MP嬢の裏事情 BY:YoungBoggy

具体的にどこの店のマル秘情報というのでもなく、小説風体験談でもなく、諸々の体験から知り得た裏話だが、時にはこんな話に耳を傾けても損はないと思う。MP嬢中心の話だが、働く場所(形態)の違いはあれ、他の商売女にもある程度は当てはまると思う。いろいろな場に当てはめて、読んで欲しい。(ちなみに、どんな話にも勿論例外はある)だから、おやめなさいと言うつもりは毛頭ないし、私も当分やめるつもりはない。商売女を誹謗中傷するわけでも決してないし、騙されないようにするための予備知識でもない。心得ていてどうするかは各人のご自由。実情を知らず、後腐れないようにフツーに遊ぶのがいちばんいいとも思う。個人的には、実態を知れば知るほど遊びづらくなると言っておこうか。それでも男として哀しいかな、遊びに行ってちょっかい出してしまうんだが・・・(フツーに遊んでいる御仁は娘と何も発展しないからいいが、ちょっかい出しすぎて進展しそうな御仁、進展してしまった御仁、すでに囲っている御仁、ささやかながら何らかの参考になれば幸いである)
  1. ミャンマー娘の動向
  2. 学生という娘の実態
  3. モデルの娘たち
  4. 娘の気質
  5. 娘たちのアパート
  6. 娘たちのおカネ事情
  7. エージェントという存在
  8. 店の評判
  9. コンチアたちの実態
  10. コンチアとのつきあい
  11. 上客になるには
  12. 困った御仁たち
  13. ノー背広同盟
  14. 某MPでのエピソード1
  15. 某MPでのエピソード2
  16. 娘の考察1
  17. 娘の考察2
  18. 娘の実態
  19. 本当の一般人
  20. 偽の関係
  21. フェーンという存在
  22. 素人と玄人
  23. 総論
外道の細道

ミャンマー娘の動向
 数年前から急激に増えたミャンマー娘、一時期はカトリーヌやラデフォンスなどに多数在籍していたが、度重なる手入れによってほとんど一掃された。(この2店は警察のコネが弱め)いったいどこに雲隠れしたのだろうと思ったら、現在は何とアムステルダム、ノア、V2に多数潜伏中という話である。(前者2店はコネが強い)この娘たちの中には未成年も多く、通常の店では働けないので、ほとんどがエージェントの庇護の下でかなりのパーセントを搾取されながら働いている。未成年の場合は、店のマネージャーにもパーセントを搾取される。働かせてやる見返りである。この娘たちの中にはすでに死亡したタイ人のIDを5万バーツ払って取得し、タイ人に成りすます娘もいる。市の職員が金銭目当てでそういうことをやっている。従って、IDカードだけでは見分けがつかない。現在はかなり締めつけが厳しくなって18歳未満のタイ娘は以前よりも減った。エージェントも、未成年は厄介なので庇護することに消極的だ。ところが、ミャンマー娘かラオ娘は驚くほど若年の場合がある。警察に捕まっても娘だけが処罰されるだけだからである。もし、未成年のタイ娘がいたらIDを誤魔化して働いているか、店も承知で働いているだけである。日本では考えられないが、田舎の親元から離れてバンコクや、外国人観光客の多い都市でブラブラしている未成年もたくさんいる。仕事ではなくて、金の必要から何らかの“活動”をしようと思ったら、ここタイでやることは限られている。そこに法律などほとんど意味がない。ちなみにタイ人は15歳未満にはIDカードは発行されないから所持していない。従ってIDカードを持っていない娘は15歳未満であるか、IDカードを絶対に見せない娘は所帯持ち(女性だけ既婚者は敬称がちがう)か、実はタイ国籍ではない、いずれかの可能性が濃厚である。タイ語が読めない御仁にはどうしようもない。

学生という娘の実態
 ほとんどのMPは午後1〜3時が開店だが、この時間に働きに来ている娘は、恋人や友だち、家族に昼間の仕事とウソをついて働いていたり、夕方からどこかで商いをしていたり、何もすることがないから昼真から時間つぶし(?)にやってたり、エージェントに搾取されるために強制的に開店時から閉店までしっかり働かされている娘などである。MPで働いている娘が大学生とか自称することがよくあり、知り合った日本人は勝手に掘り出しものと喜んでいるが、こういう娘は実は小学校すら出ていないことが多く、MPで働くようになって金ができ、復学して学校に通っているにすぎない。若い恋人が学校に行ったほうがいいとアドバイスするケースも多く、娘はせっせと通う。商売女は堅気なことが苦手(本人が飽き性?)なので続けられないことが多いが。週末にこの復学学級が開講される場合が多く、週末はMPを休んで大学に通っていると自称している娘は、概ねこの手の娘である。(学校に通うという口実を作って、他の若い男やパトロンに会う時間にしている娘もいる)日本の風俗店で稀に本物の女子大学生がバイトで働いているのとワケがちがう。このへん、勘違いしている御仁の何と多いことか。復学学級のクラスでは、女子生徒全員が商売女というクラスもある。講義をする講師、男子学生がこの女たちを放っておくはずがなく、講師が娘をナンパするケースも後を絶たず、娘も客以外の男に知り合う機会でもある。また、最も客足の多い木曜、金曜などは稼ぎ時だから休まず、客は大半は所帯持ちだから週末は家族サービスに徹してMPには顔を出さない。従って土・日はMP嬢の出勤率が最も低くなる。遊びで忙しい、同棲中の男が休みということで仕事に行かない娘もいるが、逆に週末だけ働きに来ている娘というのもいて、普段は普通の会社でOLをやっている娘もいる。上司がMPに遊びに来て会社にバレてしまい会社を辞めた娘がいたが、この娘、しっかりと才能(?)を売り込んで、その上司の愛人に納まったらしい。デパートガールで上司の愛人をやっていたが部下の新人にその地位を奪われて捨てられ、それまでの贅沢な経済事情を維持できなくなり、やむなくMPに転職した娘もいた。妙にプライドだけが高い女だったが、きっとどこかで新しい愛人にめぐり会って、今でも享楽的なミアノイ生活をエンジョイしていることだろう。本物の学生というのも勿論いるが、年代でいえば、高校どころか中学生の年代の娘もいる。学校に行っていない、または行けなくてブラブラしているのだ。こういう娘たちが経済的必要に迫られたら何でもする。特定の店や場所で働いていないというだけで様々な形態で男とのつきあいを求める=経済的援助を乞う娘も多い。中には玄人より凄腕の素人もいて、仕事をしない代わりに貢いでくれる男が複数いる見かけはフツーの娘もザラにいる。何もしてなくても優雅に学生生活を送れるのは、要するに、経済的に困窮していない家庭に生まれたタイではごく少数の裕福な娘であるか、日本ではおよそ考えられないが、学業を終えた後、親を介して二号になる約束を交わし、経済的援助を受けて学業に専念できる娘である。この類の娘は意外と少なくない。学生時代に若い男とできてしまい、約束を反故にする娘なんかもいて、唾をつけても“味わい損ねる”タイ人オヤジもいる。同情に耐えない。

モデルの娘たち
 日本と違って(タテマエ上は)タイでヌードはご法度である。テレビや映画の女優が人目に裸をさらすことは女優生命を絶たれることと同じであるから、水着姿くらいしか拝めない。が、タイにもスキンマガジンなるものが多数存在する。(完全なエロ本も勿論あるが、大っぴらにできないだけである)そういう男性雑誌でヌードを披露する娘たちは風俗で働いている場合がほとんどで、MPでは特別にダラー、モデル、ピセー、サイライなどという呼び名でタマダーの娘たちより高い値段で働いている。店ではヌードを披露した娘だというだけで客が指名するから大歓迎である。スキンマガジンを置いてあるMPも多い。そこから選べるという店もある。こういうモデルの娘に下品なサービスを求めても期待外れに終わることが多いのは、こういう娘たちは、外国人のオッサンにサービス良くしたところでチップはたかがしれていることをよく知っているからである。(女が生理的に嫌悪感を感じる御仁は問題外)彼女たちが最終的に狙っているのは、タイ人の金持ち男である。いわゆるパトロン探しにMPで働いているような娘も多い。タイ人の金持ち男がパトロンというだけで箔がつき、商売女にとってある種の勲章みたいに感じるからだ。特に各方面に顔が利いて何かと便利な金持ち男の愛人になる魅力は絶大で、娘は商売女というひがみを払拭して、プライドを満たし、金を誇示できる絶好の機会になる。外国人の男は金があっても(タイで)権力があるとは限らず、いざというときに“使える男”になりえないから、カモ男になるくらいしか価値がない。こういう娘たちは、パトロンが見つかればさっさと店を辞めるから、すぐにいなくなる。が、一年もしないうちに他の店でちゃっかり働いている娘は、要するに、愛人と別れて二号生活が続けられなくなった、ヒモがいるのがバレて捨てられたなどで、さらなる愛人探しと金稼ぎを兼ねての再デビューというわけである。二年たっても三年たっても同じ店でずっと働いているようなモデルの娘は、初めから二号になる気がないか、何かの目的遂行のために我慢しているか、性格不美人(?)で二号になれないか、ずっと同じ恋人に貢いでいる健気な(?)娘か、そんな理由である。年季が入ってくるとリクルートして、高級ホテルのディスコに出没する高級娼婦みたいなことになる娘もいる。30歳過ぎのオババであっても、外国人(主に白人)の玉の輿に乗っかれるチャンスが残っているほとんど唯一の職場だからだ。姥桜の行く末は、そんなところだろう。

