100%愛かもね!・・・でも擬似恋愛! BY;カツ |
prologue 今回私がバンコクで実際であった女の子の話を、形で残そうと考えた。外道の細道で出て来るneguroさんの名作(パンちゃん物語)に影響を受け私も小さな擬似恋愛を書き下ろそうと思いました。neguroさんみたいに、読者を釘付けにするような文章や、美しい表現も私にはできないかもしれませんが、ありのままを自分なりに考えて書き下ろして行きたいと考えています。今回、外道さんには親切、丁寧に色々お世話になり,この場をお借りいたしまして御礼申し上げます。本当に有難うございました。カツ@ |
|
外道の細道 |
第1章(彼女との出会い) |
彼女との出会いは、3年前に私がバンコクに訪れた時の事です。私は、SHU兄貴、HIRO兄貴と何時も一緒にバンコクに来ていた。初めてつれて来てくれたのも両兄貴です。この街バンコクに今では20回遊びに来ている。初めてバンコクに来たのは5年前で、それ以来本当にはまってしまった。3年前遊びに来たとき、であった女の子、名前はトムちゃんです。ユーロマッサージで働いていた。旅行の最終日に私とHIRO兄貴はユーロに向かった。店内に入り写真を見て2人は女の子を選び私はトムちゃんを選んだ。写真より実物のほうが全然可愛くて、私のタイプだった。日本語はまったく喋らないが、会話は何とか成り立って楽しい時間をすごした。目が大きくてスタイルもよく、気の優しい彼女に私は一瞬ではあるが恋に落ちた感覚に陥り、最終日に出会った事を心の中で強く後悔した。もっと早くから出会っていたら。。。なんて事を一瞬思った。2時間後お店を後にするとき部屋を出て階段まで見送りに来てくれたとき、私は彼女に言った。今日私は日本に帰る。フライト時間まで6時間ある。一緒に残りの時間をすごしたいけど、どうにかならないかな?って一生懸命伝えたが意味が通じない。あたりまえだ!日本語で言っても伝わるわけがない。でも私の必死さを察知したかのように、日本人のオーナーさんの所に行って話したら?みたいな事をジェスチャーで彼女が言う。そのオーナーに私は、トムちゃんの事がメチャクチャ気にいり、今日どうしても残りの時間を私は過ごしたいので、お金を払うから彼女を休ませてくれないかと無茶苦茶なお願いをしてみた。オーナーは最初戸惑っていた。私がOKっと言っても彼女がOKじゃないと無理だし、彼女たちも仕事しないとお金が。。。って言った。じゃー彼女がOKならば、私が彼女にお金を払えばOKなのか?って聞いてみたら、オーナーは本人に聞いてくるから少し待っていてくださいと部屋をでて行き、数分後戻ってきた。 彼女もOKって言ってるみたいだし、今日は女のこの出勤人数も多いので、どうぞって言ってくれた。うれしかった。私服に着替え私の前に現れたトムは最高の笑顔で私の腕にしがみついてきて、私とHIRO兄貴と、トムはユーロを後にした。3人でタクシーに乗りMBKに向かい買い物(お土産)がてら昼食をとる事に。HIRO兄貴のお気にのSOちゃんもMBKで合流する事になった。4人でタイBBQを食べHIRO兄貴と私は別れ別々の行動になる。トムと色々買い物を楽しんだ。トムに欲しいものがあれば買ってあげるけど?っと聞くと、特にないみたいでいらないよって言う。普通何でも買ってあげるよって言えば嬉しいって言って引きずり回されるのにトムは何も言わなかった。MBKを後にしてタクシーでホテルに向かう。時間は夕方近くでバンコクの渋滞に捕まってしまう。外は大雨が降ってきた。車は15分で800mくらいしか動かない。痺れをきかせたトムが50Bを運転手に渡すとGOGOって外に出てって言う。大雨が降っているのに。。。一瞬で2人はびしょぬれ。私の手を引っ張りながらトムは走る。頭からつま先まで雨でびしょぬれ。地下鉄の入り口までようやく辿り着き2人はお互いの顔を見詰め合って大笑い!びしょぬれだね!でもこの方が早いよ!ってトムが言っていた。時間ないからこの方がいいよ見たいな事をトムは言っていた。確かに私には時間がないから、このままタクシーに乗っていたらホテルまで1時間はらくにかかってしまう。でも雨の中傘もささずに走る事はないっと思いながらトムの言いなりに。。。びしょぬれのまま電車に乗り2人はホテルに着いた。部屋に入るなりトムは私の服を脱がし、早くシャワーに入るように言って来た。私がシャワーを浴びているとトムも入ってきて一緒にシャワーを浴びる。シャワーに打たれながら私たちは抱き合いキスをした。無心だった。何もかも忘れていたような気がする。シャワーも止めずにトムを抱きかかえベットに行き、うすくらい部屋の中で2人は流線型になった。絡み合う舌、指先、胸から伝わるトムの鼓動、私は夢中になっていた。お店で初めてトムを抱いた感じではなく本当に一つになっていた感じを、感触を今でも鮮明に覚えている。外は雨の音と雷の音が凄い。2人は絶頂を向かえうなだれるようにベットに横たわる。無言で抱き合い見詰め合うとなぜだか笑顔が2人から出ていた。その後食事をして私は日本に帰った。 |
第2章(彼女への思い) |
日本に帰ってきてからも彼女の事が気になる。早速聞いた電話番号に電話をしてみると彼女が出た。ハローカツ!電話の向こうでトムの声が聞こえた。 無事に日本へ帰ってきたことを告げた。トムは私に仕事頑張ってね!身体に気おつけてね!って優しい言葉を投げかけてくれる。そしてバンコクに早く戻ってきてまた私と逢って下さいね!見たいな事を言っていた。私は心からうれしくてたまらなかった。 今までバンコクでタニヤの子や、MPの子、GOGOの子と色々であって来たが今回トムに抱く気持ちを彼女たちにはなかった。電話番号を聞いて電話をした事も何度かあったが、愛しく思った事はなかった。また逢いたいと思った事も何人かはいたが、トムに逢いたいっと思う気持ちは、今までにないくらい強い気持ちで本当に自分でもわからないくらい彼女にのめりこんでいたかもしれない。不思議な女だ。人それぞれ好みやタイプがあるから絶対とはいえないが、トムは可愛い!っと誰もが言う。あくまでも私が思う事で絶対ではない。彼女は毎朝9時に起きて身の回りのことを済ませ11時に仕事に行き、毎日23時まで仕事をしているらしい。 日本とタイでは時差が2時間ある。タイのが2時間遅い。したがって日本時間11時が彼女の起きる時間なので私は11時になると何時も彼女に電話をする事に、そして彼女も私からの電話で目を覚ます日々が続いた。言葉は通じないが数分の電話で話す彼女との会話がとてつもなく嬉しく、私には幸せな時間だった。 トムが仕事を終り電話をしてきてくれる事も何度かあった。ハローカツチャン!ゲンキデスカ?っと日本語で!えええ!トムが日本語で話すなんて!ビックリだ。 簡単な日本語も喋らなかったのに。後から聞いたら少しずつ勉強しているらしい。私はタイ語が喋れないので私も努力しなければ。。。なんて思う瞬間であった。 2人の会話は元気か?御飯食べたか?体調は良いか?仕事頑張ってね!という感じでたわいもない会話しかない。それでもお互いが満足していた。 SMSでは I love u katsu-^^- I miss u katsu-^^-の2パターンがトムからのメールだ。英語は話せても、英語が書けないって彼女は言っていた。 でもそんな簡単なメールに私は心の底から嬉しくて、嬉しくてたまらなかった。私の心は完全に彼女に奪われていた。当時、日本に付き合っていた彼女がいたが、私の心の中にはトムのほうに心が行っていた。近くにいる彼女。遠くにいる彼女。