帰ってきたNeguro通信

その卓越した文章力からファンの多かった NEGURO 氏が寄稿を再開してくれました。折角日本に帰任できたのに相変わらず女に金を巻き上げられているようです。これは最早 NEGURO 氏のライフワークなのだろうか??

<執筆再開に当たって>
ご存知『徒然草』第38段の中に、「名利に使はれて、しづかなるいとまなく、一生を苦しむるこそ、愚かなれ」という一節があります。 この一節の意味は「金や名誉の為にがつがつして、一生ストレスを受け続けて、挙げ句の果てに身体を壊して、みたいな人生は馬鹿げている」ということ。 みなさん、思い当たりませんか? さすが兼好法師、当時既に生きるという事とは何ぞや?を看破していたようですね。 どうせ一度しかない人生、ヤラないで後悔するならヤッて後悔しろ、これが私の身上です。 しかし、何かを守る為に一生懸命人生を歩む方々に、「こんな馬鹿な人生送らなくって本当に良かった」と溜飲を下げて頂く為、一方で外道な人生を生きる方々には、「良かった、馬鹿は俺ひとりじゃなくて」と共感して頂く為に、この私小説を再開する事にしました。 残念ながら、タイや女性の話ばかりではなく、ギャンブルやつまらない日常風景などにも言及していきます。 どう転んでいくか、自分でも想像付きませんが、末永いお付き合いのほど、よろしくお願いします。 二月吉日 Neguro

 外道の細道

2/7(木) 関西のうどんは侮れん!

カーラジオからはゆずの「アゲイン2」が流れており、それ程車が多く走っていない中国自動車道を流す退屈さを幾ばくかは紛わせてくれる。 時刻は夜の10時近く。 とある事情により、今日の夕方に仕事が終わって速攻で羽田に向かい、そこから伊丹空港行きのANAに飛び乗った。 空港で深夜まで営業しているレンタカー会社で車を借りて、いま西へ向かっている、とこういう訳だ。 伊丹空港は中国自動車道の池田インターチェンジのすぐ傍なので、大阪に土地カンのない自分でも迷わずに高速に乗る事ができた。 夕飯も食わずに東京から飛び出してきたので、宝塚を過ぎた西宮名塩SAに入ってコロッケうどんを食う。 ちゃんとした昔懐かしい挽肉がはいったポテトコロッケで、これがうす味のうどんつゆにマッチしていて、なかなかに美味い。 やはり関西のうどんは侮れん!

三田を過ぎて舞鶴自動車道へ入ると、今までの三車線道路から二車線へ減少し、また周囲の明りも少なくなっていき、めっきりと寂寥感に襲われる。 向かっている先は福知山。 明智光秀による城下町の整備以降、歴代城主によって発展してきた街であり、未だに市の中央に福知山城の城郭が残存しており、昔乍らの佇まいを垣間見る事のできるところだ。 ここへ立ち寄るのは二度目になるが、前回は夜中に到着して小一時間ほどで直ぐに大阪へ戻ってしまったので、はっきりとその町並みを見る事はできなかったが、今日はここへ宿泊し明日東京へ戻る予定でいる。

ここへ、しかもこんなバタバタした感じでやって来た訳はただ一つ―― そうオンナに会う為である。 彼女はSといい、日本人ではない。 もう知り合ってから既に2年近くになる。 とある事情で、急遽来週末に本国に帰る事になったという連絡が入ったのが先週だった。 そこからスケジュールなどを遣り繰りして、明日一日だけの休みを取って会いに来た、ということだ。 彼女との関係については追々話す機会もあるだろうから、ここでは伏せておく。 福知山駅近くに有る、やや古ぼけた感じのホテルにチェックインしたのが11時過ぎ。 Sの仕事が終わるのが深夜1時過ぎなので、それまで仮眠を取って過ごす事にする。

1時近くになったのでシャワーを浴びて、車で彼女の働いている店まで迎えに出る。 車で5分足らずの距離なのだが久しぶりに来たので迷って住宅街をウロウロしてしまった。 向こうも仕事が忙しかったらしく、店を終わって出てきたのが1時半過ぎで、車に乗り込ませて再びホテルに向かう。 出たり入ったりを繰り返し、既に通算年数で見ればかなりの年数を日本で過ごしている為、彼女の日本語読解力はかなりのレベルで、読み書きはもちろんのこと、日常生活レベルでは全く問題が無い。

四ヶ月ぶりにあう彼女は心なしかふっくらとして、以前のようなシャープな面立ちはやや薄れてきている。 不規則な生活はやはり健康を蝕んでしまうのだな、とは思ったものの、痩せる一方よりはまだましか、と一人ごちていた。 シャワーから出てきた彼女は以前のスレンダーな美しさより、やはり女性としての優しいラインが強調されるようになってきており、抱きしめた時の感覚もこころなしか暖かい感じがする。 始めこそ太ったから嫌だ、と身体の線を見せる事を拒否していたものの、私の手が愛撫を進めるにあわせて、徐々に羞恥心が薄れていったのだろう、本来の大胆な彼女に戻っていった。

