ようかと思っているとさらに可愛い娘が奥から出てきた。何も言わなくてもママがこの娘はどう?と早速呼び寄せてくれる。イープンの好みを良く知っている。
「この娘、本当にLady?」 やっぱり今日は慎重になっている。

 少し話しをして流暢な英語にペイバーしようと思った時、姫は戻ってくるからと言ってダンスに向かった。こっちを見つめて一生懸命アピールしてくる。いかれたレインボーの奴らとは大違いである。着替えてきて良く見ると飛び切り可愛いいという訳でもなかったが、最近は、いかれた姫たちに懲りてスタイルと性格重視に変更しているので顔は合格ラインである。Jenとの出会いはあっけなかったので、こんなに気持ちがHiになるのはターと出会って以来、半年振り。それを察したのかママがHAPPYにね!と言って送り出してくれた。
 名前はAum、大学生だが暮らしていけなくなったので1ヶ月前から働いている。ゴーゴーで働くのは好きではないし、両親にばれたら殺されると言っている。英語のうまさだけでなく、話していて頭がいいのがすぐわかる。

「私の事をLadyboy?と聞いたでしょ。」
「Ladyよりも綺麗だから。。。」 と苦しい言い訳をする。
「店は初めてでしょ。なぜママを知っているの?」
「前にオブセッションで。。。」
「LBが趣味なの?」
「。。。。。。。」 (ああ、昨日もLBだった。とは言えなかった。) ペイバーしたのが19:40と早いので「どっか行こうか?」 と誘うと
「レインボー4は?」 と言うので
「R4はまずい。」
「彼女が居るのね?」
「友達にさんざんコーラをおごらされるから」 と信じてもらえないだろうが本当のことを言ってソイカのローハイドへ。
(後で聞いたが、可愛い姫がほとんどR2、R4に移ったため、友達が多いみたい。)
 ナナの入り口で広末似のロリポップの客引きパンダから 「あなた今日も来てくれなかったのねえ?」と声をかけられ、彼女の心象が最悪になる。20:00のローハイドも客はほとんど居なかったが、その内ファランが3-4人入ってきた。ニコリともせずダルそうに踊ったり踊らなかったりする猿たちを見てAumは、「お客が居るのに なぜ笑顔も見せず、ダルそうにしているの?」と怒っている。この姫も いい娘である。すでにお客も多いだろう。22:00のショーまで待てないのでタクシーでホテルへ。

 タクシーの中でJenからSMSが入る。今のオキニだが、コミュニケーションがとれないので そんなにHappyで無いと伝える。今度はR4のJからTELが入った。何でも遅刻してR4に向かっているから来てペイバーしてほしいというが、もう○○○の姫と一緒なので今日はダメと断る。すぐにまたケータイが鳴ったが相手が表示されない。イヤな予感がしたのでAumに「静かに!」と言ってピックアップしたが、(冷静に考えれば、本妻はこの番号を知らない。)屋根裏のWanからだった。二日間お客が居ないから来てほしいと言っている。そういえば昼間あまりにも暇だったのでデートしようとしてTELしてしまった。この娘も学生で頭がいい。高校を2年で卒業し大学に通っている。1年以上の付き合いだが、最近はあまり会っていない。学費を稼ぐために屋根裏で働いているが、収入はテップ込みで1.5万バーツ程度だろう。援助してやりたいが、外道の俺にボランティアはできない。(都合のいいときだけ外道になる。)この娘はどうしてもダメだというので3万の次に30万という英語は言いにくいので、300万と言ってみたが、ただただ困った顔をしていた。かわいそうだったけど 「トンローのSHE2で仲間と約束があるからダメ。」とお決まりの断り文句を伝えてしまった。 ホテルに着いてフロントでキーを受け取ろうとするとまたケータイが鳴った。最後は、いつもターからである。なんかJがターにもう一度頼んでほしいとTELしたみたい。「お前はどこにいるんだ?」と聞くと 余裕の姫は、お客とトンローに居ると言っていた。

 ソイカからホテルまで10分の間に4人の姫から連絡があった。こんなことも今まで無い。部屋に入るとAumは、「こんな男知らない。」と呆れかえっている。Jenと違い話も筒抜けである。「みんな友達、今のオキニはJen一人。」 と弁解しても 「100%、I can't believe. Play boy さん」 と笑いながら ちゃかしてくる。お前もお客は多いだろうと攻めると今まで一度もTELがなかったでしょ。とまた矛先がこちらに向く。(お客は日本に多いみたいで休みの翌土曜には2-3人からTELがあった。)
 相手もお客がたくさん居るはずの人気の姫である。別に隠すことは無い。Jenとの会話に苦労していた自分には、可愛い姫と楽しく話せるだけで嬉しい。まだ22時前、笑いすぎてお腹が減ったと言うのでイサン料理を買いに出る。なぜか今までのオキニにイサン出身は居ない。Aumもチェンマイ出身だが、ナナで働くようになってイサン料理にはまった様だ。Soi5と7を結ぶ路地にサソリやゲンゴロウの屋台があるのを思い出し連れていったが、違うというので結局Soi4の屋台まで行ってホテルに持ち帰り、お互い顔を見合わせながら骨つきの肉にかぶりついた。このまま朝まで話をしているだけでも満足だったが、シャワー?と聞いてきたので先にバスルームへ行きバスタブに浸っているとAumが裸で入ってきた。最初の日から来る姫も珍しい。こっちがサービスする側になり、おフロと同じ体勢で体の隅々まで丁寧に洗ってあげる。胸は小さいがスタイルはスリムで最高にいい。これが本当のチェンマイというほど白い肌をしている。またその肌が柔らかくて抱き心地も最高、Jenの青い肌とはまた違う。21位かも知れない。顔も19には見えないが歳なんてどうでもいい。嘘をついていたとしても別に失うものも無い。自分が一緒に居たいと思う姫と楽しく過ごせればそれでいい。オキニにしたくなった。