複雑であった。当時の彼女は23才でそれなりに可愛い女でした。私のマンションにもよく泊まりに来るし、デートもするし普通のカップルで、夜の営みもそれなりに相性もよく普通に付き合っていたが、どうしてもトムの魅力にはまって行く私がいて、デートの回数も、夜の営みも少しずつ減っていった。それほど私はトムに引かれていった。そして他愛もない事から口論となり結局彼女とは2年近く付き合ったが別れる事に。私はますますトムへの気持ちが大きくなり押さえ切れない気持ちで一杯。前回初めてトムと逢ってから3ヶ月がたつった時、再びバンコクに舞い戻る事に。私は彼女に対して、彼女がしている仕事に対して、100%の理解をしている。ジェラシーなどない。そこに感情を持ってゆくならば、私とトムの間には恋人同士の関係は成り立たない。もしくは、仕事を辞めさせ毎月彼女にお金を仕送りして、何不自由のない生活を保障してあげないといけない。私にはそれはできない。してあげたいと思っても。。。ならば彼女のことを100%理解してあげないといけないという事になる。でも心の奥底には自分だけのトムでいて欲しいと言う気持ちはあるが、あえてその気持ちを抑えておこうと強く決めている。 |
第3章(再会) |
旅立つ前日にトムに連絡をする。SMSでは事前に連絡を取っていた。電話で明日行くからドムアン空港にPM18:00に待ち合わせをして電話を切った。 今回は一人でバンコクに向かう。何処となく私は緊張していた。今までは兄貴たちがいたから、後ろをついて行くだけだった私なので若干の不安もあり、緊張もしていた。一番心配だったのはトムと無事出会えるか?本当に時間にトムは来てくれるのか?いなかったらどうしよう?っと考えていた自分を今でも覚えている。 仮にいなかったら仕方がない。。。あきらめるしかないし、またいい女でも捜せばいいと心に言い聞かせていた。 イミグレをでていよいよトムに出会える瞬間が来たが、人が多すぎてどこにいるのかわからない常態だった。取りあえず外にでてタバコを吸いながらトムに電話をするが出ない。呼び出しはなるが電話にはでなかった。時計を見ると約束の時間まではまだ20分ある。まだまだ時間はあるのでゆっくり待つ事にする。 5時間近くタバコを吸えなかったので肺の奥まで煙を吸い込むと少しむせた。 約束の時間5分前に私の携帯がなる。トムからだ!1コールで電話をとるとタイ語でなんやら早口で喋っている。私には意味がまったくわからないしどうすればいいのか?困ってしまう。入り口に立っていた男性(タイ人)に私の携帯をわたしトムと喋ってもらう事に。2人は早口でなんやら会話をして数秒で電話を切った。 男性が外を指を刺し、そこでタバコでも吸っていろ見たいなジェスチャーで言う。10分待てと言っていた。 私は外に出て再度タバコを吸う事にする。外は独特の匂いと、暑さで少し汗ばむ。10分がやたら長く感じて暑さに耐え切れなくなった私は再び空港内の中に戻り外をきょろきょろ見渡しながらトムを探す。約束の10分が過ぎて再度指定された喫煙場に向かうとヤハリまだ来ていない。。。くる事は確信できていたがヤハリ不安でたまらなかった。時計を見たらすでに20分が過ぎまだ姿が見えない。電話をしようと何度か思ったが、なんかかっこ悪いし電話はしにくかったし、言葉が通じないから無駄って事が頭にあったからあえて電話はしなかった。回りには色々な国の人がいて、ある外国人に(お前は誰か待っているのか?)みたいな事を言われ、私はその通り、彼女を待っているんだけどもうすぐ30分になるって何とか英語で話、外国人の方も理解してくれたみたいで、そうなのかみたいに言っていた。 何処から来たのか?名前は?年はいくつだ?見たいな他愛もない会話をしていたら後ろから私の肩を誰かがたたく。振り向いたら花束が!そして花束の横からちょこんと顔を出すトムがいた。3ヶ月ぶりの再会に私はトムを抱きしめてトムーーーーって抱きしめた。相変わらずいい匂いがして、胸のふくらみが私の胸板に当たる。話を聞いたら、渋滞でタクシーが動かなかったらしい。で途中で花を買ってきたから少し遅れたの。。。ごめんねって言っていた。言葉がわからないから私が推測で考えた事である。改めて花束を受け取る。私は今まで生きてきて花束をもらう事は初めてで、恥ずかしいと言う感覚に、そして同時に嬉しいと感覚を感じた。 タクシーに乗りホテルに向かう。車内ではトムがしきりに話しかけてくる。表情からはもの凄く嬉しそうで、はしゃいでいるように見えた。 そんなトムを見ていると幸せだと感じる自分が嬉しかった。幸せはなるものではなく!感じるものだと思う。 ホテルに着きチェックインを済まし部屋に入る。今回トムにお土産として、和柄の巾着袋と浴衣と帯と女の子用の下駄?のセットと指差し会話帳を買ってきた。 浴衣って行っても高額なものでは無くセット価格で安いものだった。丁度日本も夏の始まりで浴衣が安く売っていたので、これは喜んでもらえると思いトムの顔を思い出しながらどれがにあうかなーっと想像しながら買って来たものだ。浴衣を見るなりトムは大喜びで着ていた服を全部脱ぎ捨て、袖を通した。 帯はわかりやすい説明書きがあったので何とか私が巻いてあげる事ができ、浴衣を着終わった姿を改めてみたら。。。完璧だった。もの凄くにあっていた。トムも鏡の前で大ハシャギで部屋中を歩き回って喜んでいた。こんなに喜んでもらえるとは思っていなかったので私は心から嬉しかった。 御礼のキスもこれでもかってされた。帯を外し浴衣を丁寧に脱いだトムと一瞬目と目が会った。トムは私のところに来て私の服を脱がしベットに。。。 私の汗ばんだ体中を何かを確かめるように愛撫するトム。シャワーに行こうっと行ってもNO!と言うトム。私の暑く膨らんだ場所に顔を埋め優しく丁寧にキスしてくれた。私は感情を抑える事ができずに、トムの身体に溶け込んでいくように、白く透き通ったトムの身体に溺れるように身を沈めていった。 3ヶ月逢えなかった欲求が今この瞬間爆発してしまった。自分でコントロールできなかった。ただトムを愛している。。。ただそれだけだった。。。トムは、私の欲求を全て身体で受け止めてくれた。今まさに幸せを100%感じていた。その夜は、色々話をしながら食事を楽しみ、ホテルに帰り、私たちは身体と身体を絡ませながら長い夜をすごした。100%愛に支配されていた。擬似恋愛だと頭ではわかっていても、考える事さえできない状態に私はなっていた。 そして、初めて2人でバンコクの朝を向かえた。。。 |
第4章 (初めての朝) |