娘の気質: 
 タイの女を出身地別に大別すれば中央部、北部、東北部、南部の四地域。(バンコクで南部娘は少数派)色白の娘は中央部か北部と相場が決まっていて、東北のイサーン出身の娘は顔つきを見ればすぐに分かる。(もっと慣れてくると、例えばロイエットとウドンタニーの娘の違いが分かるようになる)この店はイサーンの娘が多いとか、北部出身の娘が多いとか特徴がなくはないが、出身地と肌の色が比例しない娘もいるからあまり気にする必要はない。が、どうやら出身地別に気質というのは存在するようだ。北部出身の娘は、何しろ金にせこい。ケチである。自分の財布は絶対に開かない。イサーン娘は本当に貧しいから何でもワリカンにするようなところがある。同郷人だと親切にしたり、自分から払ってやるという気前のよさを発揮することもある。南部娘がバンコクで最もお目にかからないのは南部の一大歓楽都市であるプーケット、ハジャイ等に働き口がたくさんあるからだ。とても親切な人はどこまでも親切だが一般的には腹黒く意地悪だと言われる。性格もサバサバしている。最も特徴(特長?)がないのが中央部だろうか。それでも外見が皆同じように見えてしまうのは、メークアップの出来の悪さからくるのだと思う。通常、娘が店に出勤してくると、髪型と化粧は店と契約しているスタイリスト数人で全部まかなう。どの娘も同じようになるのは同じスタイリストがやっているからで、時間が限られているからそれぞれの女に合ったカラーやメークアップなどを施している余裕がないからである。また、タイ人のメークアップの趣味は、色白の日本人の目からすると厚化粧でいただけないことが多い。すっぴん顔の時の娘に会うと妙に可愛かったりするのは、こういう理由からである。雛壇の中で皆ほとんど同じ衣装を着ているタマダーの娘の中には、自前の化粧道具すら持っていない娘も多い。愛人がいたりして、高価な化粧品を買える娘は自前でメークアップをしてきて店に来ることもあるが、それも毎日面倒くさいから、すっぴんで来て店でやってもらう。色白に見えても、化粧を落とすと意外と浅黒い娘が多いのは、やはりタイ人だからであって、日本人同様の色白の娘(華人の血を引いているのだろう)は、そう滅多にお目にかかれない。また、慣れてくると(娘とタイ語で会話が成立するという前提で)10分話すと分かるが、ある程度、娘の前歴もお見通しになる。客としゃべることが前提の店(クラブやカラオケ等)で働いていた、カフェーの元ナクローン(歌手)だった、男がいるかどうか、持ち物や服をさりげなく観察して愛人がいるなということも、ほとんど読める。返事ひとつで、商売女ならではの同じような常套語句を並べたウソをつくからすぐ分かるようになる。ひとえに、ご自分の経験と目を肥やすことだ。(タイ娘の典型的なウソを本にしたら一冊で足りないくらいすぐに出てくるが、列挙するのはやめておこう。また、別の機会に譲る)

娘たちのアパート
 ラチャダー、ペッブリー、パラム9に大半のMPが集中していることはご存知のはず。MPで働いている娘はこの界隈に住んでいることも多い。ラチャダー通りのホワイクワーン地区のアパートは、ほとんど商売女(MP嬢に限らない)で部屋が占められているところもある。夜の商売に従事しているから、朝から起きだしてくる人などいない。午後過ぎまで(時には夕方まで)ひっそりとしている。ちゃんと駐車場が完備されているアパートでは、連日住人以外のクルマが駐車してある。ベンツ、BMWなど、パトロンや金持ちギックが部屋に訪れるからである。こういうところにちょっと懇意になった客などを連れ込む場合があり、男のほうもヤリたくて誘われるままに部屋に上がり夜を明かしたりするが、同じ部屋に他の別の男が、それも大勢訪れてくることなど思い至らない。「女友だちと二人で住んでるから(=あたしは男はいない)・・・」などと男を安心させるためにウソをつく娘もいるが、実はこれが曲者である。(『お母さんと一緒に住んでいる・・・』)などと部屋に上がらせない娘がいたら、これは99%男と一緒にいるからである。タイ娘は、自分が商売女であることを両親や親戚に知られることを最も恥としている。また、携帯番号を教えない娘は、母親や父親が持たしてくれないと判で押したようなウソをつく。この時代、携帯を持たない娘なんていない)女友だちと同居していても、友だちの男が部屋に来て、彼女とベッドでコトに及んでいても、女友だちがいながら自分が恋人とヤッていても、娘たちはお互いに平気だ。時には、二人でどちらかの男を交互に相手するようなことさえ起きる。連日、違う男が部屋にやって来て、一週間でいったい何人ギックが部屋を訪ねてくるか、店でも相当数の客の相手をしながら、よくまあできるものだと感心する(呆れる?)娘もザラにいる。懇意になった女のアパートの部屋に行ったら、同じ階の向かい側の部屋にもう一人引っかけている女が住んでたりして冷や汗をかいたことがある。また、ソイメンチャイ(ホワイクワーンの中心の通り)にある女のアパートに行ってコトに及び部屋を出てきたら、ちょうど隣のアパートに住んでいる別の女に出くわして問い詰められたこともある。また、女の部屋でコトに及んでいたら、女のパトロンが訪ねてきて、怒声を浴びせながらドアを叩いて大騒ぎするから部屋から出られなくなったこともある。自分の部屋に連れ込むよりマシかと思っていたが(理由は後述)、こういうのも考えてみればけっこう危ないものだ。ほどほどにしよう。銃でドスンとやられても、バンコク週報に載るくらいが関の山である。(ただし、こういうアパートに出入りして顔を知られると、何かと得をすることもある。店以外で別の娘と知り合う機会になるのだ)