 その日は寝付けなかった。腕の中で寝息をたてているAumを静かに見つめていた。Aumが軽く寝返って抱きついてきたところで2回目、そして眠りに着く。また眠りが浅くなったところで2人で求め合う。結局翌日の昼までまどろみの中に居た。翌日また攻撃が始まった。
「Play Boyの上になぜそんなに強いの?薬を飲んだでしょう?」 確かに1/4錠ドーピングしたが、(名誉のために言っておきますが、ムショでは元売人から4錠\300で手に入るのでケチっている訳ではありません。)一晩でこんなにやったのは初めてだし、3回を超えると気持ち良さより辛さの方が勝ってくる。サービスなのか本当のタルンなのか、相手が求めてこないとこんなにできるものではない。12:30にホテルから追い出されたがFLTまで時間があるのでとりあえず、Aumのアパートへ。 冗談でアパートで続きをやろうと言うと従姉妹が来るのでBoomBoomはダメと言っていたが。。。

 アパートはA/Cとインターネットはあるが、温水シャワーが無い中途半端な部屋でB8,000は高いと思う。同じ地区でMRTからも近いTちゃんのアパートはA/C、温水シャワー付きでB5,500、部屋も格段に広い。今度空きがあるか聞いてみよう。同じアパートにAumとTちゃんが居れば言うこと無し?タイ料理を出前で取った後、2人でベッドでいちゃついていると また自然にそうなってしまった。これで片手で数えられなくなった。忘れようとしても お互い忘れることはできないだろう。そうしてる内に高校生と中学生のいとこが来た。教育に良くないので2人共、あわてて服を着る。期待していたのにあまり可愛くなかった。そろそろ2人で空港へ。Aumが疲れたし、痛いので今日は休むと言うのでペイバーとタクシー代を追加で渡す。BoadingまでにJenからTELとSMSがあり、TELには出れなかったがSMSは、「もう大丈夫、ごめんなさい。」と謝っていた。

 10月にパンドラの箱を2つも開けてしまった時は後悔したが、最後にJenとAumという2つの希望が出てきた。果たしてこれが希望なのか?もしかすると悪魔かも知れない。特にAumからは、危険な香りがほのかに感じられる。



























~危険な香り~ 



  1/中にムショに戻って来たあとJenからのSMSがサッパリ来なくなってしまった。1週おきくらいにTELすると 
「Jen Khitthwng、Khitthwng maak maa~」 と前と変わらないし、横でカタギのお姉さん(本当は従姉妹らしい)が、
「そこで I Love u too. と言いなさい。」 と家族からもサポートされている。
Jenのおじいさんが亡くなって最後の日に会えなかっただけで浮気がバレた訳でも無く、喧嘩をしたわけでもないのでSMSが来なくなった理由がわからない。1週間くらいは田舎に居たと思うので、すぐにいい客ができたのも考えにくいし、日・英ともダメなバイトのJenは、彼女をタニヤ嬢並に扱ってくれる いいお客に巡り合えるチャンス自体が非常に少ない。多少は気になるが、今はAumが大事なのでむしろ都合がいい。
 一方Aumであるが、SMSを送れば熱いSMSが返ってくる。TELしても楽しそうに話してくれるが、Aumからのワン切りCallは一度も無い。お客が多いのは判っているし、たった一夜を共にしただけである。会えたときに楽しく過ごせればいい、3月の仮出所が待ち遠しいだけだった。

 Aumはお客と居るときには電話を取らない。(自分と会った日には取ってたくせに。お客とは思われてなかったみたい。)
2-3日連絡がつかなかったが、ある時たまたま繋がった。Aumがピックアップしたのでは無く、なんかの拍子でonになってしまったみたいである。TELの向こうでAumはお客と大喧嘩をやっている。
「あなたは ただのcusomer、2万バーツくれただけで 何の権利があると言うの!!」
「お・俺のことをCustomerと言うのか?」男はAumの迫力に圧倒されている。
ドラマを見るように聞き入ってしまった。こんないいタイミングでTELが自然に繋がるものなのか???あとで聞くとこの客は、もとタイ駐在で友達の紹介で知り合い一番長い付き合いだと言っていた。それにして気性の激しい姫である。
 
 3/3日バンコク着、Aumは従姉妹が居るのでアパートには来てほしくないそうで、18:00にMRTホイクワンで待ち合わせ、従姉妹と一緒にカラオケに行って飯でも食おうとタクシーでタニヤへ。ではなくアソークのビッグエコーへ。Aumはカラオケは初めてだと言って最初は少しシャイだったが、アルコールが入ってくるとマイクを離さない、踊り始める。。。自分は従姉妹と顔を見合わせてあきれていた。
 この田舎から出てきた従姉妹、TELで聞いたときはゴーゴー研修生と勝手に想像していたが、16歳というものの13歳くらいにしか見えないひよこっちである。シャイで一曲も歌わなかった。どうもAumが面倒を見ているらしい。カラオケでJenからTELが入る。そう言えばこの時期の仮出所は前から決まっていたので1月に伝えていた。
「今どこ?」
「友達とカラオケ、Jenはどこに居る?」
「実家に帰ってるの。」 と聞いてほっとした。また連絡すると言ってTELを切ったが、このTELがボタンの掛け違いを引き起こすとは、このときは想像すらできなかった。。。

 22:00近くになり、そろそろ一緒に行こうか?というと Aumは、このまま従姉妹と帰るという。
「あなたはJenにケアしてもらいえばいい!!」と言ってどうしても来ない。
Jenはクルンテープに居ないので、こっちも「そうするよ。」と簡単に言えないのが多少辛い。勝手にタクシーを拾って帰ってしまった。言い出すと聞かない姫である。この日はナナに行ってないのでAumがペイバーしている(仏教の日で1000Bも)。一緒に来るか来ないかで少なくとも5千Bは違ってくる。JenからTELがあったくらいで そこまで意地を張らなくてもいいと思うが。。。 ちなみに、ビッグエコーは夜間は、1時間400Bか25時までの歌い放題が1100Bとばか高く、日本人ばかりでした。