前日の夜は幸せを100%感じた夜だった。何もかも忘れてトムの身体に私は溶け込んで行った。朝カーテンの隙間から光が差し込んできて私は目を覚ました。横には天使のような顔をして、スヤスヤ寝息を小さく立てながらトムは眠っていた。トムと初めて迎える初めての朝に私は心から喜びを感じていた。嬉しくて。。。嬉しくて。。。カーテンを開けると雲ひとつない快晴!窓越しに私は背伸びをして身体全身に力を入れる。太陽から放たれる光が私の胸板に突き刺し、身体の中の薄汚れた何かを消し去ってくれているような感じだ。ソファーに深く座り太陽光線を浴びながら、煙草に火をつけゆっくり煙を吸っては吐いて至福のひと時を過ごす。ベットには天使のトムが。。。私は幸せいっぱいの気分でたまらなかった。 そうこうしているうちにトムが目を覚ましベットから起き上がってきて、私の横に来た。まだ完全には起きていないみたいで、私にもたれかかりながら眠ってしまう。時計を見るとAM9:00!まだまだ眠たいだろうから、トムを抱きかかえベットに。私はまたソファーに戻り煙草に火をつけ、朝の日差しを身体全体で受け止めながら 今こうして彼女と一緒に朝を迎えられた事に喜びを感じつつ、何時までこの気持ちがもてるのだろう?続くのだろう?考えてしまった。まだ2人は始まったばかり。先のことは全然今は考えれないし、バンコクの旅4日間(擬似恋愛ドラマ)を楽しもうという事に徹すると心に決めた。 時計は10:00を指すのに起きようとしないトム。私が起こしに行くと、今日は休むという。私は仕事に行くものだと思っていたから、その一言がやけに嬉しくてたまらなかった。 トムも目を覚まし2人で朝食を食べに1階のレストランに行く事にする。 レストランには色々な国の人がたくさんいて賑わっている。そしていろいろな国の男性がタイの女性を連れて食事をしに来ている。 当然そこの従業員に、(タイの女を買って、遊んでる)なんて思われているんだろうな。 俺もそうなんだけど。。。少し気が引ける。。。がトムは違っていた。朝からテンションは上げ上げでめちゃくちゃはしゃいでいた。サラダにヨーグルトをかけて、オレンジジュースと目玉焼きを美味しそうに食べていた。しかも私のTシャツと短パン姿で。。。どこから見てもそれデカイだろう!って誰もが思うスタイルで。。。私が恥ずかしくなるような格好で。。。でも無邪気にニコニコ笑っているトムの顔を見ているとなぜだか笑いがとまらなかった。 朝食を済ませ外に煙草を吸いに行く!トムは目と目が合った知らない人でも気軽におはよう!って声をかける!相手もそれに返事をしてくる。その事がすごく嬉しくてたまらないと彼女トムは言う。何が嬉しいのか私にはわからないが、すがすがしい気分にはなれるのは、なんとなくわかる。-^^- 煙草を吸いながら今日の予定をトムと立てる。とりあえず14時位まで寝て、マッサージ行って、MBK行って、トムのアパートに行く事になり部屋に戻る。 部屋に入ると昨日2人が燃え尽きたベットは綺麗にシーツを取り替えられていた。そのベットにトムを押し倒して朝から。。。それに抵抗する事もなく身体の力を抜いて受け入れ態勢のトム。昨日の夜はあんなに激しかったトムだか、朝はやはり少し恥ずかしそうな感じ。。。そんなトムも可愛く私は必死に腰を動かし上からトムを見つめ、下からトムも目を細めながら見ている。私は興奮していた。今まさに私の欲求が満たされている、この瞬間が嬉しくて、気持ちよくて。。。言葉にできない。トムは身体全体で私を受け止めてくれた。 |
第5章 (彼女のアパート) |
私たちは昼過ぎまで眠ってしまった。私が目を覚ますと横にトムはいなかった。一瞬部屋中をベットから見渡すがトムの姿が見えない。。。バスルームのほうで何か音がするから顔でも洗っているのだろうと思い特に気にしなかった。私はベットから起き上がり冷蔵庫に行きビールを持ってソファーに座りタバコを吸いながら乾いた喉にビールを流し込んだ。時計を見ると13時を回っていた。トムがバスルームから出てくる。(おはよう!カッチャン)ゲンキデスカ?っと最高の笑顔で私のところに来た。(ゲンキヤデ!トム!)トムは元気か?って聞くと?(サバイディー)って笑顔!今日は仕事休みだからハッピーって言っていた。とりあえず私はトムに3000Bを渡す。空港まで来てくれて1日楽しい時間をすごした料金分を。でもトムは受け取らないし、少し怒った顔をする。私はもしかしたら料金が少ないから怒っていると思い!財布から2000Bさらに出した。合計5000Bを折りたたみトムの手に握らした。次の瞬間トムは私の財布を手に取り渡した5000Bをしまう。。。私には理解できなかった。。。どうしてなんだと聞くと?指差し会話帳を開き、恋人って書いてあるページを指差しなんやらタイ語で話す。私の勝手な理解だが、恋人だからいらないって言っているんだと解釈した。OK!トム!わかったよー^^-トムも笑顔でOK!これでいいのかなーっとおもいながら少し腑に落ちない感じだがよしとしよう。トムがいらないって言うのだからいいか。でもなんかスッキリしない感じの私。。。顔を洗いにバスルームに行く。すると、昨日私が来ていたTシャツと、靴下、パンツが干してあった。さっきトムが洗っていたんだ。。。着替えは持ってきてあるからわざわざ洗ってくれなくてもいいのに。。。優しいトムの気持ちが私の心に突き刺さった。ハブラシを口に銜えながらトムに有難うって言うとトムは笑ってマイペンライ!って笑顔!いい子だ!本当にいい子だ! 身支度を済ませ私たちはマッサージへ!タクシーを拾いスリーウォンまで行く。私が行きつけのマッサージ屋に行く。トムは初めて来たみたいで少し落ち着かない様子だった。着ていた服を脱ぎ、用意されている服に着替えマットの上に寝る。マッサージが始まり私たちは至福の時間を過ごす。私はマッサージが大好きで、滞在期間は毎日マッサージに来る。トムの顔を見ると本当に気持ちよさそうに目を瞑っている。私もいつの間にか眠りについてしまう。マッサージが終り御飯を食べに行く事になりMBKまでタクシーで移動。MBKでは1Fにあるバーミー屋さんが私のお気に入りなのでそこで軽く食べて、衣服など買い物をしてトムのアパートに行く。 トムのアパートはトンローまでBTSで行き、そこからはタクシーで移動した。場所ははっきりわかるが、住所や地名はわからない。。。 アパートに着き建物を見るとアパートって言うか?マンションって言う感じの建物だった。セキュリティーもしっかりしていて外部者は誰でも入れるわけではなくガードマンに何かを見せて開錠してもらうシステムになっていた。エレベーターで5階まで行きトムの部屋に入った。部屋はおよそ15畳くらいの大き目の部屋に大きなベットが真ん中にあり、サイドにはソファーとダイニングテーブル正面には熱帯魚とテレビ、オーディオ、DVDなど揃っていて中々いい感じの部屋で綺麗に整理されている女の子らしい部屋だった。トムは何か落ち着きがなさそうな感じでソワソワしていた。シャツとか、タオルとかその辺においてあるものをあわてて掻き集め洗濯機の中に掘り込んでいた。別に気にしなくていいのに。ソファーに座りトムが入れてくれたコーヒーを2人で飲みながら会話する。ソファーの横には母親と父親の写真が飾られてありその横には妹の写真が飾られてあった。田舎の両親はフルーツ屋をやっているらしい。毎日忙しく頑張って働いているとトムは言っていた。妹は何をしているのかわからないが、トムは色々話してくれないからあえて私も聞かなかった。トムも私の事を色々聞いてくる。何をしているの?日本のどこに住んでいるの?両親の事!彼女はいるの?など色々聞いてくる。それに私は全て答えてあげた。唯一嘘を1つ。。。彼女はいないよってトムに言ってしまった。少し罪悪感を感じつつも断言してしまった。。。トムは喜んでいた。本当にいないの?嘘は無いか!ってしきりに聞いてくる。こっれってどう捉えていいのでしょうか?本当に彼女は私を彼氏と受け入れた事なのでしょうか?擬似恋愛。されど擬似恋愛。複雑な気持ちでいっぱいになった。二人の会話は盛り上がり楽しい時間をすごせた。トムが、カツ?おなかすかない?って聞いてきた。すいたよ。ジャー御飯を食べに行こうよ!美味しくて、安くていい店私知っているから。じゃー行こう!身支度を済ませ私たちは食事に行く事に。トムのマンションから歩いて2分の所の食堂に。屋根は無く開放的なレストラン?食堂?でした。トムが!カツ!何食べますか?って聞いてくる。トムにお任せするから好きな物頼んでいいよ!