娘たちのおカネ事情: 
タイの商売女の商売女たる所以は、持ったことがない大金を手にするとさっさと使い、後先を考えず貯めることを知らないことであろう。金に関して驚くほど無計画な頭しか持ち合わせていない。彼女たちは金がない、金がないと言いながら、実はほとんど無制限に使ってしまう浪費癖があり、一般人から見下されるのを恐れて不必要に見栄を張る。高級ブランドのバッグや時計、金(きん)やダイヤ、高級ブランドの化粧品から服、2万バーツを超える高級携帯、果てはクルマまで、物欲に限りがない娘もいる。全ては商売女の“ひがみ”からきているのであるが、高級デパートやブティックで買い物をしている商売女たちは、自分よりも遥かに金がないくせに学歴だけは高い店員などに侮蔑の眼差しを向けられているのを認めたがらず、本物の金持ち娘には完全に負けるので無視し、同僚の商売女たちの中ではあたしがいちばんという、“井の中の蛙”的発想で全てを割り切る。商売女がパトロンなどを連れて買い物に行くのが好きなのは、店員も金持ちパトロンの前では侮蔑の眼差しで対応できず、パトロン男の社会的地位を傘に、あたかも自分の使用人に対するような口の利き方をし、自尊心を満足させることができるからである。高額なモノを欲しがる裏には、いつの日か金に困ったときに換金して足しになると考えているからである。だから、金(きん)などは絶大な人気がある。(タイ人は、貯蓄できると金を買うのが伝統だ)本能で、このままの経済状態でずっといられないだろうと知っているからでもある。パトロンにはいつ捨てられるか分からず、他に若い男を養育しているのがいつバレるか怖く、地方にいる親に金をやらないわけにもいかず、(普段つきあいのないような)親戚がいつ金に困って泣きついてくるか分からず、ギックの男にもこづかいをやり、本命にいくら貢いだら他に女を作らないか分からず、商売女のおカネ事情は意外と厳しい。金があるときはそれはそれは日本の中年サラリーマン以上に月々遊ぶ金があり、呆れるほど大金を使うが、困窮すると、本当に明日の米を買うのに困るほど落ちぶれる。自業自得であるが、当の本人は、これがタイ女の人生とタカをくくっているようである。タイ人は、諸外国の人生もタイとあまり大して変わらないだろうと思っているフシがある。お門違いも甚だしいが、タイ人は他の国のことに無知であり、知りたいとも思わない。人権とか平等とか、この国の人はこの世には始めからないものと諦めているようだ。救いを見出すのは、ただ、男・クスリ・ギャンブルのみ。仏教の僧はといえば、この世の無常を説きながら、タンブンしなされというばかりである。この現世には幸せはないのだと。だからこそ、来世で幸せになれるよう、現世でしげしげとタンブンに励むタイ娘も多いのだ。どこか時代錯誤していると感じる日本人も多いだろう。先進国家にに生まれた幸運(辛さ?)を噛みしめよう。
エージェントという存在
 エージェント付きのMP嬢というのがいる。エージェントというのは、娘を数人抱えていて店に送り出し、仕事をさせ、歩合を搾取する人間である。娘の値段に応じて、1ローク仕事をしたらいくらというふうに取り決めている。娘が自分で店に出かける場合もあるが、エージェントが自らクルマでアパートに迎えに行き、仕事の終わる頃に迎えに行く。一日の稼ぎを誤魔化されないようにするためである。娘は毎日の稼ぎから歩合を払う。エージェントに搾取されるわけである。エージェントは店のマネージャーに話をつけ、自分の娘に極力仕事させるように賄賂を払う。(マネージャーはコンチアに指令を出して推薦させる)娘はエージェントに、エージェント分と店のマネージャー分を搾取されるのである。(客が払う金の約半分は店の取り分、娘は自分の取り分からエージェントに搾取され、エージェントがマネージャーにやる分も娘の負担、さらに娘はコンチアにチップをやり、メーバーンにチップ、店のスタイリストに化粧と髪をやってもらえばチップをとられ、飯は店の外に出られないから、客と同じ金額を払って同じものを食う・・・いやはや何とも、毎日いくら残ることだろう)こういうマネージャーはフリーの娘を排除することもあり、エージェントがいないと客がつかないということもある。特に未成年の娘はエージェントに頼らないとまともに仕事にはありつけないので、ほとんどいるだろう。田舎から出てきたばかりの娘、MPに転職したいという他種の商売女や素人娘は、自分一人だけでは不安に感じ、エージェントを頼る場合が多い。かなりの歩合を搾取されても、エージェントの言われるままに働けば、それなりの客がつき、仕事をこなせるからである。(エージェントが女をスカウトするときの誘い文句は、どこかの怪しい求人広告とそっくりである)エージェントは自分で金が欲しいために、娘に店の開店と同時に閉店時間の最後まで働かせる。ピセーやモデルの娘の中で、夕方6時〜7時頃になってやっとモソモソと仕事にやってくる娘は、エージェントがいないフリーの娘だ。エージェントは、MPの元コンチアであったり、元MP嬢だったり、カフェーで唄っていた元ナクローン(歌手)だったり、さまざまだ。エージェントは娘の物欲を刺激して、アレが欲しい、コレが欲しいという希望を叶えてやることが多い。娘の借金が増えればエージェントからますます離れにくくなり、借金を返却するまでは(返却した後も)専制的に娘から搾取することができるからである。田舎の両親が金に困り、若い男に○○を買ってやりたい、クルマが欲しいなど、エージェントは娘の借金が増え続けるのを歓迎する。搾取された上に借金が増えても娘が逃げ出さないのは、報復を恐れるからだ。エージェントは裏各方面にコネがあるので、娘にどういう報復をするかは容易に想像できよう。エージェントは表舞台に出てこない人間なので客が接することは滅多にないが、稀に客自身がエージェントとトラぶるケースがある。ある日本人のケース・・・MP嬢にご執心になった某氏、娘に仕事を辞めさせて、年に数回遊びに来るパトロンとなった。娘はエージェント(20台後半の年齢の元MP嬢)を父親違いの姉と紹介し、エージェントの恋人を義兄に仕立て上げ、その男の母親を実母にして、この某氏から金を巻き上げていた。筋書きはエージェントが考え、娘は忠実にその通り実行して一家(?)してグルだったわけである。某氏はとうとう真剣に結婚することまで思いつめて娘に申し込んだが、最後は某氏の友人によって事実が暴露され、全てがご破算となった。つきあい始めてから一年余、某氏は娘に毎月5万バーツを日本から送金していただけではなく、遊びに来るたびにかなりの金銭を与えていた。この偽一家、郊外に大きな一軒家を借りて、高価な調度品を揃え、クルマまで買って豪勢な暮らしをしていたが、内実はエージェントにほとんど搾取されていた。数人の別の娘を一部屋に住まわせ、半ば軟禁状態にしていた。某氏は年数回タイに女遊びに来る典型的な中年のタイフリークだったが、これでかなり懲りたらしい。それ以来、タイに遊びに来ているか・・・知らない。

店の評判
 時間帯とタイミング、その日の客層(VIPルームの団体客がごっそり時間買いしている場合は、見事に娘がいない)、時期(最近は給料日前の週末などは、どこも閑古鳥が鳴いている。反対に給料日後の週末は混んでいる)にもよる。娘と自分との相性というのがいちばん重要になるかもしれないが、店の評判は娘の品揃えにあるばかりでなく、客層も重要なポイントである。「ナタリー」をご贔屓にする御仁は、ナタリーの客層の6割近くを占める日本人の平均的嗜好の持ち主だから満足できるのであって、アンチナタリーファンにとっては摩れているイモ娘ばかりとすこぶる評価が低い。ますますタイ人客の足が遠のいて、外国人客ばかりになるのも頷ける。ある店に満足しない客は、不思議なことに何度行ってもダメなのである。女遊びの妙といおうか。これは自分がその店の客層に入らないことからくるのだろう。自分の色を変えるか他の店に行くしか手はあるまい。また、店には必ず“旬”がある。タイに在住の御仁はいつでも遊びに行けるからいいが、滞在日数が限られている旅行者に“旬”の見極めはかなり難しい。さしあたり知ってる店、有名店などに足を運んでお終いにならざるを得ない。“旬”は娘のラインアップ次第だから、半年から一年と、気長に待っているしかない。娘も同じ店で働いていると厭きたり、客とトラぶったり、同僚とトラぶったり、他の店に友だちと移ったりするからである。相性のいい娘にめぐり会ったら、連絡先を訊いておいて損はない。(教えてくれなかったら話は別)娘が他店に移ったら探すのに一苦労する。そういう場合、娘が働いていた店のコンチアが連絡先をほとんど知っている。素直に教えてくれるかどうかは、そのコンチアにどのくらい貢献したか(=チップの額)、娘を特定できるような番号や源氏名を覚えているかが問題になるが、躊躇せず、訊いてみよう。もういない、働いてないという場合は、他店に移った以外は男と知り合って囲われている可能性が大なので、残念ながら諦めるしかない。無理につきまとうと、娘のパトロンに何をされるかわからないケースもある。ご用心。(すでに男が何人いても、自分から積極的にアプローチしてくる娘もいる。男版の二号三号になりたい御仁には利用価値大である。最近は経済事情を反映してか、男からの収入が減った娘も多いことだろう。男一人ではやっていけない娘もいる。二人目、三人目募集中という娘が増えるのも頷ける。一人月1万バーツでも、ちゃんとくれる男が5人いたら、娘にとってかなりの収入になるのがお分かりだろう)

コンチアたちの実態
 遊ぶ客は考えたこともないかもしれないが、毎回懇意にしてくれるコンチアが、実は、自分の選んだ娘の恋人(旦那)ということがありうる。娘に高価な贈り物を買ってやったり、外に連れ出して金(きん)を買ってやったり、デパート(エンポリアムあたりでよく見かける)で買い物三昧させたりしている御仁がいるが、恋人コンチアは裏でニヤリとしていることだろう。エージェントが男の場合、庇護されている娘のほぼ全員、彼の性的玩具にされている場合もある。MPのマネージャーが店の娘を手なずけている場合もあって、愛人にしている場合もある。(某MPのマネージャーで、店のピセー娘の半数を愛人としている奴もいる。差し支えあるのでどの店とは言わないが・・・)また、女コンチアで同性愛者(トム)もいて、店の娘が愛人という場合も多々ある。コンチアにチップをやって、娘にもチップをやって、二人の生活を陰で支えているようなものだ。考えるとアホくさくなる。外道サイト上にはB200同盟というのがあるそうだが、こんなので裏をかいてやったと喜んでいるうちは、ケツが青い。コンチアの取り分としてB100、価格を上乗せしたりして値上げしているMPではすでにチップはとられているのと同様、客が金を払うときにコンチアがキャッシャーに渡すチケットには誰の取り分か書かれており、すでにコンチアには歩合が入っているのだ。(ノルマを達成しないと月給が出ないところが多いので、必ずしも貰えるものではないが・・・)また、コンチアの推薦というのを素直に信じている御仁がいるが、コンチア自身がエージェントの場合があり、自分の庇護の娘を推しているだけの場合もある。本日まだ1ロークも働いてない娘がいたりするとコンチアがMP閉店後にマネージャーから叱責されるという店もあって、ほとんどその娘の名前すら知らないくせに(客の指名が少ない)娘を推薦してくる場合もある。娘はコンチアに自分の取り分から必ずチップを渡すが、この額次第でコンチアが推薦している場合もあれば、自分の懐にもおコボレが入ると期待できる娘、娘に金を借りている(貸している?)から推薦している場合、客の好みなどそっちのけというコンチアもいる。大半のコンチアは実は大して娘の情報など知らないものだ。客の嗜好は十人十色。個々の客の女遊び経験も千差万別。どこどこのレストランの○○は天下一品などというあやふやな情報と同じで、娘の良し悪しも、“蓼食う人も好きずき”というのに相応しい。コンチアのご推薦なんぞ、こんな程度にすぎないと思っておいたほうがいい。余談だが、コンチアのご推薦常套句の筆頭、『サービスがいい』『性格いい』『優しい』と呪文のように唱える奴がいたら、カモの客だと舐められている証拠だ。疑ってかかろう。さりげなく気を遣って、あとは客の勝手にさせてくれるコンチアのほうが何かとありがたい。とにかく、コンチアの売り文句は出鱈目も多いと知ろう。ちなみに、女コンチアは一見親切そうでタチの悪い奴も多い。気をつけたし。(個人的経験によれば、男コンチアに自分で遊びに行くとしたらどこに行ってるかと訊くと、友人のコンチアがいる店などに行ってる場合が多いが、そういう店は日本人客が大挙訪れる、いわゆる、“観光客御用達の店”ではない。また、タクシーの運転手に訊くのがいちばんいけない。タクシーの運転手の生活レベルを考えれば遊んだことがある店はしれている。遊んだことがない奴も多い。客を連れて行くと店からバックマージンを貰えるから連れて行くだけである。皆さん、ご存知の通り。いちばん性質の悪い店は・・・外道を隅々までよく読んだら分かるだろう)