 気持ちを切り替え、バイタクでソイカへ。入り口に着くと通りが真っ暗。そうか今日は仏教の日だった。さっそくタクシーの運ちゃんが今日はどこも休みだから俺がいいとこへ連れて行ってやると声をかけてきた。これでも外道の端くれ、Aumだけでなく昼間にナナの2人の姫に営業を確認している。無視して再度、バイタクを拾いR2へ。06年の最後となったJIBは居なかった。やはり22:30になるとレベルが低い。迷っていると多少いいなと思ってた姫を後ろの席の奴に盗られた。この時間は、いい姫がいないので迷う時間は長いが競争相手は多い。
 場所をR4へ。ターとJは居ないがDとTは居た。他人の振りをして姫を眺める。多少いい姫がいたのでR2の反省を活かし、なじみのチイババに言ってステージから直接呼んでもらう。姫が横に座るとしばらくしてDがやってきた。おまえに用は無いと言ったが、友達らしくDも座ってしまった。Dがまたペイバーしてくれという。まあこいつが一緒に来たほうが姫も安心すると思い、3人でSoi5レストランへ。
 
 やっぱり飯は2人より3人以上のほうがうまい。Noi姫もすっかり気を許している。明日の朝、お寺に行く服がほしいというのでTシャツ、ジーンズとサンダルを買ってあげた。今夜はいつもの潜伏先ではなく、Aumと過ごすためにラチャダー郊外にリビング・ダイニング付きのサービスアパートを取っていた。姫はここで あなたと住みたいと喜んでいるが違う姫のために取ったなんて言えない。やけになっていたのかAumに買ってきたルビーのピアスまであげてしまった。ポケットからムショとクルンテープのケータイを2つ出してドレッサーに置くと1つほしいというが、ケータイは必要なのでとりあえず思いとどまった。今日オキニと喧嘩したというと 大喜びの姫は私を彼女にしてほしいという。R4では真ん中より上くらいだが、ケータイも持ってない姫である。半分は本気だろう。ターやAumみたいなGoGoのNo1をオキニにしようとするからドタバタが絶えないのであって、こんな姫と付き合えば楽しく長くつきあえるんだろうと思うが、気持ちはOKを出さない。
オキニ選びは難しい。
 2人でシャワーを浴びてベッドへ、オキニのOKサインが出ないのでなんか燃え上がらない。20過ぎの可愛い姫を抱いているのに気持ちが燃え上がらないなんて なんて贅沢になってしまったんだろう?Noiは、友達のケータイが借りれるから明日また連絡してねと番号をくれ、朝早く起きないといけないからと言ってショートで帰っていった。その後、一人で淋しく眠りにつこうとしたときJenから明日クルンテープに戻ってくるとSMSがあった。

 次の日、Jenと約束した後、AumからSMSが入る。折り返しTEL、Aumの性格はわかってきたが「今日はJenが来る、約束を破るわけには行かないので、明日また会いたい。」と正直に言うとAumはOKと言っていた。Jenは19:00に来ると言っているが、そんな遅い時間はダメ、Phuuying yo yo(いつもJenに言われる) だから早く来ないとまたナナプラザに行くぞ! とか夜は友達とタニヤで約束があると言うと16:00頃にSoi11ホテルにやってきた。こんなことを言っても あなたはにはたくさん女の人が居ると少しすねた顔をするだけで、決してAumの様に怒らない。3/3日に来ることも直前には連絡していなかった。
 Jenは、今までゴム無しでは絶対ダメだった。途中ではずしてみたり、がまんできなくなった声が漏れるようになり、もう大丈夫かなあと思って挿入しようとしても赤ちゃんが出来るからダメと拒まれた。昨年シンガですこしヤバかったかな?と思うところがあり、前日やったHIVの検査結果をJenに見せると判っていない様な反応だったが、ベッドの中で髪からつま先まで愛した後、見つめ合いながらゆっくりと挿入していくと静かに目を閉じて受け入れてくれた。

 夜になってカラオケに行かないの?と聞くのでJenが来たからキャンセルしたといったら喜んでいた。見方によってはバカだが、自分にとっては素直で可愛い娘、有難いと思わないといけない。Jenとは今までスケジュールが会わず、これまでどこにも出かけていない。今夜は悪いおねいさんを誘い、ディスコに行くことになった。おねいさんはいつもの出勤時間の22:00に来るというので二人ともウトウトしていて気が付くともう24時になっている。Jenは、おねいさんとTELした後、ディスコはやめようと言う。少し腹が減ったので飯を食いに外へ出てSoi5に居るおねいさんと合流。
 おねいさんは真剣にカード占いをしてもらっていた。ファラン好きの猿も来て3人と一匹でタイスキを食べてホテルへ帰る。Jenのケータイをチェックすると自分以外に英語のSMSは受信も送信もない。事前に消したかも知れないが自分のは1月から残っているので他の客に同じことをしている訳でも無いことが判る。(ケータイをチェックするのは俺くらいかも?)またTEL登録も一つだけアルファベットのものがあったが、これ誰?と聞くと もう要らないとその場で消していた。
 Jenが必要としているなら一緒に居たいと思う。でもAumとの成り行き次第では頻繁に会えなくなる。お金の関係であっても、お互いが必要としていないならやはり居心地は悪く、些細なことでケンカでもすると すぐにどうでもいい結果になってしまう。
悪いおねいさんは、妹はいつもあなたに会いたがっていると言ってはくれてはいたが。。。
 