首筋への軽い接吻を繰り返しながら、左手で胸の膨らみとその頂上に有る固い突起をもて遊んでいると、徐々に反応を見せはじめる彼女の身体にこちらの気持ちも昂ぶり始める。 唇を先ほどの突起の辺りに移動させながら、今度は肘を使って彼女の恥骨に軽い圧力を加えてやると、徐々に息遣いが荒くなってくるのが分かる。 上半身への十分な愛撫を経て、私の唇が最も敏感な箇所へ辿り着いた時には既にこちらの唾液を必要としないくらいに潤っており、その反応に満足しながらも両足の間へ顔を埋めていく。

久しぶりな彼女が痛くないように、逸る気持ちをコントロールして、それこそ先端を擦るように徐々に徐々に、挿入の度合いを深めていく。 が、やはり三分の二ほど挿入したときには我慢しきれなくなり、一気に突き上げてしまった。 うっ、という彼女の呻き声で我に返り、大丈夫?と聞いたところ、痛みは瞬間だったようで、また反復運動を繰り返し始める。 体勢を入れ替えて彼女が上になって暫くすると、その腰の動きが激しくなり喉の奥から絞り出したような、あぁー、という声を数回発した後にこちらに倒れ込んできた。 彼女が倒れ込み深呼吸を数回しているまさにその時に、彼女の膣の中で射精が続いていた。 お互いにシャワーを浴び直した後、こうやって抱いてやれるのも暫くできないな、と思いながら腕枕をしているうちに、疲れも手伝って深い眠りに落ちていった。

翌日は二人とも9時ごろに目が覚めて、ゆっくりと支度をした後に10時過ぎにホテルをチェックアウトし、福知山の市内をドライブして過ごす。 彼女の好きなうどん屋で昼食をとった跡、また仕事の支度にかからねばならない彼女を2時過ぎに寮まで送り届け、福知山を後にした。 本日までの総合収支: 飛行機代・レンタカー代・ホテル代etcで12万の出費、よって -21.6K。 大変だ、こりゃ。