コンチアとのつきあい: 
 女の数が少なくて話にならないという店もあれば、30人ずらっと並んでいても選ぶのに苦労する店もある。どうせ、一度に相手するのはほとんどが一人。時に二人。多くて三人(四人?)だろう。選択肢が多ければ多いほどいい店とも限らず、女の数が少ない場合、タイ人常連客がいい娘を予約していて仕事中であるかもしれず、メンバーがごっそりVIPルームに連れて行き、時間買いしているかもしれず、姿を見かけないだけかもしれない。自分で選ぶにしろ、コンチア推薦の娘にするにしろ、娘との縁はほとんど運だめしみたいなものだから、娘がいなかったら早々に見切りをつけて退散するか、粘るかの見極めは、その店にどのくらい精通しているかによる。あと半時間待っていたら、いい娘に出くわしたかもしれないと後悔したことがない御仁はいないはずである。店に在籍する娘全員を見ることもできないし、お知り合いになれるわけでもないから、当たりがいい店は何度も足を運んで通うことになる。店によっていろいろ特徴があるので、好みに応じて河岸を変えればよい。タマダーに人材が豊富な店、モデルクラスが圧倒的にいい店、ローカル色が強い店、穴場的な店、ロケーション、客層や値段など、さまざまである。外道サイトの投稿を読んでも、娘との体験談に終わっているものが多くて、肝心の店の特徴を客観的に掴みにくい。あまり人の話も当てにならない。ご自分で足を運ぶのがいちばんである。MPは、コンチアの仲介なしで遊ぶことはできない遊び場であるから、ある店に出かけるとまずコンチアとのつきあいから始まる。問題はそのコンチアだが、使えるコンチアと使えないコンチアがいることを知ろう。せっかく娘のラインアップはそこそこなのに、コンチアがロクでもないという店もあるし、コンチアがまともでも、ラインアップがひどい店もある。たまに、使えないコンチアと仲良くなって損をしているのに気がついていない御仁もいる。外道の投稿を読んでいると諸氏の奮闘ぶりが伝わってくる。勝手に自分で娘と交渉する形態を好む御仁の中で、MPをあまり好まない御仁は、もしかしたらコンチアとの交渉に煩わしいものを感じるのかもしれない。片言英語ができるコンチア、日本語可のコンチア、タイ語オンリーのコンチアと様々だが、個人的な経験によれば、観光客で食ってるような店、ほとんど10分足らずで娘を選んで階上に消える客が多い店などのコンチアが最もダメだ。はちきれんばかりの欲望剥き出し状態だと、コンチアが何もしなくて客が勝手に選んでくれて娘が売れていくから、娘もコンチアも店自体も向上しない。チップがもらえなくても、客を階上に送り出した時点で奴の歩合となり、ポイント稼ぎに貢献するわけで、なかなか娘を決められない客の相手をして時間をとられるよりはマシであって、その上、チップがもらえれば御の字なのである。急かすコンチアがいたら(どうせ、チップはしれているかくれないだろうから、とっとと娘を選んで階上に失せろ)というサインであり、舐められているのだ。それでも、(いちおうチップをやるのが礼儀なようだから、このくらいやっておこう)とチップをやる“ありがたい”御仁がいる。こういうのはいちばんつまらない、意味のない金の使い方をしている。やらなくてはいけないというものではないのだから、知らんぷりするに限る。イイ思いが少しでもできるように、コンチアに“渡り”をつけようと思う場合にチップが必要になるのであって、そんなことを考えてもいない御仁、そういう仕事をしていないコンチアにはチップをやる必要は全くない。やらなくとも、すでに料金の中に奴の歩合は含まれているうえに、娘が必ず自分の取り分からコンチアにチップを払っている。とんでもない娘を推薦しやがってとクレームをつける客もいるが、大半のコンチアは他人事のように、(おれの知ったことじゃねえ)と思っているはずだ。客が金を払った後はどうでもいいのである。客がクレームをつけて申し訳なさそうな顔をしていても、奴の懐にはすでに歩合と娘からのチップが入るのだから、聞き流しているだけである。

上客になるには: 
 どこの店でも特別待遇を得るには上客になるしか手はない。上客になるための唯一の方法は、ひとえに、金を使うことである。貢献度が低い=通ってる頻度が低い=落とす金がしれてる+チップがしれている御仁は並の客であって、売れ残りのカスを推薦されるくらいがオチである。単なるカモの客に近い。コンチアからVIP扱いされるためには、女遊びに慣れているだけでなく、他種・他店も含めてコンチアやマネージャーの人脈を知り、どの店に行っても知られている顔の広さと知己があり、(これは並の客ではない)と思わせる“重み”が必要だ。(ただ単に店で顔を覚えられている、よく行っているだけで足りない。こちらが店のことをよく知っていて、働いている従業員の私生活、店の裏事情、遊び場の裏事情などに精通していることが必要。狭い世界ゆえ、どこかで必ずつながっている)バンコク市内の各所で安く抱ける娘をいくら知っていても、情報通とはみなされない。タクシーの運ちゃん並の男だと思われるだけである。パッポン、タニヤ、ナナ、ソイカウボーイなどの常連でもダメ。(娘は自分を買いに来る男の懐具合を熟知している。敷居を一歩間違えると、娘に煙たがれるほどである)こういうスポットは観光客&外国人相手の専門街というべきで、タイ人の遊び場ではない。500バーツの娘を買うタイの男は、女遊びに500バーツしか使えない男なのであって、娘も自分を相手にする客をその程度だと思っている。が、多少金があるくせに500バーツの娘を買う外国人がいて、娘がいくら騙せるかと皮算用できるような隙を与えるから、ボラれたり、盗まれたり、トラぶったりするのだ。金がないタイ人の男を娘は騙さない。騙す金がないからである。自明の理だ。逆に、B200のチップで娘が喜ぶだろうと思っている御仁が、気紛れに5,000バーツの娘を相手にしても面白くない経験になるはずである。どうやら、娘の値段とサービスは反比例するような気がしないでもないが、値段の違いは娘の美人度というより、相手にしている客層と売る“もの”の違いだと思う。どこにでもいるB1,000の娘をタイ人の金持ちは相手にもしない。金持ちはセックスの満足を得るために遊んでいない。それだったら、いつでも、いくらででもできる。B1,000の値札がついているから買わないのであって、B5,000の値札がつく娘しか相手にしようとはしない。それ以外に理由はない。無趣味なのである。一般的に金持ちはあまり美人でなくてもスタイルがよくて色白の娘を好むから値札が高いだけであり、娘の方も簡単に稼げるからサービス自体が悪くなるのである。B1,000の娘がB5,000の値札をつけないのは客が買ってくれる自信がないからで、サービスがすこぶるいいのは、それ位しか売るものがないからであり、年齢も高め(若年で無知だから自分を高く売ることを知らないだけというのもいる)であり、容姿もかなり落ちて(小柄で可愛いだけの娘はタイでは高い値段で売れない傾向がある)、安い値段でそこまでしないと金を稼げないという先入観で覚悟を決めているか、特定の店で一定時間働かされるのが億劫か、いずれかである。値段の違いはそんなもんだ。(絶対、この男を捕まえてやろう)という下心がある計算ずくの娘は、高くてもサービスがいいことがある。また、娘が個人的に男に興味がある場合は金額の問題ではなくなる。(ただし、娘が惚れていると早合点しないほうがいいが)安かろう、悪かろうという娘も勿論いる。当たり外れの運命はごく基本的なミス(店の色の読み違い、男のマナー、過度の期待、その店の客層に当てはまらない、店や娘に見合った客の経験、遊びのマナー)が原因かもしれないから、数回行っただけでは分からないのが普通である。その店の特徴を楽しめばいい。何はともあれ、経験を積んで場数を踏むしかない。(余談になるが、かれこれ20年近く前のMPは、年齢に関わらず、玄人然としていてサービスがいい=何でもさせる覚悟ができている娘が高い値段で、若く素人っぽい=この仕事に日が浅い娘は値段が安かった。ペッブリーのMPは値段が安い上に未成年の宝庫で、現在のようにババアが安い値段でサービス良く尽くしてくれるというようなところではなかった。一流のMPは若年の娘がいない代わりに、客のあらゆる求めに応じるプロに徹していたものである。現在はサービスが悪くとも、若くてきれいというだけで値段が高いのが普通になってしまった。ペッブリーの未成年MP嬢でも、要求をすれば一生懸命に客を満足させようと努力したものである。今の娘のように、それはダメ、これはダメなどと言わなかったものだ・・・今昔の感がするが、これも仕方がないところか)