 3/4日 どこか一緒に出かけようと思い、「ボーリングは?」と聞くとあまり気が乗らないみたい。多分行ったことがあると思ったが、「Siam Ocean Warldは?」と聞くと 「それ何?」と知らないみたい。「パラゴンだよ」と言って指差し会話帳の魚のページを見せると「レストラン?、おいしいの?」とか聞いてくる。R4のターなんてOPENから2ヶ月くらいで行こうと誘うと 「もう4回も行ったし。。。」と可愛くない返事だった。会話帳に水族館というタイ語がないため、Jenは友達にTELし、何があるのか聞いていたがやっと理解できたみたい。天然記念物並みの貴重な娘である。
 着くと うれしそうにケータイの動画でず~っと撮影している。グラスボートに乗ったとき日本人の家族連れと隣になってしまった。船底を覗き込むと頭と頭が当たりそうな距離にあり、奥さんの頭からスペシューム光線が飛んでくる。だいたいここはクルンテープ、平日に家族で水族館に来る方が悪い!!バリアを張って攻撃に耐える。でもJenはケバくないし、特にこの日はノーメイク、こちらも父娘に見えないことも無いが。(そんなことは100%ありえないか?)
 その後、パラゴンで写真のプリントを待つ間にウインドショッピング。水着を見ながら今度、サムイかマレーシアに行こうと誘うとパタヤでいいというのでパタヤに行くことになった。ペイバーは不要だし、経済的な姫である。 昨日実家からきたJenはまた今日、実家に戻るといってタクシーで帰って行った。アユタヤ近くと思っていたが、まったく逆方向、クルンテープから南西へタクシーで約1時間というのがやっと判った。

 Jenには今日、ムショに戻ると言ってSoi11ホテルを一緒にチェックアウトしてきたので、Soi5ホテルにチェックイン、さてそろそろAumが来る時間になった。約束の17時頃、TELするが出ない。30分してまたかけるがやっぱり出ない。客と空港に行っているのか?約束を破るような姫とは思っていなかったので少しショック。もうAumのことは忘れて新しいオキニを探すことにするが、約束を破ったことには怒りが残る。もしやと思いホテルの電話でかけるが、うまく繋がらないので、さっき7-11でもらった1バーツを使いわざわざ公衆電話でかけるとAumが出た。思ったとおりである。
「どこに居るんだ?、約束したのになぜ来ない??」
「今ナナに居るの。」 客と居たのではなく、まだ意地を張っているみたい。公衆電話作戦が成功したので怒りも少し収まり、「今から行っていいか?」 と聞くと 「いいわ」 と簡単に言う。あとで聞くとSMSでbad lady (for me)と送ったのを怒っていたらしい。開店前の○○○○に行くと 「あなたはプレイボーイだから嫌い」とか、「昨日はJenと何回もやったんでしょう?」といろいろ言われた。でも正直、相性がいいのか、何回もできるのはAumだけである。3時間ほどBARで過ごした後、ペイバーしホテルへ。
 久しぶりということと、仲直りの後ということでお互い気持ちは燃えたが、酔いが醒めておらず、挿入後、勝手に逝ってしまったのでAumにはクンニと指で逝ってもらう。安心したのかAumは寝てしまった。前回と同じように腕の中で軽い寝息をたてて眠っているAumを見つめながら今回あったいろいろなことを考えてしまう。おとといは、従姉妹とタクシーで帰ってしまった。次の日SMSが来たが、俺が意地を張っていたらそれで終わっていた。今日もAumの行動が読めなければ会えなかった。確かに彼女たちは弱い立場に居る。姫にも選ぶ権利はあるが、やはり男次第である。いい姫が出来れば、簡単に捨てられてしまう彼女たち。他の姫も良く使う「Up to u 」。 AumのSMSにもあったが、この言葉の表面は甘いが、時には深く、切ない。Aumは自分が弱い立場なのが嫌で余計に意地を張っているんだろうが、多少は生活のためにも必要としてくれなければ、こっちも疲れてしまう。
 Aumから漂ってくる危険な香りの中でこんなことを考えていると何か楽しくなくなり、帰ってもらうことにした。訳の判らないAumは怒ってお金は要らないと言ったが、こちらが約束を破っているのでそういう訳にもいかない。チップをポケットにねじ込んだらそれを返そうとまではしなかった。

 すこしへこんだが、ナナに行くとAumと会ってしまうかも知れないので、懲りずにソイカへ。もう24時、バカラを覗くが動物園。シャークも水族館だったが、以前ペイバーしたTが残っていた。この姫はいつも顔を見ながらフィニッシュしたいほど 好みの顔をしている。当時はまだ田舎から出てきたばかりで英語がろくに話せなかったこともありオキニ候補にはならなかったが、5ヶ月が過ぎて普通に会話が出来るようになっていた。この姫を安牌とすることにしてローハイドへ。ローハイドで顔は今一つであるが、飛び切りスタイルのいい姫を発見。席に呼ぶが非常に愛想が悪い。こんなのはゴーゴー初体験である。ファランしか相手にしないのか?今度、髪を黄色に染めてまたトライしよう。その後シーバスに入るが、トドのハーレム状態なので1:45分にシャークに戻ってT姫に2:00に外で待っていると伝えるが、今晩はパタヤ帰りで疲れていてどうしてもダメという。安牌と思っていたら振り込んでしまった気分!!どうりで遅い時間まで売れ残っていたわけである。明日の昼ならOKと言うが、昼にはホテルをチェックアウトしなければならない。
 仕方ないのでスクンビットをテルメまで歩く。テルメ前の屋台で可愛い子発見!!でも近づくにつれて今一つ、二つと下がって来る。夜目、遠目は恐ろしい。ロング2,500Bというババ(またもやNoi)にどうにでもなれと思い2,000Bでついて来るなら来いと言うと付いて来てしまった。Jenのおねいさんに出会ってしまう時間なのでSoiに入るまで他人の振りをして歩く。ホテルに入り話をすると24才と言うがひいき目に見ても27才位である。いくら選択の余地はなかったとは言え、ビーンボールを振ってしまった。昼は化粧品の販売をやっているらしい。基礎化粧品をたくさん持っていたので嘘ではないみたい。初めてイチゴのゴムを被せられた。サービスも今一だが、愛想はいい。シャワーを早く浴びろとか、ゴムを使えだとか、昼まで付き合うとプラス1000Bだとか性格はキッチリしているが、嫌味はない。化粧をとるとまったくのブスであったが、素朴で愛嬌のある顔をしていた。
 