ビールはメチャクチャ冷たいのだけリクエストした。適当にトムがオーダーをする。なにやら嬉しそうなトム。店員がバケツを持ってきた。中には氷が入っておりその中にビールが3本。そこまでやってくれなくていいのに、なんて思いながらも嬉しかった。トムが仕込んだ事なのか、店員の気配りかはわからないが、どちらにせよ嬉しかった。乾杯をして楽しい食事が始まる。料理が適当に並んだ。どれも本当に美味しく最高だった。ビールをたくさん飲んで2人はご機嫌。お店を後にして私たちはラチャダーに向かった。ハリウッドっと言う体育館見たいな大きめのディスコに行き再度飲み盛り上がった。ここでは綺麗な女の子が舞台で踊り、バンドマンが歌い、賑やかな所でお客が溢れかえっていた。そこの従業員も顔見知りの人がたくさんいて、本当に楽しい時間をすごせた。深夜2時が閉店なので私たちは30分前にハリウッドを後にした。タクシーを拾いトムのアパートに戻った。部屋に戻りシャワーを浴びた。私が入っているとトムも入ってきてシャワーを浴びながら私たちは1つになった。シャワールームにトムの声が響き渡り私立ちは絶頂を迎えた。シャワーをでて、冷たいビールをトムが差し出してくれて、乾杯をして再度飲みなおした。ベットに全裸でお互い潜り込み私たちは眠りに着いた。今日も楽しい時間を有難う。トム。 翌朝はなにやら物音で目を覚ます。トムが食器を洗っていた。ごめんね!起こしてしまったかな?っとトム。時計を見たら9時を回っていた。彼女は仕事に行くため身支度を急いでいた感じだ。私もベットから起き上がり顔を洗って服を着て出てゆく準備を急いだ。トムも準備ができたみたいで、私はホテルへ!トムは仕事へ!タクシーを拾いトムのマンションを後にした。夜ホテルに12時くらいになると思うけど行ってもいいかな?ってトムが言う。勿論だよ。待っているから一緒に食事をしようと約束をした。 |
第6章 私の気持ち |
彼女への思いはますます大きく膨らんでいった。一瞬このままこちらに移り住んでしまおうかと考えた事もあった。バカな私だ!擬似恋愛なのに。。。それほど彼女にのめりこんで行ってしまった。ホテルに帰り、少しの仮眠をとって、マッサージに出かける。バンコクのマッサージは最高だ。安くて、気持ちがよくて。彼女が働いている時間は、大体マッサージ行って、その後は罪悪感を感じながらMPに行って好みの女を選び遊ぶ。 その時は、気持ちはいいがトムのことがどうしても気になるし、考えてしまう。そこまで私が考える必要はないのだけれど、どうしても思い出してしまう。 いい事なのか?悪い事なのか?そしてホテルに帰ってゆっくり時間をすごす。 トムから電話で今からホテルに向かうからって電話があり1時間くらいしたら彼女が帰ってきて食事に出かける。そしてビールを飲んで、御飯を食べてディスコに行ってホテルに帰って、二人は重なり合う。お酒のせいもあってトムは深い眠りにつく。その寝顔を見ていたら、いろんな事を考えてしまう。 彼女の仕事を私は100%理解している。そこを理解できないのなら私たちの関係は成立しない。自分だけの女にしたいという気持ちも心のどこかにはあるが、彼女を養ってゆく経済力もない。という事は今のスタイルで彼女と付き合うしかないのだ。快楽だけを求めて2人は繋がっているのであれば今のスタイルがベストである。そんな事を彼女の寝顔を見ながら考えていた。私もいつの間にか眠ってしまって、朝彼女に起こされる。2人で朝食を食べて、彼女は仕事に出かける。 そんな3日間を過ごし私の旅は終わった。 最後の日に空港まで送ってもらう。小さな写真たてに彼女の写真が入っている。あなたの何時も見えるところに置いておいてと彼女は言う。そしてチェックインを済ませ、最後のタバコを吸いに行き別れを惜しむ。彼女の目には涙が。。。その顔を見ると私も涙が出そうになる。 身体に気をつけてね。仕事も頑張ってね。電話をしてね。メールもしてね。涙を流しながら彼女が言う。イミグレに向かい、握手をしてKISSをし別れた。本当に私も涙を流しそうになってしまって、胸が熱くなった。飛行機に乗り込み、窓の外を何も考えることなく眺めていた。イスに深く座り眠りについた。 きずいた時は着陸40分前。現実に戻ってきたんだと実感。今日から一生懸命働いて頑張ろうっと決心する。入国手続きをしてゲートを出てタバコを吸いに行く。すると電話が鳴る。トムからだ。彼女は私が日本につく時間帯を知っていたから、着いたかどうか心配してくれて、電話をかけてきてくれた。電話の向こうで I LOVE YOU!NA!KATSU!その言葉が今でも忘れる事ができない。次回は私の誕生日に行く事を、彼女に約束をした。 私の気持ち。。。100%愛してる。。。かもね!でも擬似恋愛。。。頭では分かっている。。。でも。。。 あなたの一番大事な人は?って聞かれたら。。。勿論トムだよって言える!これは本当だ! |
第7章 再び |
夏も終わりに近づき、日本も過ごしやすい季節がやってきた。前回の訪タイから3ヶ月が過ぎようとしている。その間に彼女とは連絡は取り合っている。前回誕生日に再び帰ってくるからと約束をしたが、少し早くなりそうだ。私が当時働いていたU社を退職するかもしれないからだ。縁あってW社に誘いが来たからである。まだ何も決定はしていないがおそらくそのようになるだろう。取り合えず年内は今の職場で頑張って行こうときめ、頑張った。12月になり話は急速に進み年が明けて1月末で退職する事になりました。 1月はほとんど休みで、時間も沢山あったから、再び訪タイ決定!正月は家でゆっくりして、正月気分が抜けたところで里帰り!前日まで彼女には秘密にしておき、サプライズ計画を立てる。彼女に電話をし明日バンコクに帰る事を伝えると、あっ!そうなんだ!見たいな感じで特に驚く事もなくOKみたいな感じで話は終わった。私としては少し残念な気持ちと、あまりにも普通の彼女の対応に気が抜けた。サプライズ計画失敗に終わった。空港に着き彼女に電話をして夕方に着くことを知らせる。彼女が言う。今日は迎えに行けないから夜仕事終わりでホテルにいくから!ゴメンネ!全然問題ないからね!って電話を切る。搭乗口まで足早に行き機内に乗り込み無事バンコクに飛び立った。約6時間のフライトも彼女(トム)に会えると思うと、飛行機嫌いの私だが、わくわくしてたまらない。 無事、機は着陸しホテルを目指す前に、取り合えず煙草を吸う。愛煙家の私にとって禁煙は本当にきつい時間であるから、この一服が至福のひと時である。タクシーを拾い何時ものホテルに向かう。1人旅も慣れたものだし、初めてきた時の不安は微塵もない。タクシーは軽快にハイウェイを飛ばし何時ものホテルに到着。荷物を降ろしてチェックインに向かう。フロント横にあるソファーになぜかトムがいる!カツちゃん!って笑顔で!俺は本当にびっくりした。夜来るって言っていたでしょう?なんで?って聞くと、あなたも前日まで来る事言わなかったでしょう?サプライズだって!1本取られた。。。素早くチェックインを済ませ部屋に行く。部屋に入るとどちらから共なく2人は抱き合っていた。約半年ぶりの対面!何かを確かめるように2人は絡み合い、いつの間にかお互いの服を全部脱ぎ捨てていた。何もかも忘れていた感じが今でも鮮明に覚えている。ピーンっと張り詰めていた何かが解き放たれたかのように2人は抱き合っていた。100%愛を感じている今、何の矛盾もなく、彼女を強く抱きしめた。彼女の吐息が右へ左へと徐々に大きくなってゆく。今まさに愛を感じている瞬間だ。2人は絶頂を向かえて、うなだれるようにベットに横たわる。。。