困った御仁たち
 自分の金を使って遊んでいる場合は外してもいい。また、機会が訪れるし、そういうのもいい経験になる。が、接待で遊びに行く場合(特に得意先や上司)、外れては困るというケースがある。普段は遊びなんて行かないくせに、せっかくタイまで来たからにはと普段隠しているエロ根性を剥き出した遊びに不慣れなわがまま上司を満足させるには、かなり苦労することがある。店で自分が慣れている顔もなかなか見せられないだろうし、自分だけがモテるわけにもいかず、時には自分の好みの女を譲らないといけない覚悟も必要であって、どうにでもなれと投げやりにもできない。困った御仁がいるのだ・・・遊び慣れていない男を接待するのは。期待し過ぎる男もいて、どうせタイ語なんてしゃべれないだろうから英語か日本語がOKな娘を探すしかなく、またそういった娘の中には狡賢い奴もいて、なかなかこちらの裏を読めない頭の悪い娘も多い。その点、日本の高級クラブの女は玄人中の玄人である。タイ娘は自分の貰える金にしか興味がないので、玄人意識が低い。使えないな。またそういうわがまま上司に限って女の扱いを知らない男もいて(要するに、遊んだことがないのだ)、彼のマナーに問題があって娘とトラブっても、とばっちりは自分に来る。実に困ったものである。こういう場合、数で勝負する店が相応しいかもしれない。(慣れている御仁にはあくびが出そうでも!)選択肢が多いというそれだけで、半分くらいは満足してくれるかもしれない。さらに、期待を膨らませてしまう結果になるか?・・・外されたときは目も当てられない・・・疲れる。外されても、それはご自分の経験のなさ、運のなさと自覚し、楽しかったよと慰めてくれる、できた人物だったらいいが。

ノー背広同盟: 
 相変わらず日本人客で遊びに行くのに背広のまま来る御仁がいる。あれほどみっともない格好はない。中国人や韓国人は最初からカッコ悪いから問題外でどうでもよろしいが、ボラれに行くようなものである。仕事のバッグまで持ってくる御仁さえいるのには驚くばかり。ネクタイだけ外せばいいものを、きちんと会社で働いてますみたいな格好で遊びに行くのは、タイではほとんど無作法に近い。やめたほうがいい。安っぽいゴム草履&白のTシャツ&Gパンまたは短パンなど着ていくほうが十倍マシだ。背広は脱ぐのが面倒くさく、帰りにネクタイを締め直すのもかったるく、下手すると口紅をつけられたり、背広は一日着ていると生地が汗を吸っているから女の香水の香りも吸いやすく残りやすくなる。いいことない。第一、見苦しい。いくら仕事の帰りに寄るといっても背広はダメだ。タイは日本と違うのだ。(といっても、一度帰宅して私服に着替えて遊びに行くと家人に怪しまれるという危険が伴う・・・ネクタイだけ外して遊びに行こう)B200同盟なんてどうでもいいから、ノーネクタイ同盟(ノー背広同盟?)というのを提唱したい。店であれを見ると(特に金魚の糞みたいに連なった背広軍団!)、何となく場違いのバカ集団のように思え、違和感どころか哀れにすら思えてくる。タイの仏教寺院でノースリーブや短パンなど着ていると中に入るのを断られる規則があるが、反対の意味で、遊び場に背広はご法度。タイ人はガイド以外、100%絶対に背広を着て遊びには行かない。ルール違反である。ご自分のためにもいいことは何もない。(高級クラブに行くときは、背広がいいこともある・・・仕立てが立派なやつに限るが)
某MPでのエピソード1
 あるMPでコンチアと談笑しながらモデルの品定めをしていたら、金を払うカウンターで一人の客がクレームをつけ始めた。何事が起こったかと居合わせた客も娘もみんな凝視。コンチアが全員、彼を取り囲んで熱心にクレームを聴き始める。客は日本人で図体のデカイ体育会系、30歳に届かないくらいの男だった。顔を真っ赤にして、かなり立腹のご様子。娘を跪かせんばかりに離さず、コンチアの制止も聞かず、一人大声で絶叫していた。唖然としたことに、日本語でまくし立てていた。英語もタイ語はわからないようだった。もちろん、誰一人として理解できない。しばらくすると、コンチアの一人が困って私に救いを求めてきた。「○○○・・・あの客、なに言ってんだかわからない・・・通訳してくれ?」関わりたくなかったが、そばに寄って言い分に耳を傾けてみた。どうやら、絶叫男、娘のサービスに納得できないから金を返せということらしい。コンチア全員にその旨をそっと伝えると、それはムリと、にべもない。私はその娘の裏を知っていた。当時、警察の高官が口説いていて、娘が他の客と座っているだけでMPを営業停止させると脅かしてごっそり時間買いするので有名だった。最悪なことに、これからそのわがまま高官が店にやってくるというところだったのだ。店では、その客が本日来店すると知るや、娘に客をとらせないように控室に隠したりして、特別待遇だった。その日はどうしたことか日本人客の目に留まってしまい、事情を知らない新人コンチアが受けてしまった。みんながそわそわし始める。私は成り行きを見守って無視していたが、内心、面白がっていた。MPで滅多に見られない余興だ。同じ日本人のよしみというのか、野次馬根性とでもいうのか、マネージャーを呼んで、「B3,500、おれが払ってやる・・・あの客に渡して、とっとと帰してやれ」と提案すると、それは申し訳ないということになって、店は半額だけ返却するということになった。(半額というのは、実は店の取り分ではなく、娘の取り分を男に渡してやれということなのだが)今度は娘が承知しない。さらに悪いことに、男は半額ではなくて全額返却を強く要求していた。例の高官が店にやってくるのも時間の問題・・・よし、おれが予約していたことにしよう。高官が来たらどうしようかと思ったが、その日本人客がどうなるか気の毒だった。皆に協力を誓わせて、別のお客が予約しているのでとその娘を連れてこさせた。絶叫男、「話は終わっちゃいねえぞ」と怒声。私は階上に向かうフリをして娘とエレベーターに消えた。そっと娘に訊くと、男は確かにヤッたことはヤッたらしい。後からマネージェーに訊くと、絶叫男はほどなく諦め、しぶしぶ半額受け取って帰っていったそうだ。「よかった。例の客、まだ来ない」「いたらどうなっていたか?」と訊いたら、「もちろん、あの日本人はまともな姿では戻れなかっただろう」とニコリともせず言う。コンチアはみんな「やれやれ終わった!」と笑いながら仕事に戻ってきていた。みんな真剣な顔だけ見せて、内心はいつ終わるかと厭き厭きしていたのだ。実際過去に、韓国人の客がこの娘にクレームをつけてボコボコにされたことがあった。台湾人も一人やられた。いずれも本当の話。店にとっては至極厄介な客だが、一方の日本人はかなり威圧的に娘に接し、顎で命令する類の男だったそうな。彼はそこの店の客層ではなかったのである。「ああいう客はペッブリーあたりのMPに行けばいいんじゃないか」とコンチアもしきり。娘は香港映画に出てくる女優みたいな顔で容姿は一級品だったが、男を鼻であしらうようなタイプの女だった。客がクレームをつけたくなるのも分からないでもない。その高官は、来店するたびに10万バーツの札束と拳銃を娘に見せて、どちらがいいかと愛人関係を迫っていたという話である。こんな女と下手に関わりあって、自分の居場所など知られていたら、どうなることか言わないでもわかるだろう。名前と携帯番号くらいなら知られても怖くはない。(携帯の番号を教えるとしたら、いつでも捨てられるプリペイドの個人用)短期滞在であれば数日中に帰国するから逃げられる。が、タイ在住で自分のコンドーに商売女を連れ込む御仁の多いのにはびっくりする。少なくとも私は避ける。その娘が自分以外にどういう客がいるか、どういう男と関係を持っているか、考えたほうがいい。外道のヒロポン軍曹のソープ道に「決して自分の住所や電話番号を女に渡さない」「プライベートで女の子と付き合わない」という項目があるが、理に適っている。中級レベルの旅行者が、安易に深入りしたくなる(つまり、遊ぶだけでは物足りなくなってきて、ちょっと本格的にパトロンの物真似ごときを始める)のがいちばん危ない。(おれはタイの遊びをよく知っている・・・)と思い込んでいる御仁よ、タイに何十回遊びに来ていても、所詮、ただのお客の域を出ないことを知ろう。タイ人の知り合いがいるだけでは何の助けにもならない。権力の前では、一般のタイ人なんて犬か猫に等しい。その娘の友だちなどを知っていてもあまり信じないほうがいい。いくら親切にしてくれた過去があっても、娘とトラぶった場合は豹変する。裏切られることもしばしばである。裏を知っていても、タイ人は口をつぐむことのほうを好む。たとえどんなトラブルに発展しようと、それはあなたの問題であり、日本人のようにお節介は焼かない。また、誰かに「トラブルがあったらいつでも相談に乗る」と言われ、いいコネができたと喜んでいる御仁がいるが、金銭的な見返りなしで誰が赤の他人を助けるか考えたほうがいい。弱みを握られたらどこまでつけこまれるか、身を持って知るべきである。こいつからは金を搾り取れるとみると、どんな職種の人間でもマフィアに近い存在になりうるのがタイ人社会である。