 次の日も昼間することが無いのでしょうがなく付き合ってもらうことにしたが、お寺が好きなので案内してあげるという。言うこともババくさい。でもバンコクで、お寺に行ったことが無かったので、まあいいかと思いWat Phoへ。いろいろ説明してくれてなかなか詳しい、いいガイドである。昼間なのでイープンの観光客も多く、ババを連れて歩くのは恥ずかしいが、ケバくないのがせめてもの救いである。でもいい観光になった。タクシーの中で日本の客からTELが入る。TELの間、スカートの中や胸に手を入れてチャカしてやる。こんなババにわざわざ日本から会いに来る奴が居るのか?コン・イ-プン恐るべし!! なぜかタクシーはMBKの前で止まり、飯を食い、チップ代わりにケータイカードを買わされてSiamの駅で別れた。ババNoiは駅近くのもう一つの寺にお参りに行くと言っていた。
 
 空港のラウンジでJenのことを想う。自分にはもったいないくらいいい娘であると頭では判っている。コミュニケーションが取れないためか気分が今一盛り上がらなかったが、Aumを諦めかけた今、Jenの存在が大きくなってきた。学費は出すから夜間英会話のスクールに行けとSMSを送ってしまう。
 次回4月は2週間の仮出所であるが、Jenと1週間も一緒に過ごすのは、間が持たないので無理だろう。3つ目のパンドラの箱を開けてしまうような悪い?予感が付きまとう。



















 








































最終章 ~ソンクラン~



 その後、Aumとは2-3回連絡を取ってみたが、そのころなぜか屋根裏のWanが頻繁にコンタクトしてくるようになり、Aumのことは忘れてしまっていた。Wanは、もともと英語はうまかったが、日本語で普通に会話ができるようになっている。Wanは今までホテルにも来たことがなかったが7月で20才になる、もう子供じゃない。彼女になるなら今度会うと伝える。Wanは、はっきりとYesとは言わないが、会いたいと言う。毎日2:30や3:00に寝て朝、学校へ行く生活をあと2年も続けるのは辛いだろうし、タニヤのその他の店同様、最近は特にお客が少ないらしい。この娘ならサポートしてもいいと思っている。確率は50-50か?ペイバー攻撃されるのではなく、こちらから攻撃しなくてはならないゲーム感覚が面白い。
 
 3/31-4/14日まで15日間の仮出所、もともとソンクランのAumの誕生日に合わせたものだが、今となってはソンクランを入れてしまったのが悔やまれる。Wanとはどうなるか判らないし、Jenとは3泊が限界だろう、またどちらもクルンテープに近い自宅でソンクランを過ごすらしい。オキニの居ないソンクランで3つ目のパンドラの箱を開けることになってしまうのか? そんな訳で期待より不安のほうが大きく、結局クルンテープは5泊7日、他はミャンマー(一応、観光。)と日本で過ごすことにしてしまった。。。外道失格も近いと思う。
 
 4/2日ヤンゴンから戻ってきて、Soi11のいつもと違うホテルに昼前にチェックイン。深夜のTGで日本に帰る予定なので今日はゲームを楽しもうと さっそく約束していたWanにTELするが、ずっと話中で繋がらない。バロン(古い!!)で髪を切りながら何度もトライするが、どうしても繋がらない。後で聞くとケータイの調子が悪かったとのことで、ケータイが悪いのか?ネットワークなのか判らないが、Wanのケータイは自分がプレゼントしたものなので、こうなるのが運命だったんだろう。期待していたゲームは始まらないままキャンセルになってしまった。
 仕方がないのでJenに16:00にホテルに来るように伝えるが、16:00にTELすると今、アップナームがやっと終わったと言う。その後何回TELしても「タクシー、タクシー、Rot tit yo yo」 と言うばかりで18:30になっても来ない、年末と同じである。腹が立って今日はもう来なくていいと伝える。またドタバタが始まるのか?少し憂鬱になる。

 19:00前のナナプラザ、2階を探索しているとR4に入って行く姫の後ろ姿を見てハッとした。入り口に近づくとボーイと立ち話をしていた姫が声もかけていないのに振り向いた。やっぱり。。。しばらくの沈黙の時が流れた後、「可愛くなったでしょう。」と目のあたりを指差す彼女。プチ整形でもしたのか?少し目元のイメージが変わっている。むしろ素朴な素顔が好きだったのに。この日は、どうでもよかったので 「今夜、日本へ帰るけどそれまで付き合うか?」と聞くと一日にショートを何回もこなす姫が、少しうつむきかげんに黙っている。「Up to u」と言う言葉をかみ殺しているのが判ったけど彼女の口からその言葉が出る前に 小さくBye-Byeと言ってしまった。