お互い顔を見合わせ笑顔!何度もキスをした。 シャワーを浴びて食事をしに街にくりだした。相変わらず街は賑やかで活気があって良い感じである。歩いていると感じの良いイタリア料理のお店を発見!迷うことなくお店に入った。彼女は少し落ち着かない様子で店内を見回している。メニューは全てカッちゃんにお任せって、トムが言う。アンティパスとミネストローネ。イカ墨を練りこんだタリオリーニとイベリコハムの盛り合わせをオーダーした。 最初にスプマンテをもってきてもらい2人で乾杯!店内は薄暗くテーブルの上には小さなキャンドルがおかれており、その明かりが微妙にトムの顔を照らす。 シャワーのあとだから髪が少し濡れていて白のワンピース一枚。かわいい。本当に可愛い。私がトムをじっと見ていると恥ずかしそうに口を尖らしたり、眉間にしわを寄せたりしてふざけている。それでも私は視線をずらさないから再度乾杯をしてくる。本当に可愛いやつだ。 スプマンテのきめ細かい気泡がグラスの中で弾けるように、下から上に舞い上がる。いくつもの泡が。。。私たちは至福の時を過ごした。 食事をしながら色々話をした。何度も、何度も、有難うってトムが言う。そして、今本当に私は楽しくて、嬉しくて。。。って涙を流す。突然の涙に意味がわからない私は、戸惑ってしまった。。。気にしないで。。。ごめんねって彼女が言う。。。食事が終り私たちは街を歩いた。Tシャツを買ったり、小さな置物や、CD、スリッパなど。。。たくさん買い物をした。変える頃には荷物がいっぱいになり、かなり重たかった。突然雨が降ってきた!私たちは傘がないのであわててホテルに向かった。SOI15を雨に打たれながら歩く!突然、空に向かってトムが(I LOVE YOU KATSU)って叫ぶ!俺は、ME TOO!って叫んだ!一瞬立ち止まり、軽く唇を合わせた。今まさに幸せを感じている!100%愛かもね!でも、。。。擬似恋愛なんだよな。。。でも、本気かも!今の俺! |
第8章(誕生日) |
前回の訪タイから約1ヶ月でまた来てしまう。今回は3人での訪タイです。今月は特別な月だ。私の誕生日である。TAKASHIとNAOKIと私での旅になる。空港からタクシーに乗り何時もの定宿に向かう。町並みも見慣れた物だ。先月もここバンコクに私はいた。今年に入って早くも2回目になる。タクシーは無事ホテルに着きチェックインを済ませ各自部屋に行き、荷物を片付けてフロントに集合した。TOMとSちゃんは同じ店で働いていて後から来る事になっている。(SちゃんはNAOKIのお気に入りだ)先ずは男3人で食事をしに行く。soi11のタイフード゙レストラン”ギャラリー”と言うお店に行き、無事に着けた事と、私の誕生日に乾杯!最高の誕生日になった。私が以前から欲しがっていた”お気に入りのTシャツを”TAKASHI&NAOKIがプレゼントしてくれた。サプライズなプレゼントに私は嬉しさを隠しきれなかった。 NAOKIと私はすでに彼女がいるからTAKASHIの今夜の相手を探しにTANIYAに行く事になる。相変わらずTANIYAは賑わっていた。無事TAKASHIも彼女を見つけTomに連絡してラチャダーにあるHolly Woodで待ち合わせをした。TOMと久しぶりの再会。といっても先月あっているのだけど。。。会えない時間が私達の心を掻き立てるように大きくなってゆく。タクシーが着くとHolly WoodにTom&Sちゃんがいた。Katsuちゃん!ってTomが走って抱きついてくる。私の胸元に飛び込んでくる。少し恥ずかしい感じだが嬉しい。抱きつかれるとTomの豊満な胸が私の胸板にあたる。その感触がたまらなくいいのだ。先月会ったばかりなのにもう長い間あっていない感じがする。Tom元気か?って聞くと。。。元気ない。。。って言う!なぜ?って聞くと、3日後にはKatsuは日本に帰るでしょう。。。だから寂しいってTomが言う。 可愛いやつだ!本当に可愛いやつだ!Holly Woodの前の屋台で軽くビールを飲んで乾杯。遠くからこちらを見ている人が入る。目と目が合った瞬間こちらに向かって走ってくる。Jackだ!Katsu何でいるんだ!来るなら電話くれれば良いのに、冷たいじゃないか!って言う。Jackとは数年前から友達で仲良くしている。初めて出会った時はお互いが印象悪く小競り合いになったが今では親友だ。Jackは男前で、身長が高くいわゆる、イケメンだ!私が行くと何時もいい席を作って案内してくれる。今回は私の誕生日である事はJackも知っている。席に着きみんなで乾杯!すると花火が付いた誕生日ケーキをJackが運んできてくれて、舞台で踊っているダンサーやマイク片手に歌を歌っている女性ボーカルの人がHappy birthday to you の歌を歌ってくれて♪♪ Happy birthday dear katsu san ♪♪Happy birthday to you~っと大合唱に感激の俺!嬉しかったよ!最高のbirthdayだ!Tomからは数えきれない位のKissをもらった。周りの知らない人たちからも手洗い祝福も頂いた。今日は最高だ!本当に心のそこから嬉しいbirthdayになった。その後はがんがん飲んでkatsu&takashi&naokiは破壊寸前まで行き、Tomも浴びるほど飲んで超ご機嫌!Holly woodの舞台に上がり踊りまくり。ダンサーに負けないくらいTomはおどりが上手でsexyだ!舞台袖にいたファランからチップを頂いていた。お返しにTOMはKISSを!改めて見てもTOMはいい女だ!時計は午前2時を回りそろそろ帰ることにする。表玄関でみんなで記念撮影をしてHOLLY WOODを後にした。JACK有難う! ホテルに帰る途中タクシーの中でみんな大ハシャギ!1台に6人乗っているのだから。ドライバーはいやな顔を1つもせづにホテルがあるsoi15まで送り届けてくれたので500Bを渡しおつりはチップで渡すとドライバーは大喜び!気持ちがよく運転してくれたお礼だよ!有難うってタクシーを降りた。各自部屋に帰り、至福の時を過ごす。部屋に帰ると、TOMはシャワーに直行する。俺も入りたいけどって言うとだめ!後から入ってという!バスタブにはお湯をためておくから後からゆっくり入ってと言う。何かあるのかな?なんて思いながらソファーに座り冷たいビールを喉に流し込んだ。数分後TOMは出てきて私は風呂に入る。風呂にゆっくり浸かりリラックス。頭も身体も綺麗に洗い風呂から出ると。。。ガラスのテーブルの上には、アロマオイル(ロウソクをしたから当て水にオイルを入れるやつ)が焚かれておりレモングラスの良い匂いが部屋中に広がっていた。その横に写真たてがあり前回来た時に2人で撮った写真が入っていた。ロウソクの灯りが揺ら揺らと幻想的な感じをかもし出していた。TOMは私をソファーに座るように手招きする。横に座るとビールを差し出し乾杯!そして軽く唇を合わせてきた。何を言っているのかわからないが、タイ語でべらべら何かをいっている。Happy birth day to youだけわかった。そしてプレゼントをくれた。開けて見るとセンスの良いネクタイが。ネクタイを取り出し私に当てて遠目で見るとGOODと満面の笑顔。私自身も気に入りました。私はTOMを抱き寄せ、バスタオルを剥ぎ取りTOMの体の中に解けいるように埋もれていった。 次の朝TOMに起こされ朝食を食べに行く。TOMは11時に仕事に行く。それまでゆっくりしていてね!ってTOMが言う。 4時に終わるから今日はパーティーをしようと言っていた。