某MPでのエピソード2
 かなり頻繁に通っていたあるMPでのこと。ほんの気紛れに指名した娘がいた。数ヶ月に渡り、不定期に何度か相手をした。ある日、彼女から電話があって誘われた。別に用事もなかったので食事につきあった。以来、時々一緒に映画を観に行ったり、ボーリングに行ったりする仲となった。すると段々、娘の態度が豹変してきた。恋人になって欲しいという一言を待っているのだなと感じ始めた。店も休みがちになる。店ではご贔屓の金持ちタイ人の予約で埋っていた娘だった。コンチアから電話が入る。「○○・・・彼女、今日どこにいる?」なんでおれに電話してくるかと思ったが、(カネをやって、もう囲ってるんだろう?)と言いたいのだなと分かった。娘に店に行きなさいよと遠まわしに諭しても一向に行く気配がない。とうとうほとんど店に行かなくなった。大抵の男は、ここらで愛人にするのだろうなと思ったが、こちらはすでに5〜6人ほど唾をつけて“収穫”を待っている状況だった。気立てが良くて純情そうな娘だったが、タイミングが悪い。が、娘のほうはますますのめり込んでいくようだった。「おれは女房持ちだよ」とやんわり断っても、二号でも何でも構わないと甘えてくる。本人が夢を見始めたら、こちらは制止できなくなるものだということを知ったのは、店に行って他の娘を指名したら、客がいるのも構わず取っ組み合いの喧嘩を始めたときだ。他の娘も何事かと大騒ぎになり、客も大勢面白がって見ていた。コンチアが制止に入る。マネージャーが迷惑そうに、「○○・・・今日は帰ったほうがいい」と言うので素直に従った。後で聞いたところによると、娘は店からかなりお灸をすえられたらしい。嫌いな娘どころではなくて、むしろ、かなり気に入っていた娘だった。どこまでも快楽に没入してとろけるような抱き心地、北部チェンマイ出身のきれいな肌(当時20歳)、無邪気で子供っぽい性格、よくよく考えれば惜しかったが、それ以来、意識して遠ざかった。(何も自分がのめり込みそうだからと自制したわけではない)こういう娘は厄介になると本能的に感じたからである。電話が入ってもとらない。店にも行かない。数ヶ月過ぎて店に顔を出したら、コンチアが、「あの娘、田舎に帰った・・・」という。嘘つけ。他店に移っただけだろうと思ったが、黙って他の娘を物色していた。その後、風の便りで、娘は再三再四言い寄られていたご贔屓の客の愛人になったと聞いた。それも片っ端から堰を切ったように複数の男を手玉にとる凄腕を目指したらしいが、才能がなかったのか、次々と男に捨てられて、一年近く後になって元の店に戻ってきた。復帰した後に一度だけ会いに行った。かなり生活が乱れたことが顔に出ていた。以前の無邪気さはなくなって、どこにでもいる、男に恨み辛みをもったような並の商売女になり下がっていた。もう、こちらも魅力は感じなかった。テーブルに呼んだが、チップを握らせて、他の娘を呼んでいた。立ち去るときに、一言悪態をついたのが妙に後味が悪かった。その後、偶然からその娘のことを知った。何と、グラビアモデルとなって、男性雑誌のヌードモデルになっていた。かなり他のサイトにパクられたとみえて、インターネットで彼女のヌードをあちこちで散見できる。彼女、見違えたように“イイ女”になっていた。こちらは驚きと苦笑いで何とも言ったらいいかわからない。結婚したが旦那の浮気で離婚したタイの女優、芸能活動に復帰するや否や、なぜか結婚前よりもいい女に豹変してセクシーになり、あたかも、男に後悔の念を新たにさせようというような女がいるが、あれと同じだと思った。悔しいが、私もかなり後悔したと告白しよう。カネをかけたのだろう。グラビアの中の彼女は、全く別人のように魅力的だった。その後、娘は金持ち男の二号になって子供までできた。家やクルマも買ってもらい、商売から完全に足を洗い、幸せにしているという。めでたし、めでたし。(その幸福もいつまで続くか?・・・誰にも分からない)

娘の考察1: 
 やはり、タイ語ができるに越したことはない。タイ語がよく分からない御仁は、娘と一緒にいる時に携帯が鳴り、それが娘の恋人からの電話であっても分からない。自分自身がタイ語に流暢でも知らないフリをする手もあるが、読み書きができても上記のような理由でウソが看破できないことも多々ある。娘が英語のSMSを書いて携帯に送ってくる場合があるが、大抵の場合、多少、教育がある若い恋人に書いてもらっている場合も多いのだ。「知り合いの外人の夫がいる友だちに書いてもらった」「大学生の女友だちに内容を送って書いてもらった」などとウソをつく。いい加減なスペルとパンクチュエーションで書いてくる“彼女が知らないはずの英語”を書いてくる娘には、こういう裏があるのだ。また、高級有名ブランドを知っていても、タイのデパートで売っているブランドや地元のローカルブランドなどを知らない御仁は、その娘が身に着けている品々のお値段がいくらくらいか皆目無知であるが、私服を着ている娘を見て、その娘の経済状態やどういう男とつきあっているかまでお見通しのレベルにならないと、娘に裏をかかれることは必至である。日本人の男(特に中年以上)は、女房が買ってくる服がいくらかも知らない御仁が多いが、タイの遊び慣れた男はそういうところまでよく知っている。マーブンコーンあたりの金行で娘に金(きん)を買ってやっている男をよく見かけるが、客に買ってもらったものなど、特に金(きん)などはすぐに換金できるので、自分の男に何かを買ってやる資金に当てていることなど知らない。下手すると、娘の男が欲しいというものを買ってやってる場合もあるのだ。(女物の服やアクセサリーの類はいいとして、携帯など、あぶない、あぶない。だいたい、2万バーツ以上する高級携帯を商売女の誰が自分の金を出して買うものか。日本と違って、携帯はすぐに中古屋に売ることができる。換金の手段にもなることを知っておこう。また、今持っている携帯を自分の男にやるために、自分用に新しいのを客に買わせる場合もある)夜の商売に従事する人間だけでなくタイ人全般に言えることであるが、たとえ金持ちでも、自前で払うことができても、タイ人というのは他人様の金で飯を食い、酒を食らい、遊ぶことに全くためらいがないのが普通である。その図々しさには多々辟易するものがある。タイ人というのは外国人からのタンブン(お布施とでも訳すか?)とでも思っているのか、他人に金を使わせることに遠慮はない。金を貰う羞恥も断るプライドもない。タイ人と金銭のトラブルが発生するのもムリのないことである。金に対する考え方が、まるっきりちがうからだ。