 そのままマンダリンへ、可愛いのは一人も居ないが客もない。一人くらい客寄せパンダが居るだろうと思い出勤して来る姫を待つこと45分、期待は簡単に裏切られる。人ごとながらこれでやっていけるのか心配になる。20:00前にゴールデンタイムのR2へ移動。ダンスも入れ替わって一とおり眺めるが、マンダリンとはレベルこそ違うものの どうしたのか?ここもオキニにしたいような姫は居ない。この時期でこのレベルだとこの後のソンクランが思いやられる。
 仕方なく、その中で一番可愛いと思う姫を呼んで名前を聞くと またNoiと言う。これで新規はNoiの3連荘!!もう20時30分、遅くとも22時にはチェックアウトしないといけないのでペイバーはやめにしようと思っていたが、Noiは少し遠慮がちにペイバーを頼んでくる。頼まれれば、なかなかイヤとは言えない性格なのでそのままホテルへ。時間が迫っているが、やりたい気持ちでもないのでしばらく話をしていたが、Noiは早く済ませたいみたいである。シャワー別、DKダメ、クンニもキライでいいところは無かったが、バンコクは混雑してるからキライと言っていたNoi。性格が悪くないが故に見ず知らずの男とのBoomboomは好まないのだろう。でも次はDK OKと約束してくれ、空港まで送ると言ってくれたが、来てもらっても今日は時間がないので「また今度な。」と断わった。正月はCXだったのでTGは約1年振り、シェルシートを倒したあと気が付くともう朝食の時間になっていた。

 日本ではダラダラした生活。ある朝、起きてすぐメールをチェックすると寝ぼけまなこにAumの名前が映る。ドキッとして一瞬で目が覚めた。横で”特ダネ”を見ている本妻をチラっと確認する。トイレにPCを持ち込んでメールを見ると。。。 

 「Hello!! Darling. お元気ですか。長い間あなたから連絡がないけれど どうしてますか?
 多分、私のことは忘れてしまったのでしょう。素敵な彼女ができたんでしょうね?
 あなたが幸せでありますように。お体を大切にして下さい。 Aum 」

気が強く、意地っ張りのAumからメールが来た意味を考える。。。この他愛もない内容は、「もうすぐ来る誕生日とソンクランを私と過ごしてもらえませんか?私にはあなたしか居ません。」と言うことだろうが、そう書かないのがAumらしい。誕生日に手ぶらで会うことも出来ないし、パーティーのスポンサーにならなければならないことも判っているが、ソンクランに新しいオキニを探すというドタバタから逃れたかったし、それよりもバカな自分はAumから必要とされたことが嬉しかった。以前Aumから、ママが11日にチェンマイに帰ると聞いていたのを思い出し、4/9-12日までJenと約束があるにもかかわらず、「11日にミャンマーから戻ってくる。11-14日を一緒に過ごそうと返信し、11日の夜をダブルブッキングとしてしまった。

 4/9日スワンナプーム着、Jenにシャワーはホテルで浴びればいいから16:30に来いとTELすると前回で懲りたのか今日は、17:00頃やって来た。早速予定を確認する。Jenには11日に帰ってくれとは、すぐに言えないので 「12日に実家に戻るんだろう?」と尋ねると 「いつまで居るの?」と聞くので正直に「14日まで」と答えると 違う姫と会うのが判っているようで「それなら14日までずっ~とあなたと居るわ!!」といたずらっぽく笑う。子供だと思っていたが、なかなか手ごわくなって来た。いつケータイをチェックしたのか?「Aumちゃんと会うんでしょう?」と名前までバレている。「そんなことは無いよJenしか居ない、どこか友達と旅行に行く。」とその日は笑ってごまかした。明日はパタヤ、水着を買うためにMBKに行こうと誘うと恥ずかしい(aai)から水着は要らないと言う。何でも買ってやるからとショッピングに連れ出したが、なぜかMBKよりラチャダーがいいそうなのでラチャダーへ。ナイロンのショートパンツしか買わないJenにTシャツとパンツでもいいが、ソンクランじゃないんだから普通の下着じゃダメと説得、通じたかどうか不明だが、なんとか水着を選んでもらうことが出来た。言葉が通じないため、Mai aw、Mai awですごく疲れる。その他の服を2セットくらい買ってあげてホテルへ戻る。

 翌日、Jenというお弁当持参でパタヤへ。この日スワンナプームに着いたムショ仲間TKが、これまたお弁当を持って追っかけてくるという。ホテルでプールへ行こうと誘うと 「ファランしか居ない、aaiだからダメ」とJen。あそことあそこにも姫は居ると言うと渋々ついて来た。aaiなのか金づちなのかJenはデッキチェアで寝そべっているだけだったが、夕方の日陰で寝ていると水面を通ってきた風が心地いい。この後、浜辺とウォーキングストリート(WS)を散歩してホテルに戻り、TKを待つ。
 20:00頃やってきたTKがオキニと外へ飯を食いに出ている間、クルンテープ以外でJenと初めてのBoomboomとなる。Jenは前戯では、よく感じて濡れているが、挿入すると痛いらしい。よってJenはBoomboomがあまり好きでないが、いつも黙って受け入れてくれる。自分のは人よりも小さいし、奥に当たっている感覚も無いのになぜだろう? 23:00頃、WSのディスコ(名前忘れた)に居るTKから誘いがかかる。Boomboomで疲れたJenは部屋で休んでいると言うので弁当なしでWSへ。ディスコでファラン連れの、でも少し可愛い姫が一心に踊っているのに見とれていると向こうが一緒に踊ってくれと手を引きに来た。ファランのテーブルを見ると姫が一人あぶれている。自分にお誘いが来るのかと思ったが、ただ踊ってほしいだけの様だった。その後TKと3人でペパーミントゴーゴーへ。