実質今日が私の誕生日である。5時に必ずホテルに来るから待っていてねと念を押される。朝食後は少し寝て、TAKASHI&NAOKIと3人でマッサージに行き、MBKで買い物をしたりして楽しい時間をすごした。 約束の時間に彼女達はきた。SちゃんもTAKASHIのつれている女の子もみんな揃った所で出発!場所は何て説明すればいいのかな?川沿いにあるホテルの横から船が出ており、階段を上ってゆくビアガーデンみたいな感じの大きな船のレストラン。そこにTOMのママや親戚のおばさん、おじさん、たち5人くらいいた。発対面で私は少し緊張気味であったことを今でも覚えている。料理も美味しくお酒も入って上機嫌!みんなとも打ち解け楽しい時間を過ごした。船上からBANGKOKの夜景は格別に綺麗である。私の家から見る景色とは全然違う綺麗さがある。TOMと肩を組みながら夜景を楽しむ。船上には心地よい風が吹き抜けており、気持ちがいい!周りを見渡せばカップルだらけで、みんな幸せそうだ。船が折り返し地点まで来たらみんな船内に戻る。そこはいわゆるダンスホールがある。(船上ディスコ)みたいだ。そこで席に着くと大きなケーキが出てきた。ママからのプレゼントらしい!ありがたく頂き、またまた乾杯!ケーキとビールだけどまあいいか! 船内ではNAOKIが踊りまくりで大はしゃぎで、TOMもNAOKIと踊り狂った。楽しい2時間くらいを過ごした。 船を降りてTOMがどこかに電話を!プレゼントって言う!次の瞬間!花火があがった。大きな打ち上げ花火ではなく小さめですがカラフルな花火が20発位上がった。ママやおばさん、おじさん達からHappy birthday to katsu!って祝福!花火まであげていただいた。こんな祝福受けた事がないため心のそこから嬉しかった。NAOKI&TAKASHIにも感謝です。船を下りたすぐ横に、船上のレストランでカメラマンが取ってくれた写真がお皿の真ん中に貼り付けられているお皿が売っていたので迷わず購入した!今でも大切に持っている。 こんな素敵な誕生日を迎えられて私は幸せ者だ!みんなに有難うって言いたい。 次の日何時ものようにTOMに起こされる。おはよう!カツ!元気ですか?って満面の笑み!昨日は有難う!TOM!最高の誕生日になったよ。食事に行かない?っとTOMが言いベットから立ち上がる瞬間私も立ち上がりTOMをそのまま押し倒した。 軽く唇を合わせKISSをした。そのまま私達は朝日が差し込む部屋で一つになった。レモングラスのさわやかな香りがほのかにするこの部屋で。今まさに100%愛を感じている!でも擬似恋愛!わかっていても。。。言葉にできないのが愛!言葉では君を繋げない!行き場ない愛がとまらない!擬似恋愛!されど擬似恋愛。。。 |
第9章 逢えない? 逢わない? |
9月に入るが真夏日続く日々。前回は私の誕生日でした。最高の誕生日になりました。今回は2人で訪タイとなります。ちょうどスワンナプームが開港で到着はドムアンで出国はスワンナプームという少し不安な感じでの旅行となります。ドムアン空港はほとんどガラガラ状態で寂しい感じでした。今回同行したT氏は始めてのタイで心うきうき、そわそわしていた感じでした。空港に着きTOMに電話をするが繋がらない。プーっと音はするが電話口に出ない。タクシーに乗り込みラチャダーにあるMPのN店にいった。そこにはF氏とN氏がいて2人と待ち合わせしていたからだ。2人は3日前からBKKに来ていて私達が到着した日に帰る。4人でシーフードレストランに行き食事を済ませ私達はスクンビットへF氏、N氏は帰国の為ドムアンに。地下鉄に乗りスクンビットへ移動。そこからトゥクトゥクに乗ってSOI15まで行く。ホテルに着きチェックインを済ませとりあえず部屋に行きシャワーを浴びることにして、1時間後にロビーで待ち合わせをした。部屋からTOMに電話をするが出ない。迎えに来ると言っていたがやはりTOMは電話に出ない。シャワーを浴びて再度電話をするが今度は留守番電話になる。どうしたんだろうと気になる。約束の時間が来たのでT氏と待ち合わせのロビーに行く。 ロビーには早くもT氏は待っていた。 T氏 )TOMちゃんは? カツ )連絡とれへんねん。。。 T氏 )約束の日間違えたんと違う? カツ )そんな事ないて。。。再度携帯のメールを確認するがあっている T氏 )ふられたんじゃないですか? カツ )あほか!そんなことないよ。。。(少し心配になる) T氏 )まぁ着信履歴見てTOMちゃんからかけてくるやろうからとりあえず飯でも行きますか? カツ )そやな!電話かかってくるよな!今仕事中かもな?って思い聞かせ2人でタクシーにのりTANIYAに行く T氏 )初めてだしどきどきするよ。楽しみだ カツ )楽しんでくださいよー^^-^^- T氏 )楽しむよ!言われなくてもねー^^- って感じで話しながらTANIYAに行く。 P店に行き今回のパートナーを選ぶ。私は取り合えずTOMが気になるから飲むだけの相手をさがす。T氏は速攻で女の子を選んだ。 お店からTOMに電話するがTOMは出ない。何かあったのかな?って心配になる。3人で食事に出かける。そしてラチャダーのクラブに出かけ浴びるほど酒を飲みふざけた。途中気になって電話を確認するがTOMからもかかってこないし、こちらからかけても電話に出ない。。。時計は12時を過ぎている。。。仕事としてもすでに終わっているはずなのだが。。。 酒も入りかなりいい気分に出来上がった私は途中で彼女TOMの事も忘れて酒を飲みふざけていた。ホテルに帰った記憶がないくらい飲んできずいたら次の日の朝になっていた。ベットから起き上がると頭がガンガンしている。完全に2日酔いだ。携帯を見るが着信もないしメールも来てない。再度電話をかけてみるが、今度は繋がらなくボイスメッセージになる。 何があったかわからないが連絡が取れないからどうする事もできない。彼女のアパートも知っているが、そこに行く事は控えた。 仮に行ってそこにTOMがいたとしたらどうするだろう? いろんな事を考えたが、TOMにも事情があるから連絡を取らない。だから連絡があるまで待つ事にしようと決めた。 私の滞在期間を彼女は知っているからそのうち連絡があるだろうと考えた。 今回はT氏が初めてなので色々案内もしてあげないといけないし、私もせっかくBKKに来たのだから楽しみたかった。 4日間が過ぎ明日帰国の日。やはり彼女から電話がなくいい加減私も腹が立っていた。別に私の女という認識ではなく擬似恋愛のパートナーである認識だ。でも心は彼女にまっすぐ向いている。彼女が日本に来て私と結婚すると言うのであればそれなりに用意はしようと決めていた事は確かだ。何があったのか知らないが、連絡が取れない事にイライラが募っていた。 これで最後の電話っときめ、帰国前の夜1時に彼女に電話をする。 TOMが出た! TOM )ハロー カツ )ハローTOM TOM )カツか?元気? カツ )元気?ってなぜだ連絡取らなかった? TOM )怪我した。 カツ )何処を?病院は?大丈夫か? TOM )泣!ゴメンね。。。今回会えなかった カツ )仕方ないね。。色々あるんだろ。。。 TOM )。。。。 TOM )今度何時来ますか? カツ )12月かな? TOM )その時は必ず行くから。。。 カツ )今日今から会えないかな?アパートに行っても良いならいくけど TOM )今日は寝るからっと一方的に電話を切られる。 何かがあった事は、話している感じから伝わる。声も少し控えめで何時ものTOMとは違っているのが明らかにわかる。 でも、何があったのかわからないが、彼女から私に話すまでは何も聞かないでいようと決めた。 言いたくない事も、知られたくないこともTOMにはあるだろうし。 その夜は中々眠りにつく事ができずにベットで横になりながらボーット色々考えていた。 いつの間にか眠っていたみたいで朝の光が部屋を照らしまぶしかった。今日は帰る日か。。。寂しいよな。 TOMに逢わずに帰る。。 逢わない?逢えない?どっちなんだろう? 次回12月に来る私。。。今度は1人だ。 その時!激震が! 衝撃的なTOMの姿に、思わず涙の私と、怒り心頭の私! |