娘の考察2: 
 ご存知(?)かどうかわからないが、MP嬢の間で最も人気がないのはアラブ系やアフリカ系の男(MPによっては追加料金を払わせるか、高い値段を吹っかける)と韓国人である。日本人は概して紳士的であって、アレも淡白で、金払いがよく、チップも気前がいい客が多い。が、最も危ないのは“可哀相だなあ”という感覚であり、日本人の人気の秘密は、カモにできる最上の善人であるというにすぎない。(他国の男は商売女に決してそういう同情はしない)この感覚がある紳士の日本人をタイの商売女が放っておくはずがなく、下手するとカモにされる。明らかに商売女と分かる女と言い争いをし、「ちょっと待て!!」と血相を抱えている御仁の何と多いことか。毎日どこかのコンドーで繰り広げられているお馴染みの光景である。数万円、数十万円詐欺にあった、盗まれたという人も後を絶たないが、恐縮ながら、その程度の金額で済んだのなら良かったと慰めてあげたい。コソ泥の類であり、可愛いくらいだ。本当に貪欲な商売女なら、その程度の金額ならばいつでも自分で調達できる。アメリカ系の某企業の現地法人社長の某氏、つきあっていたタイの商売女に、日本円にして約3,500万円詐欺で盗られたという外電のニュースにならなかった事件を知っているが、この女は勿論他に若い男がいて、現在も行方不明である。日本のソープで遊んだと思えば、1万、2万バーツなどさして多大な損失ではない。あちらが上手だった、高い(安い?)授業料だったと割り切るしか慰める方法はあるまい。ウソの熟練においては、日本人はあまりにも善良すぎ、到底、タイ娘の敵ではない。一般タイ人でもどこまでが冗談か分からないウソを言う習慣が日常化しており、商売女だけが特別なのではない。タテマエと本音の世界は、何も日本人の専売特許ではないのである。遊び慣れたタイ人の男はたとえ女がウソを言っていると分かっても追求はしない。聞き流して、信じているフリをする。そういうところで日本人がシリアスになり喧嘩になるところ、タイの男は手慣れているのか、騙されたフリをする。狸なのである。ただし、外国人と違うところは、その後である。タイ人の場合、商売女に騙された男は“ある種の報復”をすることがある。商売女が浮気相手の若い男とベッドの中で仏姿で発見された事件があった。犯人は見つからずじまい。女のパトロンが警察の高官だったからできる、タイならではの報復である。商売女が外国人を簡単に騙せるのは、どうせこの男は報復できるほどの権力者の知己がないと舐めてるからでもある。タイの金持ち男、特にどこにでも顔が利く男の庇護にある商売女は、それはそれは巧妙に浮気をしている。嘘がバレたらどうなるか本能的に知っているからだ。命がけの浮気ということになるから、必然的に嘘が巧くなるのだ。善良な日本人が看破できるレベルの嘘つき女は、商売女としては三流、四流と思ったほうがいい。愛人である娘の演技が巧ければ、それまでいい思いをさせてもらったからいいかと許す程度で終わりにしたほうが身のためだ。本当に腹を立てると、タイ人は何をしでかすかわからない。男でもいたら報復される覚悟が必要なこともある。経済的援助をしてきたんだから感謝されてもこんなことされる謂れはない、というのはタイ娘には通用しない。(貢いだ金額と感謝の度合いはタイでは比例しない。それだけの金がある人間に、商売女は同情の一片たりともない)
娘の実態: 
 「この娘、サービスの何たるかを知らない・・・云々」という投稿がときたまあるが、基本的に昨今のMP嬢は店のために働こうという意思はまるでなく、商売女としての覚悟もない。店もそこまで教育はしない。彼女たちは月給などないのだ。誰が店の繁盛を願って働くか?・・・MPというところは、社長からマネージャー、コンチア、メーバーン(バスタブに湯を注いで道具箱を持ってきてくれるババア達)、給仕の女、従業員全員が娘が得る金を搾取し合っているにすぎない。店は娘に何の保証もしないし、体を売る場所を提供しているだけのことである。MP嬢は、適当な男(同棲している若い男か、金銭目的のパトロン、ヒモ男、またはギック)が必ずいると思ってまちがいない。金にいつも困ってる娘はクスリや遊びに浸かっているか若い男を養育しているか、そういうことでまとまった金が必要なことが多々あるのであって、(家族が病気・・・)(両親に家を・・・)などとウソをつく。両親に家を建ててあげるなどという健気な娘は、実は特定の男とは絶対に付き合わないケースが多い。男は目的遂行のためには何かと面倒くさいからである。若い男は金がかかり、パトロンにはいつ捨てられるかわからない。娘の田舎の家に行った、娘の家族に会ったなどという御仁も信用は禁物。タイ人は家族ぐるみでウソなど平気でつく。金を騙せる奴に誰が真実を告げるか。本能的に黙ってウソにつきあう。自己保身の発達した人間関係、社会構造なので、ウソをつくことに罪悪感も伴わない。(あたしはウソが嫌い・・・)などと漏らす娘がいるが、それこそ最も巧妙なウソであって、言い換えれば、(あたしは自分のウソにつきあってくれる=助けてくれる仲間にはウソをつかない)だけなのであり、カモの男には平気でつく。男(客)は生活の手段なのであって、恋愛感情ゆえに行動していると錯覚する外国人は、当の本人がそうなだけである。(この娘、別に金銭が目的でもなさそうだ・・・)と思い込む外国人もいるが、それは、(あんたには金がないから騙してもしょうがない・・・)だけなのである。(この女、おれに惚れたらしい)と勘違いしている御仁もいる。タイ人にいわゆる“恋愛感情”などというのはないに等しいと思ったほうがいい。あるとしたら、それは“恋愛勘定”だけである。人格や性格、生き方、心情などに共感して人として惹かれていくなどという恋愛は、先進国家の幸せな生活を営んでいる人間たちの贅沢な部類に属する高尚感情であって、タイ人は打算的で実用的、前近代的なオスとメスの関係に近いのだ。性的嗜好というのは高い学歴の人のほうが倒錯率が高いが、タイ人はセックスに関しては、至ってノーマルな(あえて言えば愚鈍に近いほど古めかしい)考え方しか持っていない。我々外国人がタイの女に惹かれのはある種の異国趣味であり、昔の日本人の女のような奥ゆかしさを見るからであり、非日常の与える思いがけない楽しさであり、未知の個体だからにすぎない。タイの風呂屋に関していえば、その昔、20年近く前のほうが現在よりよっぽど楽しかった。商売女はわがままに振舞うことが許されず、男の求めに素直に従い、自分の人生はこの道に入ったら死ぬまでこのままと覚悟をし、男の妾になりたいなどという大それた考えも起こさず、実際まともな人生には巡りあえず、ひたすら、男の性的玩具として献身するのが普通だったからである。昔のMP嬢はそれはそれは現在のMP嬢には考えられないほど従順で床上手であり、男の求めるがままに何でもした。要求に素直に従うことで、一生懸命にあなたの奴隷に徹しますという信条がMP嬢の覚悟にはあったような気がするのだ。ひとえに男が商売女相手の遊びが下手になったからではないか?・・・遊ぶ側のレベルが落ちれば、商売女の質も当然落ちる。タイ人はただでさえ短絡的なのだ。田舎から都会に働きに来た娘はそれだけで劣等感があって見返してやりたい意識が強く、商売女としての覚悟もできないまま、世の中を知らずに大金を手にして勘違いする。商売女を食い物にしているヒモ同然の若い男に貢ぐ娘、クスリに浸かる娘、カモ男から金をむしることしか知らない娘、詐欺師同然の娘、タイ語を解さない外国人の男なんてタイの娘たちに言わせたら、それこそ最も騙しやすい、ほとんどバカな善人である。同棲していて娘を信頼している御仁もいるが、異国の男に心から人生を預けるようになれるには、それ相当の見返りと保障がなければいけない。タイの女の人生は、恋愛以前に家族やその他諸々の問題がありすぎるのが普通であることを忘れないようにしたほうがいい。タイ人の社会は、『善人になるより悪人になるほうが遥かに楽であり、金になる』世界であり、商売女の中で最も同業者の尊敬(同時に妬みも買う)を集める娘は、巧妙に男を騙して大金をせしめている女であり、その犠牲者の中で最も割合が高いのが、外国人なのだ。(相手の連絡先がわかったら本当のことを教えてやりたいものだ)と憐れみを禁じえない“寝取られ亭主”を十指で足りないほど個人的に知っているが、当の本人は本当に無知なのか、疑いすら湧かないのか、他人事ながら呆れ果てて絶句するケースもある。タイでしかできないアヴァンチュールを楽しんでいるのだから余計なお世話かなとも思うが、ほとんど、立派に犯罪である。ビギナーはまだ用心深さが残っていて無難な店で遊ぶから騙される確率が少ないが、ちょっと慣れてきた中級者以上にそういうケースが多くなるのは皮肉なことである。半端な経験と知識があるために、却って、(おれは慣れているから大丈夫だ)と妙な自信があって、コロリとやられる。巨万の富があって毎日女遊びにうつつを抜かし、すでに愛人を何人も囲っているタイ人の金持ち男ですら見極めは難しいと知ろう。タイ人は、騙す人間を賞賛こそしないがしょうがないと半ば諦め見下しており、騙された人間にも同情はしない。そんな娘に関わってお前さんはアホだと騙した人間以上に軽蔑するだけである。

本当の一般人: 
 中には幸せな家庭を築いて立派にやっているタイ娘がいることも記しておこう。平凡ながらそういう幸せを掴みとる女性は、よほど中身ができているにちがいない。知り合いのタイ人の娘さんに有名なビア・シンで働いていた人がいる。稀に見る美人でビア・シンの部長に二号になってくれと口説かれたそうだが、彼女、幼なじみの教師をやってる薄給の男と結婚した。私も実際会ったが、ものすごい美人で、その部長どころか私が囲いたかったくらいだ。実家はさして裕福ではなく比較的貧しいほうだが、この娘さん、身持ちが良く、性格が良く、結婚式の出席者全員の羨望を一身に集めていた。と同時に、「よく妾にならなかったねえ」という驚愕のほうが出席者の関心を集めていた。こういう娘と知り合うことができたら、まさに、“ラッキー”という他はない。(結婚する破目に陥らないように、いい加減に別れることができるか、捨てることができる娘のほうがありがたいという御仁には、こういう娘は別の意味で厄介かもしれないが・・・そういう御仁は玄人中の玄人か、限りなく素人に近い玄人か、どうでもいい素人で我慢しよう。日本にすぐ逃げ帰れる御仁は、後腐れなく捨てられるから羨ましい限りである)

偽の関係: 
 スワンナプーム空港(以前ドンムアン空港でも!)に行くと、出迎え・見送りで外国人の男とタイ娘が再会・別れを演じている光景によく出くわす。中には本物(?)の恋人同士もいるだろうが、商売女もさぞ多いことだろう。現地妻よろしく、年に何回かタイを訪れるだけの外国人男は、ワクワクしながら空港に降り立つことと思うが、待っているタイ娘を観察してるいると、これが実に様々である。中には、カモの男の出迎えに実の恋人に空港まで送ってもらう娘もいるし、見送りに来て、実の恋人と一緒に帰る娘もいる。豪腕の娘は、実の恋人を義理の兄・親戚・叔父、女友だちも連れてきてその恋人などと偽って一緒に同伴させるケースもある。出迎えでカモ男を待っている娘を観ていると、携帯で話などしていることが多いが、大抵が実の恋人だったりする。男も娘にカモがいることなどは先刻承知であり、知らないのはカモ男本人だけなのだ。外国人の最も理解に苦しむタイの慣習は、血縁でもないくせに、平気で誰かを「お兄さん」にしたり、「弟」にしたり、親類に仕立て上げることである。とある白人男性でちゃんと正式にタイの女性と結婚、子供もでき、かなり立派な家まで買った人がいる。この女、兄さんと呼ぶ男と自分の両親をその家に同居させている。その同居男は実兄なんかであるはずがなく実は長年つきあってる彼女の本命の恋人なのであるが、誰も真実を告げてやる人がいない。この白人男、可哀相なことに生涯かけて築いた財産を全て二人に進呈することになるかもしれないのだ。