 ペパーミントはトップレス、hiiが下から丸見えのスケスケスカート、全裸と3種類のステージがあり、もう0時を過ぎた時間なのに平均レベルも高い。パタヤへ行くぐらいならクルンテープで十分と思っていたが、多分相場も低いのでパタヤだけで過ごすほうがいいかも知れない。一人、とびきり可愛い姫が居た。今までオブセッション以外でこんな姫は見たこと無い。二の腕につけたバンドにチップが札束になっている。マグロでもいいので別にホテルを取ってお手合わせ願いたかったが、残念なことにコンイープンの客がついていた。もしかするとオブのララちゃんと同じかもしれないが。。。
 Jenは一応、気になるようで2回ほど、「早く帰ってきてね。」とTELがあった。明日は海で遊ぶ予定、早く起きなければいけないのでそろそろホテルへ。帰りにこれまた超可愛い姫とすれ違いざまに目が合った。振り返ると姫も振り返ってこちらを見ている。可愛い過ぎるのでLBの予感がしたのと、やはりJenが居るので後ろ髪を引かれながら また歩き始める。「今の見たか?」とTKに言うと 「見た見た。あんな可愛い姫、バンコクでも見たことない。何で声をかけなかったんだ? でも俺もLBと思う。」と言う。さすがムショとクルンテープの往復だけでTGのゴールドメンバーを維持している奴である。

 翌日、TKはボートを借り切ってダイビングに行こうと言ってたが、寝過ごしてしまった。10時にチェックアウトし、浜辺でボートを借り切ってラン島近くの小島でシュノーケリングを楽しむ。思ってたよりも相当透明度が高い。Jenも水中メガネ、シュノーケルと救命胴衣を付けて浅い海へ入っていくが、シュノーケルが使えない。でも楽しそうにしている。溺れた人を助けるように浜辺まで引っ張って行ってやると今度は貝殻を集めている。やっぱり子供。この後、ジェットスキーで遊ぶ、Jenに運転を変わると最後までハンドルを離さなかった。飯を食いにラン島へ行ったが楽しみにしていたファランのトップレスは居なかった!!。

 パタヤへ戻って海の家?でシャワーを浴びる。Jenに一緒に浴びようと誘うとまたMai aw。ホテルではいつも一緒なのに。。。仕方なく一人で浴びているとケータイが鳴った。裸なので慌てて操作を間違い切ってしまったがAumからだった。そうか約束の11日だが、AumからさきにTELが来るとは思わなかった。JenのMai awがラッキーだった、振りチンのままかけ直す。
「今、何処に居るの?」とAum。
「ミャンマー、ミャンマー」
「ミャンマーでタイのケータイが使える訳ないでしょ。。?」 なんでそんなことまで知ってんだ? ミャンマーへ行く前に現地旅行会社の日本人に聞いても「多分使えないと思います。」くらいの返事だったのに。。。ムショのケータイならどこでも通じると誤魔化せるが、タイのケータイ番号がAumに表示されてしまっている。
「タチレクなの?」とAum。Aumはタチレクに行ったことがあるのか?でも助かった。
「うん、タチレク。夕方のエアアジアでチェンライから戻る。多分夜になるけど連絡する。」去年ターと一緒に行ってたのでなんとか取り繕うことができたが、あせってエアライン名までご丁寧に言ってしまった。Aumがキツネなら自分がタヌキというところか? Jenとは違う意味で疲れる。

 さてJenをどうしよう?今日はとても楽しかったが、コミュニケーションの問題で2泊3日が限界。しかしTKだけなら話を合わせることができるが、TKのオキニにも話を合わしてもらわないといけない。でもJenは、TKのオキニと友達のようになっていて、「俺の回数が多い。昨日は4回もやられた。」(本当は3回なのに被害妄想になっている。)と言うようなことまで話しているらしい。TKが、「もう他の姫に会うことがバレているみたいだぞ。」というので一か八か「今夜、TKと一緒にウボンに行くので、(TKは明日、飛行機で行きたいみたいだが、まだFLTを押さえていない。それにもう12日の空席なんてないだろう。)今日、実家に帰れるよ。」と言ってみると「ウボンにまでLadyが居るの??」と聞いてくる。女だけが目的と思われてるらしい。(実際、そのとおりですが。。。) でもその後ママに今日帰るという様なTELをしている。ありがたい姫である。

 Jenの荷物を預けているので2人でSoi11のホテルにチェックインする。フロントはJenのIDカードをコピーしているが1-2時間後には姫が入れ替わる。。。 部屋に入ってJenの服やパンプスを整理しながら、さてどうしよう?タルンなAumちゃんは、体調万全で迎え撃たないと自信がない。ここでやってしまうと先が不安だったが、もしかすると最後になるかも知れないし、Jenも済ませないと帰れないと思っているみたいなので結局、押し倒してしまった。フルマラソン前に5,000mを走ってしまった気分。Jenが帰った後、20:00頃、AumにTELするとタクシーで出勤途中と言うのでそのままホテルに来てもらうことにした。

 ホテルが違うので通りに出てAumを待つと こちらからはAumとは判らないが向こうで手を振っている姫が居る。近づいてきたAumからは危険な香りが漂って来ない。。。ように感じられた。部屋に入ると
「なぜミャンマーに連れて行ってくれなかったの?」とAum。
「でもパスポートを持ってないって言ってたじゃないか?本当は持っているのか?」
「タチレクなら時々行ったわ。」
「Aumはパーマンなのか?」
「違うわ、タイ人よ。」
写真を見せてというので日付のデータを消して見せる。もちろんJenを撮ったメモリーカードとは入れ替え済みである。
「これがヤンゴンのシュエダゴンパゴダ、これがバガン遺跡だよ。」
「今度、絶対に連れてってね。」
「それならパスポートを取りにセントラルデパートに行こう。」
なぜかAumはミャンマーに興味があるようである。話を合わせてくれているだけかも知れないが。。。