2/6(水) 後味の良いヘルス


週末から、チロチロと地元でパチったり、会社の同僚と麻雀したりしてたが、終わってみれば行ってこいというより若干沈みという不完全燃焼の結果。 最近どうも上手く立ち回れない。 決して坊主という結果ではないが、勝ちの波に乗りきれない。 どうしても中途半端な立ち回りが多く、結果裏目裏目に出てしまっている。 何が原因かと自問自答はするもののはっきりした結論は出ず、取りあえず大負けはしてないから良しとするか、と強引に自分を納得させる。
今日は午後から病院、まあリハビリって名目だな。 んでこれが4時頃にソッコーで終わっちゃったので、帰社せずにそのまま新橋直行! アタマん中じゃ、連荘の嵐を引きまくって、儲けたカネで韓国エステかヘルスに寄ってスッキリしてから家に帰ろう、なーんて虫のいい事を考えまくってる。 考えてみれば、今年は姫始めさえやってない、、、有り得んぞー! 最後にヤッたのは、、、年末に吉原の某風呂屋Rにて22歳のひかるちゃんにお相手して頂いたのが最後だなぁ…(遠い目)。 良かったなぁ、'癒し系のフェラしてあげる♪'なんちって。
久々に日本に戻ってきたものの、風呂屋だけは余り価格破壊が進んでないなぁ、なーんて思ってたらなんのなんの、、、。 吉原でも、平日限りのサービスで大3枚・70分花びら二回転だとか、'ジャングルクルーズ'(大5枚で110分、オンナの子が3人入れ替わり立ち代わり付くサービス)とかソフト面での充実が図られてきたみたい。 そんで大久保や巣鴨・大塚といった山の手線西北地区辺りじゃ『大人のパーティー』が大流行りで、なんでも日系のみならず、韓国・中国系のオンナの子もスタンバッてるとかいないとか。 フィリピーナのデリヘルなんかもあるそうだし、日本も草の根ベースでの市場開放が進んでるというか、二極化傾向が一層はっきりしてきた、って感じがした。 いかん、いかん、目の前の勝負に集中せんと!
一台目は1,000円あたり17回転だったので、即ヤメ。 今日誰も座っていない台へ移動。 そして1,500円目を入れた時、右出目が一旦停止後にツツーっとスベるDスベリ(ダイナミック・スベリ)予告発生! 信頼度63%強! エンジェルのシングルリーチだったが、見事再抽選で緑7の確変ゲットォ! やっりぃ! 会社サボって来た甲斐有って出るわ出るわ、裏ロム付けてんじゃねーのって位。 その後たかだか三時間弱で都合11箱積んで24,000発ほど出させて頂き、66k勝ち。 これで収支が少~し戻ってきたぜ。 でもアジアのカジノで徹夜で50万、100万の勝負してた頃が懐かしいねぇ。
んで予定通りというか、とりあえずやってきたのはヘルス。 エステ系も考えたんだけど、気分的に生フェラしてもらいたかったのでヘルスに決定。 烏森口をずーっと歩いてちょっと横にそれたところにあるSという店。 ここは値段と質とがまずまずで今までドはずれというのは引いた事が無かったので、たまに出没している。 狭い階段を軽やかに上がって、受付カウンターへ。 店員の兄ちゃん二人が無愛想に立ってるので、35分12,000円コースをリクエスト。 今直ぐに入れるのは二人居るといって写真を見せてくれた。 一人はギャル系で、もう一人は普通っぽい感じ。 ギャル系のB90というデータにちょっと惹かれたが、普通っぽい感じの方にした'舐めるの大好き'という謳い文句にベットしてみる気になったから、、、。
えりちゃんというその子は、その店の制服であるセーラー服を脱ぎ捨てたら、すっげー細いの! 無駄な肉が全然付いてません、っていうよりも痩せ過ぎ。 どちらかといえばボリューム有る方が好きなNeguroとしてはちょっぴり残念、引き弱~い! 個室で服を脱いで一緒にシャワールームへ。 シャワールーム内では身体を洗ってもらいながら、趣味だという海外旅行の話なんかで盛り上がる。 日本語同士だと簡単な事からでも会話が成立するけど、バンコク辺りじゃこうはいかないからなぁ、、、。
個室に戻ってプレイ開始。 いきなりのディープキス(これも日本に帰ってきてカルチャーショックだった! アジアじゃあ身体は売っても唇は売らない、という女の子の方が多かったからね)に始まって、全身リップ。 股間近辺へ降りていった彼女の舌が、徐々に徐々にまた乳首の方へと戻って来てそれを口に含み舌先で転がすようにし始めると同時に、彼女の手の平全体が私の股間を包み込むようにやんわりと愛撫を始める。 上手だなー、と妙なところで感心してしまった。 そのから10分近く彼女の生フェラを堪能した後、体制を入れ替えて69に持ち込み、こちらも彼女の薄い茂みの奥の割れ目を唾液と愛液とでベトベトにさせながら、最後は口内発射一発で打ち止め。
プレイが終わった後、そそくさと後片付けを促すオンナの子が多い中、時間ぎりぎりまで趣味だという海外旅行の話で盛り上がり、久々に後味の良いヘルスだった。 帰り際にまた来てね、お仕事頑張ってね、とキスまでして見送ってくれた彼女に一応の笑顔を返しながらも、またいつもの悪い癖が出てしまった。 つまり放出した直後によく思うのだが、咥えられるその一瞬までが華で、それから後は惰性になってしまう。 何か射精する事がスポーツであるような、義務感から射精に入るような、そんな気持ちになってしまう事が多い。 確かに放出する瞬間はキモチいいし、それなりの充実感・達成感があるにはあるが、虚無感がちらほらと影を見せるのは何故か。
かねがね思ってはいたのだが、それは疑似恋愛だからだろう。 対価としての金銭を支払う事で、割と直接的な疑似恋愛関係を安易に手に入れる事ができる。 オトコが持つ放出欲は本能に根差すものであるから、このニーズに着眼した商売を否定するつもりもないし、むしろ有り難い事だろうとさえ思う。 風俗店が日本に全く存在しなかったら、強姦などの性暴力事件が多発しているだろうし、セーフティバルブの役割を果たしてくれている彼女達は感謝こそされても、決して蔑んではいけない存在であろう。 しかしやはり感情を伴わない疑似恋愛である限りは、達成感や充足感が有ろうが無かろうが、知らず知らずのうちに心と身体のバランスが平衡を失っていくのではないか、と思う。 それこそ身体は満足していても、潜在意識の何処かで心が'未だ見ぬ貴女'を捜し求めて居るのかも知れない。 そこには未婚・既婚の別はなく、ましてや年齢の高低さも関係ない。 このテーマについては、自問自答を繰り返しつつも考えて行きたいもので、答えは出ないかもしれないが、自分のレゾンデートル(存在意義)を見つける為にも、・u梃ゥつめていきたいテーマである。 今回はちょっとマジ。 累積収支: -92k まで戻ってきた(風俗・ギャンブル込み込みの計算)。