フェーンという存在
 タイ語の『フェーン』というのは、恋人又は夫・妻のことである。これは誰でも知っている。が、実態を知っているかというと、必ずしも外国人には理解されていないような気もする。これほど便利な言葉はちょっと見当たらないというくらい、男女の関係を表す言葉として、実に実態の不可解な単語である。日本人の場合、正式に婚姻関係のある配偶者と恋人ではかなり意識の中で違いがあるが、タイ人の場合、正式な夫婦の場合もあれば、内縁の夫又は妻(つまり、正式な婚姻関係はない)の場合もあれば、同棲中の相手、同棲していない恋人、一方通行の片思いの相手や、金銭目当ての愛人、肉体関係がなくて同性愛者でもないくせに、同居している同姓の相手のことや、本物の同性愛者、セックスフレンド(この場合、『ギック』という言葉もあるが)、全てまとめてフェーンという。この解釈を広げていくと、ほとんど友人以外は誰でもフェーン(恋人)と呼べることになり、また誰もフェーン(夫又は妻)でない、ということができる。かなり便利である。だから、「あたし、フェーンがいない」というのは事実でもあり、本人はウソをついている意識もなく反面真理であって、反面出鱈目である。また、タイ人にとって恋人は一人という節操が大昔からないのだろう、すでに何人もいるにもかかわらず、必要とあれば新しい恋人をつくる。タイの娘に「恋人はいるのか?」と訊く御仁が多いが、これほど身の程知らずの質問もない。訊いてどうするのか?・・・どうせ外国人には実態などわかりゃしないし、本当のことなど誰が言うものか。あなたが声をかけるくらいだ。よっぽどの醜女でない限り、タイ人の男が放っておくはずがない。あっさりと本当のことを言う場合は、相手にされていないだけである。客以上の身分になりたいほど興味があっても、客の身分で我慢しよう。そう・・・我々の大半は、どんなに深くつきあっても、所詮、タイ娘の“人生における客”なのだ。田舎に住んでいる夫婦は日本でいえば内縁関係も多い。正式に婚姻していない。市役所に行って婚姻登録をするというような意識がないのだ。いい加減なのである。こういう背景があるために、田舎に旦那とガキがいて、自分だけが都会に出てきて働き、バンコクにも別の男ができて、どこかで知り合った外国人男に貢いでもらう女がでてくるのだ。確かにその女は独身である。知り合った外国人と正式に結婚したいと思えば合法的に婚姻する条件を備えている。怖いものだ。タイ人と外国人が結婚する場合、タイ人側に必要な書類に『結婚具備証明書』というものがある。市役所が発行する独身証明書である。これがまた、市の職員のこづかい稼ぎに悪用されるケースも多々あるのだが、内縁の夫&ガキがいる女でもこれさえあれば正式に外国人と結婚できる。また、タイ人は、ころころと名前を変えることができることも知っておこう。日本の場合、それ相当の理由がなければ本名を変更することは極めて稀で、受理されることも難しく普通はありえないが、タイでは簡単にできる。親のつけた名前が気に食わないというだけで、商売女などはよく本名を変える。余談だが、新しい恋人ができるたびに本名を変えていた娘もいた。タイ人のあだ名というのもよくわからないものがある。氏名が長くて呼びづらく、覚えづらいということであだ名で呼び合うのがタイの習慣であるが、子供の頃に親がつける場合、同じ人物で複数のあだ名を持ち、職場(商売女の場合は店によってあだ名が違うことが普通・・・いわゆる源氏名である)でのあだ名、友人間で、別の恋人で、それぞれに違う。厄介である。本人も時々まちがえるから面白い。あだ名となる単語の意味は、女の場合、本名の一部の短縮形、果物、動物、自然現象、容姿の形容語、何かきれいなものを連想させる単語、外人の名前、などである。(相手を侮辱する慣用句というのをご紹介したいが、これを口にすると、かなりトラブルを引き起こす可能性が高いものもあるので、やめておく。知らないほうが無難かもしれない。知りたかったら、知り合いの娘などに聞けばいい)

素人と玄人
 素人と玄人をどこで線引きするかはかなり難しい。殊にタイ娘の場合、その境界線は微妙なものである。例えば、店内で働いている給仕娘(デックサーブという)は素人だろうか。娘によってはタダでできる場合もあるが、玄人より高い値札をつけている場合もある。普段は小さな会社でOLをやってるが、時々援助交際コーヒーショップで客をとっている娘を素人だというのか、なかなか難しい。給仕の娘などは玄人以上に客とつきあって外国人の玉の輿に乗っかろうとしている。中には乗っかってしまう娘も少なくない。どんなに安月給の外国人であっても、そこらへんのタイ男よりは金がある。大してモテない白人中年男がタイ娘に夢中になるのもわからないでもない。素人ヅラしている娘の中にはそういうブランド(素人安心マーク=素人だから騙さない)で売っている娘も多く、実はすでに亭主&ガキがいたりすることも多々ある。オークションで最安値しかつかなくとも生活を保証してくれる男の性的アクセサリー(=妻)になるというのが最も相応しい言い方か。年齢もあまり関係ない。15歳ですでに男を複数手玉に取っている百戦錬磨の娘もいる。30歳にもなってこの国の他の女の人生がどういうものか知らない、世間知らずの白痴的素人女もいる。一握りにすぎない中産階級以上の裕福な家庭に生まれ育った娘は例外としても、経済的に困窮していない娘など、ほとんどいない。どういう職種であれ、男となると頭(アソコ?)がおかしくなる娘もたくさんいる。金持ち娘は男に関して言えば、オークションで最高値がいくらつくかしか興味がない。商売女よりもさらに計算高く金権主義的である。男で人生が決定するから仕方がないが。男であっても女であっても、タイ人のやることなすこと全てが外国人の我々には非常識としか思えないことだらけである。外国人の我々の常識で量ると最も危ない大いなる勘違いにつながるかもしれない。(“アンタはあたしの銀行”と公言してはばからない娘もいる。男は貸し付けた利子を、セックスで受け取るみたいな・・・が、返済がきちんとなされるかどうか疑問で、男は高利貸しになりたいところ、低金利に甘んじなければならない場合もある。厄介である。これが男を浮気に走らせる一大要因にもなっていることを、タイ娘に理解して欲しいものである)

総論: 
 こういうことを承知の上で遊んでいると、タイ娘のやることなすこと見透かすことができて、裏を読んで行動できるようになる。窮することも減る。誤解は無知からも起こる。腹立ちは無理解からも生まれる。深く理解すればどんなトラブルもある程度は事前に回避できるようになる。せっかくタイにいながら毎日日本食を食らい、日本の新聞を読んで、日本のテレビを観ている御仁よ・・・タイ人の食ってる飯を食い、タイのヒット曲や演歌に耳を傾け、タイの連続テレビドラマを観て、タイの三面記事に目を通そう。機会があったら有名リゾート地だけではなく、田舎に住んでいる普通のタイ人の家に居候してみよう。タイ人の精神が理解できるようになったら遊びも変わってくるだろう。豪勢なホテルに泊まって金持ち並の食事ををしている日本人が、たかだか1,000バーツでゴタゴタ腹を立てる姿に接したタイ人は全く理解できないのだ。ケチを通り越して醜悪なのである。20バーツ足らずのチップを得るのに、給仕がどのくらい困窮に耐えているか、外国人は知らない。と同時に、絶句するほど巧妙な騙しで近づいてくるタイ人を、かくも簡単に気安く受け入れるのも外国人である。騙す方が悪いのか、騙される方が無防備すぎて非常識で無知なのか、判断に迷うところだ。玄人と素人の区別も難しい。素人だからと安心している場合があるが、素人であっても、田舎の両親に子供を預け、地方(または国外)に旦那がいて、バンコクに別の男がいて、あんたは金の成る木だというケースはざらである。年に数回タイに来るだけの外国人に、いったい、何がわかろう?・・・パッポンやナナ、パタヤあたりでタイ娘と知り合って、事実を知らないまま何年にも渡って援助を続ける白人男(大半は中年以上の離婚経験者)の数多いこと・・・日本人も決して例外ではない。日本人の男を騙し続けたある商売女の言葉。「日本人の男って、みんな、“キー ソンサーン”よね・・・」(キー ソンサーン=同情心が不必要に強い意)が耳に残って離れない。惚れた弱み、娘の言うことを鵜呑みにして同情したくなる、これがタイ女の最大の武器であり、直接何かを要求する代わりに、困窮した話を聞かせるだけで、男が勝手に自分から援助を申し出る筋書きなのだ。「だったら、おれが出してあげよう・・・」という気になり、実際に金を出してやる男の何と多いことか・・・(実際は、男がどうするか試しに口に出してみるだけなのだが)女にしてみれば、(あたし、何も欲しいって言ってないのに、あんたが勝手に自分でくれたんでしょ?)と解釈するのをご存知か?・・・娘は悪いことをしたと煩うことなしに、男が勝手に自分で深入りしていくのである。あなたがいなかったら娘はどうなるか?・・・どうにかするさ。他のにするだけ。なにも、男は“あなた”だけではない。

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