 こんな話をしたあと、誕生プレゼントをあげるためにシルバーのネックレスを外そうとすると「新しいネックレスをくれるならそれあげるわよ。」とネックレスをはずされた意味が判っていない。バッグからネックレスを出して後ろでロックを止めてやると鏡の前に走って行って大喜びしている。今までのプレゼントは1月にお年玉でもらったケータイだけだという。(と言ってもケータイはバカに出来ない、WanにNOKIAの最新型2.3万Bを買わされたのがトラウマになっていてター、Jen、Aum共にいいケータイを持っていたので、初めて会った時にはホッとしたものである。)
「ところでAumは、いくつになったんだ?」今まで歳を聞いていなかった。
「22よ!」 「大学1年って言ってたじゃないか?」「高校卒業してから専門学校に行ってたの。」
1月に会ったとき21くらいと思ったが、その通りだった。
「カレッジなのであと1年、卒業したらこの仕事はやめてなにかビジネスをやりたい。そのために今は我慢して働くの。家族に仕送りをしないといけないし、お金も貯めなければいけない。レインボーへ移れば、お客が増えるのは判っているけどそれはイヤ。でも今の店はファランしか来ないでしょ、来月あたり、あなたの昔の彼女と並んでR4で踊っているかも知れないわよ。」
AumがR4に移ってその気になれば10万Bは稼げるだろう。でも一日に何回も客を取るということはしたくないと言う。
「カレッジに通うなら2:00までのゴーゴーより、1:00までのカラオケの方がいいよ。」とは言ってみたものの痛し痒しである。
「どんな仕事をするの?」
「水割りを作って、タバコに火をつけて、お客が歌ったら上手、上手と言って拍手するだけ。踊らないでいい分、楽だよ。 でもAumはプンプイになると思うけど。。。ペイバーを受けるかどうかも個人の自由だし。ところでボーイフレンドは居るんだろう?」
「居ないわ。Aumちゃんそんな可愛いのに なんでボーイフレンドが居ないの?とみんな言うわ。でもこの仕事をしている限り、ボーイフレンドは作らないことにしているの。ボーイフレンドが居るのに お客と寝ることなんて私には絶対に出来ない!!今の仕事が悪い仕事なのは判っているわ、でも仕方が無いの。。。」

 希望はあるが、今はすべてを捨てて家族と自分のためにいやな仕事をしているAum。考えてみれば、Aumとはまだ3日目である。しかも前回は、帰ってくれと言ってしまったのでろくに話もしていない。でもずっと前からの知り合いだったように思える。Aumもなぜか自分を選んで信用してくれ、あの気の強い娘が今、腕の中で泣いている。泣きながらすべてを話してくれるAumを強く抱きしめながら残りの刑期をすべてこの娘と一緒に過ごそうと誓った。
 Aumは 高校以来、ボーイフレンドが居ないので、2番目が”May be”あなたになると言う。本当のボーイフレンドは作れないから”May be”はボーイフレンドの代わりと言うことだろうが、逆にこの”May be”があるからこそ彼女が嘘を言っていないことが判る。この日は本当に燃えた、擬似恋愛ではなく、心からAumを愛した。また忘れていたそんな遠い昔の気持ちを再び持てたことをAumに感謝した。

 この後、14日までAumの誕生日とソンクランを一緒に過ごす。お互いまだ100%信頼しきっている訳でもないが、Aumからは危険な香りがまったく消え去ってしまった。誕生日は、店のパーティー、2次会のディスコ、3次会の食事にはAumの学校の友達や店を終わった姫が14人も来て朝5:30まで飲んでいた。(当然すべてスポンサー)昼から友達と飲み続けていたAumは、最後には寝ていたし、ホテルに連れて帰るとシャワーも浴びずに寝てしまった。もっともソンクランのハリウッドで散々シャワーは浴びているが。。。
 Aumはあなたには何も隠さないと言って、TELが来ると誰からだとか、こんなSMSが来たとすべて見せてくれる。タイ語表示にしていたケータイも そのためかどうか判らないが英語表示にしている。誕生日には5-6通のSMSが入る。「みんなI love Aum chan. と言うけれど、本当は誰も私を愛してくれていない。プレゼントをくれるのも、誕生日を一緒に祝ってくれるのも、愛してくれるのもあなただけ。」
 たしかにSMSをすべてみたが、みんな代わり映えの無いI love u. で これではお客の多い姫はうんざりだろう。Aumはお世辞かも知れないが、あなたのI love youの少ないメールが一番好きと言ってくれた。

 でもAumはなぜ自分を選んだのだろう?最初の頃、AumはSMSでLove me, Love meと送ってきた。その頃は単なるリップサービスと思っていたが、Aumを特別な存在として扱ってくれるお客はなぜか居なかったみたいである。ボーイフレンドを持てないAumも、誰かからは愛されたかったんだろうと思う。Aumは、10分間に4人の姫からTELがあった自分を最初は信用できなかったが、最後には本当にオキニを探していたことを判ってくれたんだろう。でもAumが先に優しさをくれたから自分も好きになれた。Aumを最初に愛おしいと思ったのは、1晩で6回求められた時の4-5回目。いつまでも終わることが出来なくて気持ち良さより辛さが上回った中で頭が冷静になり、この娘はもっと辛いはずなのになぜ黙って受け入れてくれるんだろう?と思うといたたまれなくなった。Aumは相当なタルンなのでこれは考えすぎかも知れないが、やはり相性が良かったんだと思う。
 自分も一時はお客が多く、気の強いAumをあきらめかけたが、今本当に心を開いて接してくれるAumから逃げられなくなった。訪タイ前は、Wanをサポートするつもりだったが、たまたまケータイが通じなかった結果、Aumをサポートすることになってしまった。まだ知り合って3日目の日にとりあえず、「学費の分を毎月出してやる。」とAumに約束したが、ナナプラザでAumのダンスが見られるのは、次回訪タイの5月中旬が最後のような気がしている。

最後に
くだらないオキニ話に最後までお付き合い頂き、有難うございました。今度こそAumと静かに過ごせると思います。
でも一番の気がかりは、そんなに悪事を働いたわけでもないので出所が近くに迫っていることです。
このことはAumにも伝えてあり、あなたとの関係はすぐに終わるからと いつも嫌味を言われています。
どうにもならない関係とお互い理解していますが、そのときには、この後のことを報告したいと思います。
プリズナー

 



























































since