2/1(金) 六本木のランパブとデジタルビデオカメラのレクイエム

最近妹のように可愛がってやっている六本木のランパブのNから、「誕生日だからおねだりしてい~ぃ?」とデジタルビデオカメラのリクエスト。 その時は軽く返事をしたもののインターネットなどで値段をチェックすると、だぁー!安い機種でも10万くらいすんじゃん! でも引くに引けないもんな… 仕方ないのでその分くらいはギャンブルで稼ぎ出す事を決意、プレゼントを買うついでもあったので新橋へ出動。 待ち合わせの9時までの約2時間勝負。
ニュー新橋駅前ビルの中に位置するパチ屋Sが最近お気に入り。 3,000円のパッキーを購入しすぐさま「バトルヒーロー伝説」に向かう。 170回転して朝から当りが一回も来ていない台を選択。 3円換金なので1,000円あたり23~25回転いけばOKで、大体その線で回っている。 実はこの店とはすこぶる相性がいい、家の近所でも会社の帰り道でもないので頻繁には来ていないが、打って負けた事がない!
3,000円分打ったところで、激アツ予告やスーパーリーチこそ無いものの、出目のバランスがまずまずなのと結構回っているので続行を決意、更に3,000円分買い足す。 500円打ち込んだところで、赤7とスペースナイトで待望のクロスリーチからメカ回転予告! この時254回転。 結局スペースナイトで大当たりして再抽選で赤7に成り上がったので、無制限札をゲット、この店はLN制で赤7のみ終日無制限である。 これは三連荘で終了するも、その後たったの24回転でマルチアングルリーチであっさり緑7を引き当て、これがワンセットで5箱積み。
時計を見ると既に8時半近くなっており、飯も食ってない事に気づいたので、持玉を流して大3枚に交換、24,000円の儲け。 その足で烏森口近くのラーメン屋「北斗」へ。 塩野菜ラーメンを慌ただしく流し込んでタクシーに飛び乗り六本木へ移動。 飯倉交差点に差し掛かった辺りでNから電話が入り、今店に着いたが近くだから迎えに来るというので、渋滞していた事も有りロアビル前でタクシーを降りて防衛庁方面へブラブラと歩きながら向かう。
六本木交差点の手前辺りでNと合流、早速新橋キムラヤで購入したプレゼントを手渡すと、「まっじー? チョー嬉しい、アリガトー!」と言いながら腕を組んでくる。 妹が居ない自分にとっては、何か心くすぐられる一瞬で、自分もおっさんになったなぁ、と改めて実感する。 こいつは去年の秋頃に飛び込みで行ったPという店でたまたま席についたのだが、妙にハナシや考え方が似てるなーと思ったら、星座・血液型・干支(さすがに一回り下だけど…)の全てが一緒だった、、、という曰く付きのオンナ。 精々月イチくらいでしか行かないのだが、向こうも組し易しと思ったのかどうか、ちょくちょく連絡はしてくるので、接待など必要に迫られた時に利用するようにしている。
Nは一応営業しておいたのだろう、真面目そうなヤツや一見遊び人風の客などが彼女の誕生日という事で来店しており、数テーブルの間をせわしなく飛びまわっている。 ここは露出度合いで時給が違うので、自分の感覚でランジェリーをつけて良いらしい。 流石にモロ出しは居ないが、ほぼそれに近い状態の下着を着けた娘や、入店間も無い感じのまだキャミも着てばっちりガードした娘など様々。 Nは今日も白のTバックとブラを着けている。
Nは時折私の席にやってきては最近の身の回りの事や、他のテーブルの事などひとしきり話していく。 面白いな、というか可哀相だなと思ったのは、彼女の誕生日という事で恥ずかしさを押し殺して花束を買ってくる客が多いわけだが、それらの奇麗な花束がどうなるかというと…、客が帰るまではそのテーブルにキープされているが、帰るときにNがそれを持って見送りに行った後、店に戻ってくるなり店員に無造作に'片づけといて'と言わんばかりに手渡されてしまう。 彼女の部屋までもたどり着けないって事だね。 ああ、無常 by ユーゴー。
小一時間くらい居て帰るつもりが、結局3時間くらいダラダラとしてしまった。 お会計大6枚なり。 深夜の六本木は凍えるような寒さで、ブルブル震えながら飯倉方面へ歩きながら携帯のメッセージをチェックしていたら、飲み友達の人妻から伝言が入っていた。 折り返し電話を入れたところ、既に酔っ払ってしまい電車で家に帰るところだった。 つまらん。 ダルくなってきたので速攻でタクシーを拾い帰宅。 本日の収支: 24k-100k(プレゼント代)-60k(飲み代)=-136k 取り返すのは容易じゃねーぞ、こりゃ。 Nともヤレるのかヤレないのか分からんし。 そんな自分が可愛かったりして。





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