第10章 何故? |
9月にバンコクに戻る事が決定する。前もって連絡は彼女にしているが何か様子がおかしいのが受話器越しに感じる。あまり気にしないようにしたが、やはりどこか気になって仕方がない。いやな予感は結構あたる物だ。旅立つ前日の夜に何時ものように電話がかかってきた。 TOM )明日空港に行かなくても良いかな? 俺 )全然良いよ。一人で行けるし問題ないよ TOM )だよね! 俺 )大体夕方6時にはホテルに着くからホテルで待ち合わせね TOM )OK!じゃーホテルで待ち合わせね! 俺 )OK!TOM I LOVE YOU TOM )ME TO! 電話を切るが何時もと違う感じだった。。。 翌朝何時もの時間に関空につき食事を済ませ、TOMにちょっとしたお土産を買いゲートに向かった。 そこから電話をかける。今から飛行機乗るからって電話をかける。 俺 )おはよう TOM )ハーイ!おはよう 俺 )元気か?おきてた? TOM )おきてたよ 俺 )今から飛行機乗るからな! TOM )OK!KATSU! TOM )今日やっぱり会えないかも 俺 )なんで。。。忙しいか?仕事。。 TOM )うん。。。 俺 )仕事終わってからでも良いけど。。。 TOM )。。。 俺 )今日は休みって言っていたけど、仕事になったか? TOM )少し怪我したから。。。 俺 )聞いてないけど、そんな事。。。 TOM )心配すると思って。。。 俺 )病院は? TOM )OKだよ!行ったから安心して 俺 )心配だな TOM )顔が。。。泣き出すTOM。。。 俺 )OK!もう飛行機乗らないといけないから空港までとりあえず来てよ TOM )OK 俺 )何時もの場所で待ってるから。 TOM )OK 電話を切る。。。怪我?顔?病院?聞いてないよ。。。どうしたんだろう?心配でたまらない。 関空を定刻でSQは飛び立った。 スワンナプームにつきイミグレを足早に通り抜け待ち合わせ場所まで急いでいくがまだ彼女は着ていない。。。 15分位して私の前に現れた彼女を見て私は目を疑った。。。 顔中傷だらけで左目が腫れ上がって擦り傷、切り傷だらけ顎の下や頬も。。。 荷物をその場に置き、TOMの両肩をもってどうしたんだ??TOM?この顔はひどいじゃないか。涙が。。。。あふれてきた。 マイペンライ!カツ!大丈夫ってTOMは笑いながら涙を流した。。。俺も大泣き!次の瞬間何か事件に巻き込まれたのか 誰かがTOMに怪我させたのではないか?怒りがこみ上げてきた。 何を聞いても、どうしたんだって聞いても問題ないと一点張りのTOM。。。タクシーを拾いホテルまで行く。道中は無言の二人で ホテルに着き部屋に入ってやっと重い口を開いたが、何もない。心配ない。っていうTOMだが何かをかばって、何かを隠している様子が俺には伝わってくるし、どうしてこんなにひどい怪我をしたのか、させられたのか何もわからない。。。 仮に誰かにやられたのなら俺は絶対許さないと決めていたし、それが例えTOMが悪い事して100%TOMが加害者としてもここまでぼこぼこにされる事はない。もっと違う方法や手段があったはず。でも何もわからない状態で、何も多くを語らないTOM。。。 そこに苛立ちが、怒りが、俺の中で大きくなり最後にはTOMを怒鳴りつけてしまった。。。最悪。。。 でもTOMは笑顔で(カツ、問題ないから心配しないで、今度大きな声出したら、さよならだよ)っていうTOM。。。意味が。。。 わからない俺!TOMはゆっくり私のほうに来て軽く唇をあわす。I LOVE YOU KATSU! 少し苛立ちが収まりシャワーを浴びる。 シャワーを浴びながら色々考えた。。。なぜ何も言わないのだろう?何かを隠してる感じがするがなぜだろう? 見た感じでは絶対人が殴った感じの怪我だしなぜだろう?考えれば考えるほどわからない。。。答えが出ない。。 でも、その時私の心の中で少し感じる事があったがTOM本人には言わないで黙っていようと決めていた。 シャワーを出ると、私のトランクから衣類を出してクローゼットに綺麗に片付けてくれている。 今から来てゆくGパン、シャツ、靴下、パンツはベットの上においてある。。。 何時もこのようにTOMはやってくれる。本当に気の利く良い子だ。 ビールを差し出されソファーに座りくつろいでいるとそこにTOMが自分の服を全部脱いで私のところに来た。 何かを確かめるように私の体を唇でなぞる。 部屋はうすくらい感じだが腕や、脚、背中に青あざが少し見えた。。。かなりやられた感じだったが何も言わずにいた。 TOMは私にまたがり私とTOMは見つめあいながら絶頂を迎えた。 全ての力が抜け抱き合ったままの二人。。。離れることなく。。。TOMの頭を抱きかかえ無言で抱きしめていた。。。 外は何時からか雨が。。。本格的にふっている。雷と雨の音がなぜだか心地よかった。 TOMが上からI LOVE YOU KATSUってKISSをしてくれた。 シャワーを浴びて食事をしに出かける。 俺がTOMその顔じゃでにくいと思いホテル内のレストランで食事をと言うと高いから外に行こうという。 タクシーを拾い先ずTOMのアパートに向かった。着替えを取りに行く。 そして近所のレストランに入り怪我の事には触れずに、他愛もない話で時間は過ぎていった。 二人とも結構飲んでふらふらで早く横になりたい気分。。。TOMにアパート行こうよって言うと、OK! チェックビンしてTOMの部屋に。。。ベットに横たわりそのまま二人は意識がなくなり朝を迎える。。 時計を見たらAM7:00私が先に目を覚ます。TOMは痛々しい顔しながらまだ眠っている。 私は起きてシャワーをした。シャワーを出る頃TOMも目を覚ました。 今日は病院行くからここで待っていて。お昼までには帰ってくるからってTOMが言う。 TOMもシャワーをして出てゆく準備を。私はベットで再度眠りについてしまう。気がついたらTOMはいなかった。 時計は11時を少し回っていた。しばらくしてからTOMが帰ってきた。 お昼ごはんを食べて、MBK行って色々買い物をして、マッサージなどしてホテルに帰る。 その夜食事をしながら、聞いてはいけないがどうしても怪我の事が気になるから聞いた。TOMはその話はしない約束でしょう? わかってるけど気になって仕方がない。絶対誰かにやられた傷だから!心の中では俺がそいつを捕まえて、TOM以上にシバキあげ、死ぬ手前まで叩きのめしてやろうと思っていた。がTOMは突然席を立ち、タイ語でなにやら大きな声で私に言う。 その態度に俺も腹を立て、心配して何が悪い!TOMをこんなことしたやつが俺はゆるされへんねん!お前!何を隠してるのか知らんがもうええわ!帰れ!俺も腹たってきたわ!机に3000B投げ捨て店を出た。 タクシーを拾いとりあえずホテルに帰る。その日はそのまま眠りについた。。TOMのばかやろ!むかつく! 朝になり目を覚ます。携帯はTOMからの着信だらけだったがバイブにしていたからきずかなかった。 電話をしようと思ったが俺から電話するのも気が悪いしあえてしなかった。。。でもかかって来るのを待っていた。 時刻は9時過ぎ。。。朝食を食べに1階に下りる。エレベーターが開いて前のソファーになんとTOMが。。。 びっくりした。。。何もなかったかのように。聞くと朝8時位からいたそうだ。。。 ホテルはセキュリティーでエレベーターに部屋のカードを刺さないと動かないのでTOMは待っていたそうだ。 部屋には荷物があるし、電話をしても出ないから待っていたそうだ。 ホテルのスタッフに電話を部屋にかけてもらえば良いのにって聞くとまだ寝てると思ってかけなかったらしい。 一緒に食事をした。昨日はゴメンっと誤った。私もゴメン。。。言葉少なく食事が終わり部屋に戻る。 TOMは病院へ行くといい出ていった。荷物も持って出て行った。 私はあえて何も聞かずにそのまま見送った。 本心は(何時にかえってくる?どこかで待ち合わせする?)って聞きたかったが。。。あえて聞かなかったし、彼女も何も言わなかった。 残りの2日間は私からも電話をしなかったしTOMからも電話はなかった。俺はかかって来るのを待っていた。 TOMはかかって来るのを待っていたのか?どうでしょう。。。 そのまま日本に帰った。 |
第11章 狭い世界 |
日本に帰ってからなぜかしっくりこないし、何かがひっかかる。電話してもそっけない態度で出るか、なりっぱなしで終わるか。。。以前のように優しいTOMではなかった。やはり何かあったのだろう。あの怪我はひどい。言葉の壁があるから自分が思う事がはっきり言えないもどかしさもある。悔しい。。。 しかしあまりにも口を閉ざすからおのずとわかるものだ。ようは僕に知られたくないという事だ。となれば男関係しかないはずだ。しかし僕はTOMを大好きではあるが恋人ではない。TOMの生活を面倒見ているわけでもないし、僕と遊んでくれる時は私が全部お金を出すし、そんな関係だ。 でも心をTOMに奪はれている事は確かでだ。頭では理解している。擬似恋愛なんだよ。でも、100%愛している。。。難しい。。。 しかし俺が思う事が事実であっても俺は何も言うことはできない。そりゃそうだ。ただの擬似恋愛のパートナーだから。TOMにも色々事情があると思うし。 でも気になって仕方がない。。。。あの傷を見たら色々な事を考えてしまう。考えたくはないのだが色々考えてしまう。 次第に電話をかける頻度も少なくなり1ヶ月連絡をしなかった。勿論TOMからもなかたった。これで良いのかな?これで良いんだよ。。。って思えるように月日は流れて行き僕の中で支配していたTOMの存在が薄れてゆく感じを僕自身は気づいていた。最初は苦しかったが今では良い思い出になっていきそうな感じで嬉しかったのが正直な気持ちであった。これで良いんだよ。擬似恋愛の幕を下ろそう。諦めかけていたある日電話が鳴る。TOMからだ。。。 電話に出るといきなり怒り出した。 TOM )インターネット!!!!!! カツ )一瞬でわかる。。。 TOM )写真いっぱい!!!!!!! カツ )ごめん。。。 TOM )何やらタイ語でものすごい勢いで!!!!電話切る! カツ )電話かけなおすがすぐきられる。。。 これが最後の電話になってしまった。 とうとうTOMにインターネットの事がばれてしまったようだ。いずればれると思っていたがあえてこちらから話すことはないと思いはなさなかっただけの話で隠していないといえば嘘になるかな。。。。?でも相手は隠していたと言う認識なので。。。。激怒!!! 別にTOMの悪口を書くわけでもなく、変な写真を載せるわけでもなく、言うて見たら宣伝になってTOMがWEB上で人気になりたくさんお客がついたら良いことだしって位の軽い気持ちが始まりであったが。。。。彼女はとてつもなく怒り心頭で僕からの電話は2度と取ってくれなかった。 もう終りだ。。。仕方がない。。。。完全にあきらめるしかない。。。趣味で始めたホームページが2人の仲を。。。。仕方がないか。。。 勿論他の女の子も載っているしその写真を見て彼女は怒った。でもTOMと出会ってからはホテルに女の子を呼んだ事もないし、当時付き合っていた女の子(日本人)とも別れた。それだけ私は真剣だったかもしれない。バカです。本当にバカです。擬似恋愛ってわかっていても頭では理解していても。。。 時は流れ1年が過ぎた時に再度タイに舞い戻る。その頃にはTOMのことも100%忘れていたかも?気の知れた仲間たちと過ごすタイの旅行!楽しまないと。 バンコクにつきタニヤに行く事に。久しぶりに来たタニヤは少し活気がなく寂しい感じがした。 あるお店に入りみんなは早くもパートナーを選び上機嫌だ。私も必死で選ぶが、中々タイプの子がいない。。。結局そのお店では選ばないで外に出た。 友人達はそこの女の子を選びみんなで食事に行く事に。。。。僕はコンビニに行く。タバコとガムを買いにいく。友人達はレストランに先に行った。 レジで並んでいると横に中々良い女が。。。声をかけて見ると感じの良い子でした。お店は?って聞くと? 女 ) アルカディアです。 カツ ) 今日は仕事? 女 ) 今からです。 カツ ) ジャー僕とどうですか? 女 ) 良いです。お店にお金はらういいですか? カツ ) OK お店に行きペイバーして友人達が待つレストランへ行く。 名前はRISA23歳! 痩せ型で細身だが胸は大きめで髪の毛は少しブラウンでショートとロングの間くらい。可愛い女の子でした。レストランに合流してみんなで楽しい時間を過す。 その後はラチャダーハリウッドに行く。飲んだ。歌った。はしゃいだ。酔った。吐いた。もう無茶苦茶!笑う! 午前2時を過ぎホテルに帰る。帰ればやることは1つ。TOMと出会ってから初めて違う女性をよんで僕は朝を迎えようとしていた。 事が終り知らないうちに眠ってしまった。 朝になりRISAがおはようってKISSで僕を起こす。時計を見ると7時。。。私帰ります。おお!有難う。3000Bと200Bを彼女に渡す。 今日も一緒良いですか?OKだよ!っと言うと彼女はにっこりして服を脱ぎベットに潜り込んできた。 当然朝からXXXはじまる。。。一戦を交えて再び昼過ぎまで眠ってしまう。 結局RISAと2日間一緒にいた。良い子でした。素敵な子でした。でも。。。。TOMには勝てない。。。比べてしまう。。。 それから1年間の間に5回タイに舞い戻って来ては女の子を代え一緒に朝を迎えたが誰一人TOMを忘れさせる良い女に僕は出会っていなかった。 2年が過ぎようとした時電話をかけてみようと思い、かけてみたが現在使われておりません。お店にも働いていないし完全に僕からコンタクトが取れない状態になってしまった。。。仕方がない。。。。完全にあきらめる事ができた。 もう二度と会うことができない状態になってさらに彼女への気持ちが強くなっていく自分がいた。思い出だけが優しかった。。。今頃何をしているのだろう? そんな気の遠くなるようなことを考えながら僕はいつもパートナーの女性を抱いていた。抱いてるその向こう側で何かを探していたような気がする。 ネット(WEB)上の世界って狭い世界だな。。。今この100%愛かもね!でも擬似恋愛を彼女(TOM)は見てくれているのだろうか? 仮に見ていたとしたならばどう思うかわからないが、僕の気持ちは伝わるだろうか?今更どうこう言うことでもないが。。。。 次回 第12章 (時の過ぎ行くままに)最終章で究極の結末が。。。 |
SINCE 2008年3月11日 |